中小型成長株ファンド-ネクストジャパン-　（SBIアセットマネジメント）

中小型株ファンドの目論見書、運用報告書をチェック！　の第6回です。

チェックするのは

中小型成長株ファンド-ネクストジャパン-

です。

楽天証券の「国内株式（中小型）」に分類されているファンドから抽出しました。3年間の評価では、「5」となっており、楽天証券のスコア算出のモノサシからすると、成績上位10％に入っています。1年間の評価でも「5」（成績上位10％）となっています。（評価は2015年9月末のものです）

「交付目論見書」を見てみましょう。

投資対象を「株式・中小型株」としていますので、「中小型株に投資します！」と宣言、約束しています。

ファンドの特色は次のように説明されています。

●革新的な高成長が期待される企業への厳選投資
マザーファンド受益証券への投資を通じて、現時点では何らかの理由（課題・困難）により割安な株価ではあるものの、将来への成長機会を持つ（＝企業家精神溢れる）、革新的な高成長が期待される企業の株式に厳選投資します。
●エンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社より投資に関する助言を受けて運用します。

エンジェルジャパン・アセットマネジメントは、中小型成長株運用に特化した、独立系の投資顧問会社だそうです。

運用方針、プロセスがかなり具体的に説明されています。

運用報告書は直近5期のものがWebサイトに掲載されています。この開示姿勢は大いに評価できますね。

最も新しい運用報告書（全体版）です。

市場別の組入比率です。

上記の運用方針について実践はどうだったのかという点について踏み込んだ説明は見つかりませんでした。

ファンドに組み入れられた会社を確認してみましょう。

評価額を見ていると、ウエイトは銘柄ごとでメリハリが付いているような印象ですね。

前期末から継続保有しているのが29社。全売却となったのが23社。新たに組み入れられたのが18社。

直近5期の運用報告書がありますので上位組入れの推移を見てみましょう。

ずっと上位を維持しているのが

あみやき亭

推移を見てみると、一定期間継続保有しているなと感じられます。

最新の週報からです。

ここに挙がった10社のうち、2015年1月22日時点で組み入れられていなかったのは、エス･エム･エスのみです。

2015年10月23日時点でファンドの純資産総額が56.00億円、受益権総口数が32.4億口となっています。

このファンドを保有している受益者の評価はどんな感じなのでしょうか、ホルダーの方、御意見をお聞きしてみたいな。

中小型株ファンドの目論見書、運用報告書をチェック！　の第6回は

以上です。

次回をお楽しみに。