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授業紹介

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武蔵野美術大学 映像学科 映像空間領域の授業紹介
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記事一覧

最終講評#ディスプレイのある部屋

2024.5.20(月)に「ディスプレイのある部屋」(ディスある)という授業の最終講評がありました。 月・火・水 3-4限の授業なので、週明けすぐに講評です。午前中から微調整をし、講評に備えている受講生も。映像を作りつつ、展示の調整を行うので、様々な経験が総動員されます。 今回の出展作品は8作品。ディスプレイを一人1枚あてがわれました。 何度かこのnoteでも取り上げました課題内容について。「ディスプレイとモノを組み合わせる」という課題でした。 さらに、尺(映像の長さ)

プラネタリウム@なかのZERO 試写

2024.5.25(土)になかのZEROへ現地試写をおこないました。 なかのZEROはJR中野駅から徒歩7分。一本道なのでわかりやすいです。 プラネタリウムは定例投映されているようです。「ちびっこプラネ」や「こども星空探偵団」など気になる!。 実際にプラネタリウム内へ。施設内には中央にプラネタリウウム投映機。その周辺に観客席というレイアウト。なかのZEROのプラネタリウムはほぼ水平のドームスクリーンとのこと。 座席は上方を眺められるように、リクライニングで傾きます。今

最終講評#モーションビジュアル(2,3年生)

2024.5.21-22にモーションビジュアルという2,3年生向けの授業の最終講評が実施されました。 映像学科の講評のスタイルは様々。モーションビジュアルの場合はオーソドックスに映像作品を鑑賞し、作者コメントをもらいつつ、教員がコメントしていくスタイルです。 講評は、普段からご指導いただいた松永昂史先生 それから、山崎も参加しました。(お邪魔します!) 教室は12号館4B教室です。映像学科でも最上級系プロジェクターが設置され、音響もそれなりにセットアップされています。

大学院2年生 作品スタディ

大学院では年明け1月の修了制作へむけて、各自様々な研鑽を積んでいます。今週は、2つの作品スタディが提示されました。 場所は北校地と南校地を地下で繋ぐ『ガレリア』。 実は某有名アーティストがここでMVを撮影したとかしないとか。 関係ありませんが、武蔵野美術大学でロケ地としても利用を開放しています。確か有料でした。詳しくは広報に問い合わせていただけると。 今年に入ってからLEDライトを鑑賞者へ持たせて、映像的体験を構築できないか探求しているとのこと。 このやりとりのなかで、山

ゼミ展示直前レポート#4年

おつかれさまです。山崎です。 気づけば7週目(第1ターム)が終わりました。 山崎ゼミでは、今年も9号館地下展示室で作品発表を行います。 設営は明後日(!)6/3からされます(されました)。もうすぐなのです。 先週土曜日もゼミ開催となりました。 床に投影すると見え方も変わってきます。 天地(上下)のない映像とは?360度から鑑賞可能とするのか。 あるいは、あえて方向性を縛るのか。普段の映像制作とは違う観点が必要かもしれません。 16号館で投影実験をしていたところ、「床

最終講評#イメージエフェクト(1年生)

最終講評 2024.5.21(火)『イメージエフェクト』という授業の最終講評が行われました。最終講評は戸塚太郎先生、野村叔子先生に加えて、篠原規行先生と山崎が参加しました。 映像の鑑賞スタイルは様々。ある時は映画館へ赴いたり、同じ作品でもスマホで鑑賞したり。映像学科の映像空間領域では、その鑑賞スタイル自体から表現一部とすることも。 今回はMac Studio Displayを並べて鑑賞しました。 大きさは27インチです。細かいこだわりですが、実は机が二段になっています。

ディスプレイのある部屋#講評直前

いよいよ来週5/20が講評です。(「講評」について少し触れた記事) 映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)も佳境に入りました。 これまでの成果を作品として各自確認する機会です。 展示を想定して、空間の照明の調整も行われます。ディスプレイとモノとの関係性をいかに構築するのか。照明も重要な要素となってきます。 映像内の照明と空間内の照明をいかに関係づけるのかがポイントになるかもしれません。必ずしも合わせることが全てではないかも? 『映像空間』における照明のあり方は判断留保しつ

