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ある日突然、思った。

「私、なにやってんだろ」

ありがちな気づきである。しかしここは病院のベッド。すでに消灯時間は過ぎており、読書灯をつけていいのかすら正直躊躇う静寂……を割く、多分痴呆に突入しているであろうおじいさんが元気に「オイ!」と看護師さんを呼ぶ声。

まさか自分が、とはこれまたありがちだが、即入院、明日手術です、とか言われて取り乱さない胆力は私には無かった。そもそもその胆の字が入る器官のせいでこのようになっていたと言える。

割と元気(と本人は思っている)なのに、なぜか外してくれない点滴、たまに血液逆流みたいになってる。まさかの退院までずっとお友達……なんてそんな予備知識は無い。お医者さんにいつやるんですか、今でしょう!みたいなお話を突然されて頷いてからはしばし放置され(※救急は忙しい)抗体検査を行い、病棟までは車いすで連れてこられ、どさくさで親に慌てて持ってきてもらったパジャマに着替えた。
静寂の中、アワアワと飾り気のないシンクのある洗面所で顔を洗おうとしたら、フッと電気が消えた。消灯である。

取り急ぎベッドに戻って、ほの暗い天井を見上げる。そして、明日何が起こるかとかじゃなく、今日何が起こるかすら分からんのだな、と急に冷静になったのだ。

「私、なにやってんだろ。何をしてきたんだろう。何もしてないし、何もできてないし、何この人生。このまま終わりに向かってくなら、楽しいこと、何もなくね?」

言いたいことを我慢して、やりたいことも我慢して。挙句、いつか体を壊して一人孤独に死んでいくのか。人生を罵りながら。
それはやだなあ……足掻いてもどうにもならないって諦めてたけれど、だったらもっと我儘に吐き出して暮らしたかったな。いやまだ死なないしこんなの手術のウチにもはいらないし、私元気だし。

何事も大袈裟に悲観的に考えてはあとで勝手に上昇する、このジェットコースターいやウルトラツイスター(古い)思考回路。

SNSではツイッターをやっているけれど、いつも長文でうじうじしたこの思考を晒すのがちょっと、嫌な気分になる人多いだろうなそもそもそう思うからツイッター向いてないっていうか長文書くならブログとかでよくね?と考えた結果、結局お腹にためて、胃を悪くしたりもしてる。

健康的に健全に生きていきたい。
お腹にためずに、思ったことを吐き出したい。
そういうわけで、noteを始めることにしました。

判りやすく文章をかけるようになるといいな、と思います。
次回からはもっと短く、即日一気書きをする。

初めてはいつも、まごまご。


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