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スクリーンのある空間#最終講評

7/14 オープンキャンパス

映像空間ⅡB(スクリーンのある空間)の成果を武蔵野美術大学アリーナにて行いました。こちらオープンキャンパスでの実施イベントです。

体育館(アリーナ)

「体育館」の立て看板はムサビ広報によるものなんです。すんごい気合い入ってる。(よかったらどこかに飾っておきたいなぁ)

映像学科による案内

こちらは映像学科研究室スタッフによる立て看板。今年はブルーを基調にしてますね。

靴を脱いで鑑賞

通りすがりなのか、この靴の量くらいのお客さんが常時はいっていました。
いやぁ、ほんと広報に感謝です!

会場

オープンキャンパスは二日開催。設営は初日終了後に突貫で行われました。設営の様子はこちらにレポートしています。

イントレにプロジェクタ

プロジェクタはイントレに設置。差し詰めライブイベントです。

オープンキャンパス中
会場内

昨年度は学外発表はなく、授業内だけでの成果確認でした。しかし、今年は各所の協力も得て、オープンキャンパスでの公開となったのでした。


7/15 最終講評

オープンキャンパスが終了した翌日に、映像空間ⅡB(スクリーンのある空間)の最終講評をおこないました。

講評開始

講評は夕方日没後からとなりました。
今年度は左右にプロジェクター2台が追加されました。

篠原先生による完成予想スケッチ

作品紹介(抜粋)

今回発表されたいくつかの作品を紹介します。全部を紹介できないのが残念です。涙

ハンシエン

3DCGによる作品。胎児のイメージを空間内でいかに展開させるか。マルチ画面でありながら統合される空間としての可能性を示しました。

オウギョウ

美術史を参照しつつ、新たな解釈を加えた作品。左右に展開したイメージが中央のスクリーンを際立せる。

鎌田晴

写真を「写真」としてスクリーンに展開。見ることや瞬き、シャッターとの関係、また縦位置の動画などを配しつつ、メディアについて言及もなされた作品。

御代航輝

モノクロームの世界。映像を存在させること、空間を映像によって掌握すること、それらを念頭におきつつ、映像的強度を実現した作品。

込尾帆風

一つ前授業(モーションビジュアル)からの展開。平面的なスクリーンにある種の層を生じさせ、背後にある物体を実空間に漂わせる。またアリーナのカーテンの形状に反応して、パターンを考案した作品。

小林康平

映像ではなく、光を。ある日、自室にて差し込んだ光から着想をえる。
漂う粒子が空間に差し込む光へと変容する。その時間そのものを作品として提示。

野田純怜

体育館の床にあるラインの情報に反応した作品。暗転した空間での鑑賞とは対極に、実空間の情報を映像内で展開。ラインに時間を与えることで、立ち上がる効果が探求されました。

さいごに

いしかわみちこ先生
映像空間ⅠBディスプレイのある部屋 兼任
松永昂史先生
映像空間ⅠAモーションビジュアル兼任
映像学科教授 篠原規行先生
映像空間領域
デザイニングディレクター
土井伊吹 さん
総評中
(ほぼ)全員集合

映像空間領域では、既存のジャンルにとらわれない新たな領域を模索しています。それは既存のジャンルの否定や超越を目指すわけではありません。既存のジャンルを尊重しつつ、それぞれの軸足を十分に意識しながら、「空間」へと果敢に挑むアティテュードです。つまり全方位教育を提唱しつづけてきた映像学科の本懐だといえるでしょう。ただ併存するジャンルを渡り歩くだけではない。さまざまなジャンルが交差する場を(に)つくる。それが映像空間領域の一側面だと思っています。(たぶん、おそらく、まじ)

(山崎連基)

映像空間領域に関するお問い合わせは上記より受け付けております。


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