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姓名判断ー76画

はい、今回は8回目にして最後に陰土、76画について、解説していこうと思います。

陰土は、初期こそ、水気の多い大地ということで、普通以上に栄えた大地、繁茂する土地として、吉運を手にしていましたが、やがて多すぎる水分が土地を侵食し、ついには崩壊、危機を迎えます。

前回は、新たな来訪者が、更に土地を荒らしましたが、では、今回はどのように変化したのか、見ていきましょう。

76画 大凶数
呼び名:徒労運、虚無運、悲痛運など

76画は、収集のつかなくなった土地です。
崩壊、荒廃と災難が続き、土地としての再生を目指しても、更なる悪化が避けられません。ここから、空転、徒労、努力が結果に繋がらない、疲労感、財産を食い潰す、家庭崩壊、多額の負債を抱える、といった要素を持ちます。

76画は、理想は掲げるのですが、それが夢物語であったり、内容が薄く、結果に繋げるための礎が足りていない、ということが、大きな問題になってきます。安易な方法、思い付きで近道に飛び付く、といった、単純な道のりではなく、コツコツ地道に、基本から順に固めていく、といったことが大切になってきます。


水が名前にある場合、空転、徒労、家庭崩壊といった76画の凶運が、水の病弱、孤独、貧困といった悪要素からの脱却を阻害し、いつまでも水の凶体質が改善されない、家庭運を更に悪化させる、という、悪影響をもたらすことになります。

この相剋は、悪が悪を呼ぶ組み合わせで、不幸体質の水は元より、39画にも、本来の晩成を更に遅らせる、29画には、時流を読み違えさせる、といったように、大吉数の水にすら運気の悪化が避けられないため、特に注意を要します。

水が周りにいる場合、特に凶数の水の多くは、善悪や考えではなく、感性によって行動するため、76画の無為な行動に影響され、水もそれに倣って徒労を繰り返す、悪影響を受けてしまいます。

感性による言動は、まずやってみる、そこから感じ取ったことを元に次の行動をする、といったように、内面世界に重点が置かれているため、それが徒労になるかどうか、どんな結果になるか、といったところに無頓着になりがちです。そのため、徒労を繰り返す76画に学ぶことで、自身も徒労、空転を繰り返すことになってしまいます。

木が名前にある場合、76画自身が徒労、空転を繰り返す運気に対し、木は独立独歩、自分の力で前進することを旨とするため、人の力を借りず、いつまでも徒労、空転を繰り返すことになりがちです。

努力で結果を出す木に対し、76画が努力を無為にするため、本来であれば、自力での収拾は困難なのですが、木の粘り強さが災いし、そう簡単に誰かに助けを求めることができません。結果として、徒労のまま、時間ばかりが過ぎ去ってしまうことになります。

木が周りにいる場合、木は、基本的に個人での努力を重視するため、76画が努力をしていても、見守り、自分の努力の糧とすることはあっても、積極的に助けに来てくれたりはしません。結果的に、76画には、個人での改善を促すことになるため、徒労、空転が止まりません。

76画はその運気ゆえ、自力救済が難しく、木の個人主義的な側面が現れると、人からの協力が遠退き、開運を逃がしてしまうことになります。特に、76画自身が木に影響を受け、自力でやらなければ、という思考に陥ると、いつまで経っても、それが改善されなくなってしまうため、その前に、周りに、他の協力者を探す必要が出てきます。家庭運でこれを受けた場合、最悪の結末を迎えることもあります。

火がにある場合、火の発想力、行動力、周りとのコミュニケーション能力などが光り、周りからの協力を得る、新しい考えを試すなど、76画の徒労、空転を打破、開運の手助けをしてくれます。

火の場合、陽火は勿論、陰火でも不満を見つけ、そこから、現状打破の鍵を手にすることができるため、76画にも空疎な日々からの脱却、徒労、空転の回避といったように、開運を目指すことができます。

火が周りにいる場合、火が76画の徒労、空転の現状に対し、新しい視点からの意見、考えを言ってくれ、どうしたら状況を改善できるかなど、ヒントを与えてくれます。

76画は、基本的に、努力が報われない体質を持っていますが、それは運不運や、生まれもっての素質というより、見通しの甘さ、計画性、内容の薄さなど、はっきりとした原因がある場合が多く、火がそこに、適切な助言や、新しい視点を与えてくれることで、76画も原因を自覚、改善していくことができます。

金が名前にある場合、76画が徒労、空転といった状態を続けていても、金が持ち前の意思の強さ、頑固さなどを発揮、効率の悪さ、要領の悪さなどがあっても、それを極めていくことで、オリジナルの手法に進化、力業で結果に繋げていくことができます。

金は、特に陰金の場合、負けず嫌いで、逆境に強く、徒労、空回りをしていたところで、それを、単に間違いだと認めることはしません。木の場合、ここで終わり、努力が無為になってしまうのですが、金の場合、この徒労の状態を利用し、更に結果を追い求めることで、無理に結果に繋げていくことができます。

例えば、勉強では、木は成績が上がらず、悩むことになりますが、金は自分でダメなら人を使ってやる、と更に先に進むことで、まとめ役や、経営者としての資質を開花させたりします。(木は真面目で、悪く言えば頭が固く、勉強なら勉強面でこだわってしまい、このような方向転換ができません。)

金が周りにいる場合、76画は、金相手に徒労、空転を繰り返してしまい、最初こそ低い評価、低能力といった印象を与えてしまいますが、金が求める水準まで努力、工夫していくことで、やがて、徒労、空転といった、結果に繋がらない、という資質を打破することができます。

金は粘り強く、相手に対しても、結果が出るまで長く見捨てず待ってくれる、人情深さのようなものがあります。最初こそ、76画への印象は悪くなりがちですが、何度もやり直させる、間違いを指摘するといったように、鬼監督や、鬼上司のような役割を持つことで、やがて、76画も、自然に結果を出せるようになっていきます。


ということで、今回は、76画、8回目にして、最後の陰土の解説とさせていただきました。

76画も、大凶数ということで、随分な苦労のある数字ですが、陰土は、通して見ても、陰の影響が適切な16画までがピークで、後はほとんど多すぎる水が負担となり、吉数以下の運気を保つのみとなります。
五輪の選手に26画は随分いましたが、この26画も天上か奈落という両極端な運気で、若干ギャンブル性が強く、命名の際には、せめてここまでの画数が望ましいものとして、多すぎる画数での陰土は、避けるべき数字と考えて良いと思います。

では、次回は8回目、最後の陽金である、77画の解説に入ります。

でわ♪

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