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【登ること】登山

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登山に関すること、登山のトレーニング、登った山などについて書いています
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八ヶ岳日帰り縦走に行ってきた話

登山を続けていると次第にもっと登りたくなる。もっと長い道のりを歩きたくなる。そのためにトレーニングを重ね、自らを鍛え、そして山という壮大な自然の前で、ちっぽけな自分を感じる。これはただの自己満足かもしれないが、長野と山梨の県境に南北に連なる八ヶ岳を日帰りで縦走することは、ある種の「挑戦」であり、自分自身との闘いでもあるのだ。 出発まで実は去年(2023年)の夏にも一度挑戦をした。その時はDNF(Did Not Finish)で終わってしまったので、リベンジを誓っていた。

北飯豊はいいで! 北飯豊ガイド2024

北飯豊とは 飯豊連峰は磐梯朝日国立公園内に位置し福島、新潟、山形にまたがり、南北約20km以上にも及ぶ大山塊である。その中で「北飯豊」とはどこからどこまでを指すのか?この記事を書くために北飯豊について改めて調べてみたが、どうやら明確な定義はないようだ。最も北に位置する朳差岳から順に主なピークを辿っていくと以下のようになる。 朳差岳 鉾立峰 大石山 頼母木山 地神山 門内岳 北股岳 梅花皮岳 いろいろな意見はあると思うが、この記事では梅花皮岳以北の山域を「北

中高年でもできる、山に登るための体力トレーニング

山に登るには体力が要る。体力があれば長い時間行動できたり、コースタイムより早く登れたりと良いこと尽くめだ。体力があればより重い荷物を背負って縦走することだってできるし、通常なら1泊以上必要なロングコースを日帰りだってできるかもしれない。 私は本格的に山に登り始めて10年以上経つが、4~5年前までは日帰りならコースタイムとなんとか同じくらいのペース。テント泊装備ならコースタイムより70%~80%程度の遅いペースでしか歩けないような平均以下の体力しか持ち合わせていなかった。