株式投資は「未来」をつくりだす。だから投信会社には「未来」を語って欲しいんです。
私のポートフォリオ(預金・不動産等を除く)は株式偏重(投資信託を通じて、です)、それも極端に偏重、9割超が株式で占められています。
株式に極端に偏重している理由。
長期間で見れば、期待リターンが最も高いと考えているから、ということはもちろんなのですが、なぜそう考えられるのか、ということについて書いてみます。
株式投資は「未来」をつくりだすから。
だから、株式に思いっきり偏重させています。
もちろん、ボクのようなちっぽけな投資家が果たす役割は限りなく小さいわけですが、ただ、ゼロではないんですよね。限りなく小さいけれど、0.0000…%とゼロがいくつ続くか分からないけれど、「未来」をつくりだすことに関わっているんです。投資先の会社が新たなサービス、製品を世に送り出したり、既存のサービスや製品をちょっとでも改良しようとしたり、自分のお金を通じてそういう「未来」をつくりだすことに関わっているからこそ、ボクは株式投資を続けたいと思っています。もちろん、その結果として、果実として、それなりのリターンも得られると信じています。
『ひふみ』の藤野英人さんの著書:投資家が「お金」よりも大切にしていること を久しぶりに開いてみました。(こちらのイベントでの藤野さんの講演タイトル「投資の楽しさとひふみの魅力 ~長期的な運用は、みんなの未来を明るくする社会貢献!~」がそのキッカケです。)
何度も言うように、多くの日本人は、投資といえばお金の話だと考えています。
でも実際は、投資とは「明るい未来をどうつくるか」という話であり、要は「社会と向き合う」、きわめて社会的な行為なんですね。
(第5章 あなたは、自分の人生をかけて社会に投資している、ひとりの「投資家」だ。203頁)
↑のようなことも書きましたが、結局のところ、投信会社はもちろんのこと、金融業界、官庁が「未来」を語れていない、語る努力が足りていないことが「胡散臭い」を拭い去ることができない一番の理由なのではないか、と最近、ある方とのお話した際に痛烈に感じたことです。
最近見たこの対比、比較する対象がやや極端ではありますが、株式投資が「未来」をつくりだす、そういうことをもっと地道に、業界等が粘り強く語りかけていれば、もしかしたら、いくらか違った「今」があったかもしれません。
でも、済んでしまったことをウジウジ言っていても仕方ありません。
だから、投信会社にはもっと、もっと「未来」を語ってもらいたいんです。
それは相場の予測なんかじゃありません。
ファンドのポートフォリオは投信会社の考える、描いている「未来」の一部でしょう。プロセスも、もちろん。そして、何より大事なのは「どんな会社に投資するのか。どんな会社には投資できないのか。」という哲学。それこそがどんな「未来」づくりをしようとしているのか、の最も大事な指針です。
「未来」を語る、語り続ける投信会社がドンドン増えて欲しい、そう思います。
このノートは
株式投資は「未来」をつくりだす。だから投信会社には「未来」を語って欲しいんです。 | rennyの備忘録 (投資信託をコツコツinvest #k2k2 )
を加筆修正したものです。
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