見出し画像

プロになれ!福祉用具専門相談員!

私は介護保険における福祉用具の仕事を過去に12年間続けてきました。

福祉用具の仕事は一見、誰でもできそうな役割に見えますが、実際に従事してみて大きく違うことを知りました。(介護保険の開始当初は頼まれた福祉用具を配達するだけの仕事と思われる時期もありました。) 私が考える「令和時代の福祉用具専門相談員」に必要なスキルを書いてみますと…

・福祉用具情報の蓄積と更新 ・利用者の理解と変化への気づき力
・疾病や高齢者等の理解
・住宅環境の改善知識
・利用者の状態に応じた福祉用具の提案能力
・福祉用具のメンテナンス技術
・その他

このように多くの知識や技術が必要な仕事でありますが、経験年数・事業所の業務形態(自社レンタルor委託レンタル)・自社研修の有無などによって、他の同業の事業所間や営業スタッフ自身の優劣がつきやすいのが特徴です。

逆に言うと、知識や経験を積み重ねるごとに地域にとって有益な人材になれる可能性が多分にあり、その発展途上である下積み時代をどのように過ごすかで、自身の未来が変わってくる仕事や業界だと思います。

ただ、覚えることが多いなど1~2年の期間で仕事が辛くなり辞めてしまう福祉用具専門相談員が多いのも現実ですが、知識と経験が身について軌道に乗って来れば、意外にもスムーズに仕事ができるようになる側面もあります。

ただし、利用者対応が個人商店化している福祉用具事業所が多く、軌道に乗りすぎて利用者数が増大しすぎると、キャパオーバーで激務となり一人では手に追えなくなってしまう懸念があります…。

そのようなケースでも、会社内のチーム力でカバーができれば解決できるのかと思いますが、多くの小規模事業所は人数が少なく難しいのかな…と思ったりしています。(永遠の課題?)

私、個人としては、この福祉用具専門相談員時代に培った、様々な視点から課題を捉えたり、問題を解決する手段を多岐に考えるという経験が、プライベートケアサービス(介護保険外)でも活かせています。

多くの福祉用具専門相談員の方には、そのまま福祉用具の世界でがんばっていただきたいと願っています!

その反面、何らかの理由により福祉用具の業界から離れたい気持ちになってしまった方には、プラケア起業も選択肢の一つとして考えていただければ嬉しく思います。

なぜならば、その福祉用具専門相談員の経験を活かせる分野が、プラケアサービスなどの介護業界にはまだまだあるからです。

福祉用具専門相談員OBのプラケア仲間が増えると、プラケア業界も更に勢いがつきそうだなーと勝手に期待しています!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?