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ゼミ展設営レポート#1日目

こんにちは、山崎連基です。
先に開催されたゼミ展『°Cypher』のレポートをお送りします。

設営1日目

2024.5.27(月)
ついに、設営開始。展示会場が月曜日から土曜日まで確保されています。
設営は二日間の予定でした。(予定でした)

朝からミーティング

今年の山崎ゼミは約20名ほど。その内、今回出展作家は半分ほど、それ以外に広報や設営、会場設計やイベントコーディネートなど、展覧会に付随する役割を邁進します。(もちろん、ゼミ生の挙手によって運営されます)

タスクの整理

資材の買い出しから、機材の搬入、設置、配線、プロジェクター台の工作など、20名近くいるメンバーをいかに、効果的に分担するかなどスケジュールを作成していきます。

朝一からフル回転

プロジェクターは今回複数の機種があります。それぞれ大きさも微妙に異なります。プロジェクターに合わせた台の設計が必要になります。

ホワイトボードメモ

今回は素材にMDFが選ばれました。採寸をしてサイズを割り出しつつ、MDFに墨出しをして、直線でカットして、組み立てます。

墨出しされたMDF
展示会場で組み立て作業
プロジェクター台

プロジェクターの底面にはあらかじめ3つのネジ穴があるのですが、そのネジ穴を利用して、”ロ”の字の「プロジェクター台」を作成します。

プロジェクターに台が必要な理由は、天吊りをするから。底面の3点だけでは、傾きなどの調整ができないんですね。(ふむ)
プロジェクター台の制作と並行して、プロジェクターの吊るす距離を検討します。

投影距離を確認

今回はプロジェクターが5種類使用します。

EPSON EB-U32 1920×1200 3200lm https://www.epson.jp/products/back/bizprojector/ebu32/spec.htm
EPSON EB-535W 1280×800 3400lm https://www.epson.jp/products/back/bizprojector/eb535w/spec.htm
BenQ TH671ST 1920×1080 3000lm
https://www.benq.com/ja-jp/projector/gaming-projector/th671st.html
BenQ TK700STi 4K 3000lm https://www.benq.com/ja-jp/projector/gaming-projector/tk700sti.html
SONY VPL-VW275 B 4096×2160 1500lm 
https://www.sony.jp/video-projector/products/VPL-VW275/spec.html

使用プロジェクター

5種類になった理由は、12台必要だったから。
とにかく調達できるプロジェクターをかき集めます。よってプロジェクターによって吊るす高さが異なることに。

同じサイズになる距離を検討
(こんなに違う!)

本当はスペック表をもとに距離は計算できるのですが、そこは現場力で対応の図。直感的といえば直感的ですが笑。

「どーすんべ」の図

出展作家でもあるペレス矢田舞さんがプロジェクターの投影距離をもとに、再度レイアウトを調整してくれました。

作品レイアウト
プロジェクターの高さを考慮

ここまでで初日が終了。予定通りにいった部分と手こずった箇所も。
1日目のレポートはここまで!

プロジェクターという存在について
プロジェクターは展示や上映に用いられる場合、鑑賞者に意識されるべき存在ではありません。プロジェクターは隠されるべきなのかもしれません。ただ、映像空間ゼミでのやりとりのかなかで、プロジェクターという存在そのものを、空間のアクセントとして機能させられないかという視点が育まれつつあります。それはプロジェクターに造形的な作為を与えるといったことでは必ずしもなく、投影と投影面という主従関係を、変化させる(変化したようにみえる)ことで新たな映像空間の創出が可能となるのではないか。まだ、実のない空論ですが探究の余地はありそうです。

余談コーナー

(山崎連基)

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