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「ペットロス」が消えるわけない

万年ペットロスです。
最愛のネッコが亡くなって、はや2年は経つ。さみしがった母親が次のコを飼うことにして、今ではとても微笑ましいネコチャンがうちにはいる。

しかし、それでも。

それでも、私の「ペットロス」が消えることはない。
あのこにもう一度、もう一度触りたい……とか考えるだけで、すでにPCの前で涙目である。大げさではない、涙腺もあと鼻水も、そのことを考えると大崩壊してしまう、いまだに。

感傷に浸る回数が減っただけで、喪失感というのはとてつもなく、今日なんて、
”いなくなった猫が使ってたごはんの器を「まつとしきかばいまかえりこむ」と書かれた短冊の上に伏せておいておくと、猫が返ってくるという江戸時代のおまじない”
という一文を読んで「お盆にそれやったら、あのこは帰ってきてくれるだろうか」と文章にうった途端、視界がぼやけてマスクの中の鼻が大変なことになってしまった。

コロナの時期に、鼻水すするのはこう、非常に苦しい。
そして不運にも、ティッシュを持っていませんでしたよね……。

以前TVで柴田理恵さんが、飼っていた故犬の話をしながら泣き出してたのを拝見して「わかる…」ってなった。
今は新しいわんちゃんを飼われたそうだが、それでも、多分、時々思い出して泣かれているのかもしれない。少なくとも私はそうだ。

今のネコチャンを愛してないとかじゃなくて、別個体だし他人ならぬ他猫なわけです。恋人に死なれたら誰も愛せないわけじゃないだろうけど、その恋人は「忘れえぬ人」になると思うの。

それと一緒。
だから、ペットロスは永遠だし、死ぬまでロスってるんだと思う。

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