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相性診断10、総運2

はい、今回は相性診断、10回目にして、総運の相性については2回目の解説に入ります。

前回、総運同士の相性についてお話しましたが、総運には、総運同士の他、総運以外の運への影響、というものがあり、今回はその点について深掘り、解説をしていこうと思います。


総運以外の運への影響、というのは、人運、外運、社会運や家庭運など、他の運が作動し、働いている時にも、総運の影響が常に絡んでくる、ということを意味しています。

例えば、人運が25画、総運が33画の時、人運は権謀運、活動運として、外柔内剛の気質、アクシデントに強く、機転を利かせる、といった能力を保持していますが、総運は33画で、決断力、カリスマ性、実行力、統率力などを持つ帝王運数になります。

人の性格に対しては、人運がやはり性格に大きな影響があり、これが基底となりますが、総運はこれに色を付け、25画の人運に対して、33画の影響を加味して考えます。

この組み合わせの場合、33画の決断力や指導力、統率力などが25画の外柔内剛、機転を助けるため、他の25画と比べて、実行力や思いきりの良さ、人を扱う能力に長け、危機に対してより強くなるとともに、カリスマ性を得て、外柔内剛の気質が高く評価され、より大きなことに対処ができるようになります。

25画に限らず、総運の影響を見ると、同じ人運の画数でも、この総運によって、高く評価され、認められるような人柄、幸運をもたらす性格になったり、低く評価され、周りから反発を招く人柄、不幸を招く性格になったりしてきます。

そして、これは人運に限らず、外運、社会運、家庭運などでも、同じことが言えます。そのため、相性を考えるにも、この総運が他の運とどう絡んでいるのか、自分の他の運との影響はどうなっているのか、相手に与える影響はどうか、などを、総運を使って考えることになります。


正確に見ていこうとすると、総運の画数、他の運との画数の組み合わせで、全てが変わっていきますから、これは自分の運の中だけで、実に22兆通りを超える組み合わせができてしまいます。

そして、相手との組み合わせで、相性では更に掛けること22兆、さすがに、この数全てを書いていたら、紙面がいくらあっても足りませんから、ここでは基本の形と、相手とのおおまかな相性について、お話していきます。

1、総運ー相生、相手の運との関わり

まず、自分の中で、相生にある運が関わる場合です。
例をいくつか挙げてみます。

総運ー水、人運ー金、相手の総運ー土、相手の人運ー火
総運ー水、人運ー木、相手の総運ー土、相手の人運ー金

先にお話ししておくと、今回人運で例えを出していますが、この人運の部分は他の運でも同じです。また、総運は水で固定していますが、関係性の形が同じならば、他の属性でも同じように解釈ができます。

ということで解説ですが、上記の例のように、自分の中では相生、相手の中でも相生、方向性も同じ、という時は、人運同士、総運同士の相性は、必ずどちらもが同じ相生、相剋、比和の形になります。
今回は、総運の水と土が土剋水と、相手から自分への相剋なので、人運同士も火剋金、金剋木で、いずれも相手が自分を相剋する関係になる、ということです。方向性も同じなので、当たり前と言えば当たり前ですね。

総運ー人運間での運気の上下は、この例のように、方向性が同じの形では、どちらも差がなく、2つ例を挙げた内、例えば上の方であれば、自分の方は人運で総運が強化されていますが、相手の方も人運で総運が強化され、特に総運が人運の助けになる、人運が総運の助けになる、ということがありません。

このように、強化の程度に差がない形では、運気の強弱も基本から差が現れないため、素直にその画数、運気から相性を見ることになります。
また、この形自体は、相生でも変わらずありますから、今回の例のように、相剋ならば普通の相剋として、相生ならば普通の相生として、同じように素直に読むことができます。

素直に読むことができる、ということから、この場合の相性は、難しく考える必要がなく、お互いの総運、人運など、見る運の相性に直接左右され、それ次第、ということになります。
これはつまり、大吉数や最大吉数など、運自体の強さに最も影響されやすい形、と言うこともできます。

