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入院の時に役立つアイテム

胆嚢摘出手術後の色々続きを書く前に。
病院から「入院の手引き」みたいな冊子をもらって、そこには書いてあるんだけど、改めて私がしみじみと「これ……あったらいい(よかったな、なかったけど)」と思うアイテムを数点以下に書きます。

①置時計(24時間表示が望ましい)
病室には時計がありません。なので必要ではありますが、私はあいにく視力が弱いので、カバンとかにぶら下げ型の小さい時計をS字フックでベッド脇に垂らしておきました……が、管につながれて動きがとりにくい場合もしくはそれすらめんどい場合(※今回の私)はそれを見ることすら能わないのです……
ので、ぐりんと首を動かすだけで見える置時計があると「ワタシドコ……イマナンジ…」状態が避けれます。何故24時間表示がいいかって、朝なのか夜なのかすら、朦朧としてると分からんのです。しかし記憶は残るし割とそのときはハッキリしてるので、あとで「〇時だった」って分かります。
時間の感覚は大事です、なんか分らんけど、これを見失ってはいけない気がする。
なお普段の私はデジタル時計とかじゃなくて、アナログの12時間表示時計を好みます。

②前開きパジャマ、出来たら明るい色
何故に明るい色?
それは「テンションが上がる」「落ちた血色(前日からの食事規制、後日の絶食と点滴オンリー+まったく動かない(動けない)状態で落ちてる死人顔の心的カバー」の点から。
術後は顔が土色ですし、なんだか肝斑まで浮き上がってるような、そりゃあもう酷い顔というか肌です。唇なんで灰色ですよ。
しかも人工呼吸器の器具と歯に、唇が圧迫されてたらしく水ぶくれでもう目も当てられない。
せめて着るものでこう……テンションあげていきたい。
なお私は無難にMUJIの紺色のパジャマで臨みましたがあれはよくなかった。
暗い色は、体調がいい、健康な人間の纏うものだわ……せめて着るものだけはハッピーに愉快で浮かれたものにしたい……岩下の新生姜パジャマとかさ。(あるか知らんけど。ありそう)

③推しの何か……もち(ぬい)とか、フィギュアとか
私には推しがおりますしグッズとかも世で販売されておりますが、元来そういったものを所持するタイプではありません。なので、これは「ああ、もしそういう心の拠所が、肌身離さないで持っていれる日常とタイプ(性格)だったらどんなにかいいか」と思いました。
入院時、気弱にもなるしぐったりもするし、あと人生虚しくなったりとか(※大げさ)するわけです。
そんなとき、フィギュア……とか癒しのもちぬい(※何度もいうが私は持ってない、違うんだ私が愛する推しはすでに宗教になっててしいて言えばプロテスタントっていうか偶像じゃなくて私の心の中にいつでも推しがとかいう拗れているかわいそうな人だったりするので偶像買ったときは罪悪感しかなかった)があればなあ、と。
ロザリオ持って「Oh…」とか祈るようなこう、そういう……よく分からん説明になってしまいましたが、そういう救いが必要になります。
ただ、必要以上に人目を気にして本心や推しを隠匿してコソコソしてる私のような人間は、堂々とそういうグッズを枕元に置けないので、あくまで仮定法過去の話です。
ねんどろとかさ、家族にすら隠すから……(※迫害されて育ったオタク。隠れキリシタン状態)

④スマホとツイッターアカウント、そして充電コード
無かったら砂になってた。
たまにリプくれる方々とかいたら最高です、ボクハヒトリジャナイ!
充電コードが短めだったので、ベッドサイドキツキツでした。
2メートルくらいはコード欲しいです。私は1mでした。

⑤おりものシートもしくはナプキン
性別男子には不要。尿管抜けてもぱんつを変える元気が無いというか無理。1日だけ、おぱんつにおりものシートつけてやり過ごしました。
そして体が麻痺(麻酔って眠るんじゃなくて、体の機能停止に近い気がする専門家じゃないから知らん)から醒めて動き出し子宮が動き出すと、何故かおりものが結構沢山出た。私の場合。
着替えもままならない時(※トイレに行くのもしんどい)にパジャマ汚したくないし、これから入院かもって方(あまり居ない)は念のためあったらいいと思います、ハイ。

⑥歯磨きの時のコップ
普段私は使いません。しかし、病院の洗面所というのは一番の弱者(ちびっこ)に合わせてあるようで、こう……とても低いのです。
背もそこそこあり、お腹に穴をあけた私にはなかなかの苦行でした、歯磨きと洗顔。
ついでに言うと、洗口液もあったほうがいい。

⑦耳栓
君は経験したことがあるだろうか、サラウンドいびきというものを……。
最初は個室が開いてなくて4人部屋だったのですが、皆さん特大のいびきをかかれましてね……しかも、隣の部屋のおじいちゃんだかおじちゃんも、まあそれは見事ないびきをですね……。
昔「サラウンド喘ぎ声」を経験したことがございますが、それと同じレベルで出す人間を呪えます。私からはきっと黒いもやが出ていたと思います。この場合は自然現象だから誰も悪くないけど。いや、サラウンド喘ぎ声の人たちも悪くないんだけども。でちゃうんだもんね。
眠って回復する部分が回復できませんし、朦朧とした意識を回復するのも遅れるので、神経質な、眠りの状態も良くない人(※私のような人)は耳栓が必要と思います、個室なら問題ないですが私は最初の2日間空いてなかったので。

⑧沢山のタオル(手ぬぐいサイズ)
病院の枕の高さが合いませんでした……ので、沢山持ってきたタオルで自分の高さに合う枕をこしらえました。粗いコットンの手提げ(ジュリークでもらった)にタオルを詰めたら、コットンが粗いからベッドの背の角度を変えても落ちてこなくてとてもハッピーでした。
枕は大事。

⑨レッグウォーマー
これは私の代謝が悪いうえ、全身麻酔とかしてよぼよぼしてたからなんですけど、上は暖かくても何故か足が寒かったのでフクラハギは温めたかった。
後で家族に持ってきてもらってハッピー。



他は、冊子に書いてあるものとかでいいと思います。
あと人によりけりですが、本とか読める元気はありません。
インプットをする余裕はなく、ただ、流れてくる情報をぼんやり眺めるだけ。それくらいの元気しかないので、テレビをつけていても聞いていません。ちなみにテレビもテレビカードというものを使う(有料)ので、スマホでラジオとか音楽聞けるようにしたほうがよかったですねそういえば。(※私はしてなかった)
元気になる前に、どちらかというと追い出されるように退院するので(※いても寝てるだけで、あとは元気になるだけで、家族とか助けてくれる人の退院は早めと思う。特に今は)

必要なものは院内のコンビニで全部揃うようになってます。
しかし過去(Not今回)の私のように「入院できたのが消灯30分前」とかだとコンビニも閉まってるので……突然入院の人は大変と思います。

もうしたくない入院。体力育成がんばる。

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