ディスプレイ設置(映像空間ⅠB)

こんにちは。山崎です。2024.5.11(土)に映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)の設営がありました。 「ディスプレイのある部屋」と副題がついているように、ついにディスプレイの登場です。 受講学生に対して1枚のディプスレイがあてがわれます。それぞれのプランに応じて、篠原規行先生がディスプレイ図面を作成されました。 今回ディスプレイを支える柱は鋼材。木材よりもスラリとした印象に。 今年、大学院に進学した先輩も手伝ってくれます。 天井部に壁からの長さを墨出し(位置出

産官学共同プログラム(社会連携)

この記事は2022年度に行われた産官学共同プログラムに関するものです。 杉乃井の公式プレスリリースです。 記録ドキュメント映像です。 武蔵野美術大学の学生が、実際に杉乃井ホテルさんへプレゼンする様子も。 今回のプロジェクションマッピング(巨大投影)は 杉乃井ホテルにあるアクアビート壁面に行われました。 「花火」というオーダーは杉乃井ホテルによるもの。 別府では有名な花火大会があり、それらから着想を得たとか。 オールシーズン、1日3回の上映が行われます。 杉乃井ホテル

造形領域各論

こんにちは。みなさんGW(ゴールデンなウィーク)いかがお過ごしでしょうか。 今年のGWはほぼ暦通り、武蔵野美術大学でも祝日が休みとなっています。 「祝日はもともと休みだろ!」というツッコミが入りそうですが 祝日が月曜日に回ることが多く、1週間単位で授業運営がなされる大学にとって、授業回数にばらつきが生じてしまうため、「祝日でも授業日」という場合が案外あるのです。 月曜日だけ授業回数が 2〜3日少ないなんてことがありますからね。 実は昨年2023年度はGWにも授業がありま

ディスプレイ+モノ(映像空間ⅠB)

映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)の授業で検証を行いました。 あっという間の3週間。授業も折り返し目前です。 さて、3週目の授業では実際にディスプレイを設置してみつつ、「モノ」を置いてみました。今回の課題はこんな感じ。 今回の映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)では ディスプレイ+モノで作品をつくる。という課題です。 モノという点が特異かもしれません。 モノとは、例えば花瓶やペットボトル、コップなどそれなりのサイズ感の「物体」であればOK。そのモノをディスプレイと重

映像空間ⅡB(スクリーンのある空間)

2023年度よりイメージフェノメナンは『映像空間』として新たな授業が始動した。 2024年度も引き続き、前期8週目から映像空間ⅡBが開講されます。 対象は映像学科学部2.3年生です。昨年度までは3年生まででした。 映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)と映像空間ⅡB(スクリーンのある空間)は繋がりのある授業ではありますが、授業としてはそれぞれ独立しています。 設営は1日で行われました。 デザイニングディレクターの土井伊吹さんが指導にあたってくれます。 6メートルのスクリ

中間発表(イメージエフェクト)

2024.5.7(火)にイメージエフェクト(1年生)の中間発表がありました。 普段ご指導いただいている、戸塚太郎先生、野村叔子先生に加えて、山崎も参加いたしました! イメージエフェクトは1年生の選択必修科目。 期間は7週です。あと2週で授業はフィナーレを迎えます。 美大の多くの授業では、授業終盤に総決算として「講評」が行われます。 「講評」とは主に授業での成果物・作品に対して担当教員がコメントのようなものを寄せます。受講生にとっても他の作品を鑑賞できるチャンスでもあります

ゼミ展示#2(4年山崎ゼミ)

こんにちは。山崎です。 今年度も早いものでGWに突入しました。 毎週水曜日の1-2限で開催される山崎ゼミでは今年の前期に取り組む大きな方向性がゼミ生と話し合われました。 武蔵野美術大学内にある展示室を下見しました。 9号館地下展示室(小)と14号館地下展示室は昨年度も利用しました。 大学には展示室がいくつかあるのですが、希望も多いため他学科・他授業との調整がハードモード。 9号館地下展示室 そんな中、昨年は"たまたま" 空きのあった時期にゼミ展を敢行しました。 時期は