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大学馬術部で生きていて思うこと。

お久しぶりです。とーまです。
前回のnoteから約1年。まぁ色々ありまして、今は関東の大学に進学し、馬術を続けてます。

今日お話するのは大学馬術部で生きていて感じることを話したいと思います。

まずは馬術部に入部してから何に悩まされたって上下関係。僕は、大学に入学するまで「部活」という経験がほとんどなかった。なので上下関係がある生活などほとんど皆無だった。
先輩のちょっと理不尽なお願いも聞かないといけないとか、上下関係未経験の僕からすればなんか居心地が悪かった。

それに加え、高校までは自分は上手い方だと思っていた騎乗技術も全部ぶち壊された。周りが上手すぎる。なんで自分はこんなところに来たんだろう。めちゃくちゃしんどかった。担当馬もいないし、何故か馬割りが自分に来ないこともあった。

どんどん自信がなくなっていく自分に追い討ちをかける出来事がおきた。

同期のセレク生に担当馬ができた。


これはめちゃくちゃショックだった。自分に担当馬がいなくて同期には担当馬がいる。
めちゃくちゃ焦った。死ぬほど焦った。正直もう無理だなと思った。
そっから1ヶ月どれほど頑張っても周りから認めて貰えなかった。ほんとに努力は報われるっていう言葉は嘘なんだなと思った。そして腐って適当に乗った。余計訳わかんなくなった。

そこから1ヶ月後自分にとってチャンスが来た。

キャプテンから「障害馬を馬場調教する」というチャンスを貰った。それを聞いて問答無用で「やります」と答えた。しかしふと我に返ると自分が馬場馬術未経験だったということを思い出した。
それはもうこっから1ヶ月近くは地獄の始まり。下手くそだし乗れないし、何すればいいかホントに分からなかった。

そして馬が怪我をした。

原因は自分の騎乗技術の無さと管理不足。自分に呆れた。「俺なにしてんの?」って思った。馬にも、監督にも、キャプテンにもほんとに申し訳ない気持ちしかなった。

こんなストレスで体重が10kg減った。
そんなこんなで4月に入部した時の体重が70kg。7月頭の体重が60kgだった。食欲もなければ生きてる気がしないし、何も楽しくなかった。

そんな僕にも一瞬の転機があった。
馬場調教していた馬を障害の少年団合宿に使うことになった。
自分にとっては障害で勝負できる大チャンスだった。
そしてそのチャンスを掴み成功した。ほんとに嬉しかった。

そんなこんなで僕は今、主担当として障害馬を2頭、新馬を副担当として、騎乗している。
もちろん障害馬2頭は競技に使うわけで、先輩たちがこの馬たちに乗って競技に出る。僕は競技までにその馬たちを仕上げなければならない。本来なら先輩達が自分たちで調整するものだが何故か僕がやっている。謎だ。「こっちは1年なんすよ。」って思う。もちろん責任もあるし、もし間違ったらどうしようとかめちゃくちゃ考えてストレスに感じる。

まぁこれはめちゃくちゃポジティブに考えればとてもありがたい話なのかもしれないが、入りたて半年の僕にやらせることか?と思う。

また、大学馬術はきちんとした組織の中で、部員一人一人が、役割をきっちりと与えられ、馬に乗るだけでなく、主務や会計など事務的な作業まで全て自分たちで行わなければならない。
そんな中で僕が与えられている役職は副会計、おが屑、車両だ。
表向きに出る仕事はほとんどないが、おが屑がほんとにしんどいんですよね。おが屑がないと馬が馬房の中で怪我しちゃう可能性もあるし、絶対必要なものなんですが、まぁーしんどい。とにかくしんどい。いやほんとにしんどいんよ。(何回も言うな)

僕は大学馬術部に入って変わったなと思うことはとにかくやるしかないということ。どんなに追い込まれたってやるしかないし、やらなければ置いてかれる。腐るくらいなら倒れるまで頑張った方がいい。

僕の大好きなお笑い芸人の方が言葉が僕の心に刺さった。

「働いて働いて死ぬだけ」

ほんとにそうだと思った。どれだけやること多くてもやるしかない。そうでもしないと自分は認めて貰えないと思う。
逆に同期のセレク生は天才でめちゃくちゃ努力しなくてもチャンスが来る人間だったのかもしれないと思う。もちろん彼女なりに努力はしているとは思うけど俺は彼女100万倍努力をしないと周りから認めて貰えないと思う。

これから3年どうするか

「これから3年もあるのか」と思うのか「あと3年しかない」と思うのか。これはめちゃくちゃ大事だと思う。自分の今の心情は「あと3年しかない」の方だ。自分は周りから認めてもらって、でかい大会で勝ちたいし、もっともっと上手くなりたいと思う。
こっから3年間やるしかない。

努力の末の失敗は必ず糧になる
挑戦を繰り返すのみ

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