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全国のプロジェクト事例

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リノベーションまちづくりの取り組みの中で生まれている、全国の事例を記事にしています。
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#北九州市

「やるかやらないか、やる!」“楽しい”を共有して人を巻き込む、まちづくりのしかけ | エリア再生/中川町 福岡県北九州市(2019年掲載事例記事)

中川町ってどんなところ?かつて日本一の石炭積出港として繁栄し、日本の近代化を支えた北九州市若松区。洞海湾を挟んで若松と戸畑を結ぶ真っ赤な若戸大橋のたもとにある、古いトタン屋根の木造住宅が密集するエリアが、今回の舞台となる「中川町」です。戦後、色街として賑わったこのまちも、時代とともにその役割を失い、高齢化が進み、まち全体の約半数が築70年以上の空き家になってしまいました。 2014年より地元のまちづくりチーム「ワカマツグラシ」が、6軒の空き家をカフェやシェアハウスに改修

かつての「労働者の街」に現れた子育てママたちが輝ける場所 | 女性のための複合施設/comichiかわらぐち 福岡県北九州市(2017年掲載事例記事)

comichiかわらぐちってどんなところ? 2016年5月にオープンした「comichiかわらぐち」。もとは小さな小料理屋や居酒屋が軒を連ねる長屋物件でした。10年ほど放置されていたこの物件、当初はリノベーションスクールの題材として挙がり、エリアのリサーチがはじまりました。そこで見えてきたのは、子育て中のママが気軽に利用できるカフェなど、ママ世代の女性たちが集える場所が極端に少ないということ。子育て世代が増加しているエリアだと気付きます。 かつては新日鐵など鉄の街として

北九州を味わう宿づくり、旦過市場からはじまります | ホステル&ダイニング/Tanga Table 福岡県北九州市(2016年掲載事例記事)

Tanga Tableってどんなところ?「旅先では、その土地の食をあじわいたい」。そんな人におすすめの宿が、今年9月にオープンします。その名も Hostel and Dining“Tanga Table”(タンガテーブル)。名前の由来は、神嶽(かんたけ)川向かいにある「旦過(たんが)市場」。鮮魚・地野菜・精肉から、郷土料理の“ぬかだき”など200店以上がひしめきあう北九州の台所です。 7時から24時まで営業するダイニング(食堂)では、旦過市場で仕入れた食材を気軽にあじわ

クリエイターと街をつなぐ。北九州初のコワークスペース | シェアオフィス/MIKAGE1881 福岡県北九州市(2016年掲載事例記事)

MIKAGE1881ってどんなところ?小倉駅から徒歩7分。魚町の隣にあるみかげ通りに面した松永ビル。エレベーターで5階へ上がると、気持ちよい日ざしと、シックな赤いソファーが迎えてくれた。ここは2012年10月に誕生したコワーキングスペース「MIKAGE1881」です。7つのシェアオフィスと、フリーアドレススペースからなる空間。 シェアオフィスに入居するのはWebデザイナー、エンジニア、イラストレーター、ウェディングプランナー、スマホアプリ開発、環境コンサルタントなど。仕事