では、次のような形ではどうでしょう。


総運ー水、人運ー金、相手の総運ー土、相手の人運ー金

総運ー水、人運ー木、相手の総運ー土、相手の人運ー火


総運ー水、人運ー金、相手の総運ー金、相手の人運ー水

総運ー水、人運ー木、相手の総運ー金、相手の人運ー土

はい、今度は、総運と人運の間が相生であることは変わりませんが、生じる方向性が、自分と相手では異なる場合です。数が増えたので番号を振りました。
今回は、少し特徴が変わるため、自分と相手の総運同士が、相剋の場合が上の①、②の2例、相生の場合が③、④の2例と分けてあります。

先に挙げた例とは異なり、総運同士は相剋で、方向性も変わりませんが、人運の方は方向性が変わり、自分は人運が総運を生じる形、相手は、総運が人運を生じる形が上側にある①、③例、それをお互いに入れ換えた形が、②、④の下側の例となっています。

この4つ挙げた例の中で、分かりやすいのは③の、総運と人運が相生関係にありつつ、総運同士が相生、という場合です。
これは、相生の属性が2属性しか現れないのが大きな特徴で、これが、自分の人運が木、相手の総運が木、と入れ換える、もしくは、土や火の相剋の形に直しても、同じく、2属性しか現れません。

この場合は、相生であれば、お互いに相生関係にある属性しか出てこないため、全相性の中で最も良い形で、今回の例のように、人運であれば人運と総運が、外運であれば、外運が総運とお互いに手を取り合い、伸ばしあうことになります。
二人の間で、お互いの運が伸ばし合い、支えあう、強い関係が結ばれることになることから、相性として考えた場合も、友人やビジネスでも勿論、長く付き合う、パートナーとしても良好な相性と言えます。

そして、逆に、これが相剋だと、お互いに最も強く運を削りあう関係性ができてしまうため、間に何か、誰かを挟むか、距離を置いた方が良い相性、ということになります。

②や④の例では、総運ー人運は自分も相手も相生で、相手との総運が相剋の形が②、相生が④で、方向性はやはり逆、という関係です。
②、④、どちらの場合も、自分は総運が人運を強化しますが、相手は人運が総運を強化する形、ということです。

このように、4つの属性が分散し、出てくる形では、人運と総運の内、どちらかは生じるが、どちらかは剋する形、となります。
必ずどちらかで相剋が現れる分、一見するとあまり良くないようにも見えますが、自分自身の中では、お互いに相生の関係となっているため、運の持つ吉凶があまりにかけ離れている場合でもなければ、運気自体が害される心配はあまりなく、多少波はあるものの、平均的な相性と言えます。

ちなみに、これもやはり、外運や家庭運など、人運以外の運でも同じように考えることができますが、②と④では、どちらの方が相性として上か、と考えると、総運の方が、運としての重要度が高いため、④の形の方が、②よりも良好な相性となります。

そして、最後に①の形ですが、お互いに総運ー人運は相生ですが、総運同士は相剋、方向性は逆、という形です。
自分の総運が金、相手の総運が火なら、人運はお互いに土、自分の総運が木、相手の総運が金なら、人運はお互いに水になるなど、相剋の形でありながら、方向性が逆になるため、人運は、その間の属性を取ることが、一つの大きな特徴になってきます。

このような形では、総運同士は相剋ですが、人運がお互いに総運の不和を緩和し、大きなクッションとなるため、総運同士が相剋、という前提においては、最も運気の低下が少なく、安全性が高い相性となります。

これは、人運であれば、性格や人柄、能力の面で、外運であれば、付き合いの面でなど、運によって、緩和する部分が異なるため、例えば、天運でこのような形であっても、恩恵が弱く、総運の相剋も力を発揮することになりますが、人運では、人柄や人間性という、最も大きな部分が運気の阻害を緩和してくれるため、総運での相剋の作用も、かなり強く抑えられる、少なくともキツくは感じにくいなど、どの運での関係か、なども、大きく影響することになります。


はい、ということで、だいぶ長くなってしまったので、今回はここで切ります。

今回、自分の中での総運との関わりが、相生の場合、ということでお話していきましたが、あと総運との関わりが、比和の時、相剋の時と、あと2つの系統が残ってしまったので、次回を使って、あともう1回、総運の相性について、お話していこうと思います。

では、またー🌠

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