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プロジェクションマッピング#映像空間ⅡA
映像空間領域では『プロジェクションマッピング』として、授業展開もしています。プロジェクションマッピングは、現実空間に対して、映像を投影することで何らかの演出を加えること(だと思います)
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映像空間ⅡA(プロジェクションマッピング)では、模型を作成しそれに対して、映像をつくっていきます。
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空間設計、展示計画などにおいて、図面の制作は必須。図面上で検証を経ることで格段にクオリティがアップすることも。
担当してくださる根間太作先生は建築学科出身。現在はデザイナーとしても活躍されています。https://www.musabi.ac.jp/news/20210409_03_04/
同じく授業を担当されている小川明日香先生は、FlashでのモーショングラフィックスからAfterEffectsによる映像制作まで、長年にわたり映像学科を支えていらっしゃいます。そしてムサビ以外にもさまざまな教育機関で指導もされている経験豊富な先生です!
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プロジェクションマッピングはプロジェクターと投影物(今回は模型)との位置関係が重要。模型サイズでの制作なので、わずかにズレるだけで作品性が損なわれることも。
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今回の授業ではプロジェクターと模型の位置関係を崩さないために、12号館の教室を授業でキープしてもらいました。(研究室スタッフの調整の賜物:感謝)
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手法については、Aftereffectsによるモーショングラフィックス的なアプローチから、実写や写真を使った作品もありました。
新カリキュラム移行にともない、前期の第一タームにてモーションビジュアルを受講した学生もちらほら。Cinema4Dによる作品もみられました。
(こういったカリキュラムの連動性はある程度計画していたので、よかったよかった)
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いざ投影してみると、画面上には現れない映り込みや反射も生じます。その現象を確認しながら作品制作にあたれるのも貴重な経験かもしれません。
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画面上では質感のないラインも、投影することである種の質感を手に入れるのかもしれません。
オープンキャンパスにて展示
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いくつかの作品を2024年度の武蔵野美術大学オープンキャンパスにて展示しました。当日は16号館301教室に、映像空間領域の授業成果とともに並べられました。
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スペースの都合上、全ての作品をオープンキャンパスで公開できなかったのが心残りですが、当日は多くのお客さんが作品を鑑賞されていました。記録映像では目減りしてしまう、実際に鑑賞しなければわからない確かな魅力が今回の課題にはあったように思います。
授業アンケート
匿名で行われた授業後アンケートを一部ご紹介します。
企画書や図面を面談で修正しながらしっかりと作成することができて良い経験になった。また、立体模型に映像を投影した時、それが動いた時に感動があり、映像はPCのモニター上で作るだけでなくアウトプットのことも考えて制作するという考えを持つことができた。中間講評が設定されていることで、改善点や多視点の見方から修正できる時間があるところも自分の作品を客観視できる面でよかった。
山崎は中間講評に急遽参加させてもらいました。というのも、同刻に映像空間ⅡB(スクリーンのある空間)があり、物理的に参加が難しかったのでした。その中間発表でのやりとりは大変刺激的でした。
プロジェクションマッピングという個人ではなかなかやろうとは思わないことをやる機会を得られるのが良いと思います。
自分の関心以外にても案外適正があったり。好きなことと、向いてることは必ずしも一致しないのが難しいところ。向いていることを見つけるには、偶然が必要かもしれません。授業がそのきっかけになれば幸いですね!
複数の編集アプリの使い方や、図面の書き方、模型の作り方などを知ることができたのが良かった。課題の量も適切だったと感じる。
課題の量は毎度毎度、どの先生方も苦慮される点です。経験豊富な小川先生、根間先生はこの辺りの塩梅も十分にご配慮いただいのだと思います。先生方ありがとうございました!
改善提案
一方改善提案もアンケートでもらいました。
次の日になると、機材が同じ場所を照らしてくれなくて必ずずれてしまうため修正が必要になってしまうところが気になった。
教室を占有しているとはいえ、微妙に位置がずれてしまうことも。この点は致し方ない部分でもありつつ何か先生方と妙案を検討できればと個人的にも考えています。
まとめ
映像空間ⅡA(プロジェクションマッピング)は前期第2タームで月・火・水午後に実施される授業でした。同刻に行われる映像空間ⅡB(スクリーンのある空間)とは同時履修はできません。ただ次年度にも同様の授業展開を予定していますので、2,3年をひとまとまりの期間と考えて履修検討されてもよいですね。もちろん映像学科には映像空間以外にもさまざまな領域がありますので、是非よき履修計画を!
(山崎連基)
映像空間領域に関するお問い合わせは上記より受け付けております。
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