見出し画像

ミッシェルが地肉

最近色んな事が感謝に引っかかって涙が。

本当の話かどうかわからないけど、バイオリンを習っていたという事を何かで読んで覚えていて。
それが頭の片隅にあって息子にも習わせた。
1年で辞めちゃったけど。

日本武道館のステージにも立って、って相当な腕だったのだろうな。
そして、そこまで上達した本人も凄いけど、練習に付き合ったご家族もすごい。
私は見ていられなくて脱落した側だから、その凄さをものすごく感じる。

自分の好きを貫いた事や、結果を出すまでになっている所を拝見すると、ものすごく高い覚悟で大切に育てられたように感じる。

もともとのポテンシャルが高かったり、不器用だったり、全くの真逆でスパルタ教育のもとで、など想像とは違うかもしれないけど、好きを貫く生き方ってみんなができる事ではない。

親の在り方だったり、本人の悟りがないと世の中の「普通は」「常識では」「当たり前」に流されてしまう。

何より自分を愛し周りを愛し、のあの在り方は特別だと思う。

20年ぶり。
20年の間に、学生から社会人、結婚、子育て、介護を経験。
見てきた世界が広がった。

私は世の中の「普通は」「常識は」「当たり前」と私とのギャップで苦しみに苦しんでいた。
もう自分の好きはわからないし、自分の事は好きじゃないし、世界を見渡せばくすんだ悪いものにしか見えなくなっていた。

くすみ過ぎて苦しくて意識の勉強をして、見える世界が明るくなって、自分のやりたい事ができるように。
子どものバイオリンは辞めさせちゃったけど、バイオリンの音色がいいから私がお稽古スタート。

人と比べず、自分と向き合う。
単純に解放弦を弾くだけで癒される。
教室の発表会の為に集中して練習する。
弾ききれる達成感を得られる。
少しずつ弾ける曲が増える、教本が進む。
バイオリンを楽しむ、趣味を持つ楽しさを知る。

今日のバイオリン教室に向かう途中、涙がポロポロ。
これら全部チバさんからもらったからできている。

教本のこの曲やったのかな。
同じ音を聞いたのかな。
あの曲の一拍空くのはクラシックから?
この音楽のベースに流れているのはクラシックなのかも…

何より、今のバイオリンを楽しめている私があるのはチバさんのおかげ。
ミッシェル聞いて心震えてた人がクラシック音楽聞いて感動するまでに辿り着くなんて想像もしなかった。

チバさんが亡くなって彼からの愛の循環をものすごく感じる。
大切なものを教えてもらえて、また愛をいただいたように感じる。
亡くなってもなお、たくさんのものをいただいて感謝の気持ちでいっぱい。

ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?