見出し画像

相性診断4、外運2

はい、ということで、今回は相性診断の4回目、前回解説できなかった、外運のもう一つの側面、三才五行の相性について、解説していこうと思います。


前回、少しだけ触れましたが、三才五行における外運とは、対等な関係の相手、友人、赤の他人といった相手と、どのように接するか、接し方や、運気の流れを見ることができます。

この三才五行において、相性を見る場合、やはり天運や地運と同様に、まずは自分の人運と外運が、どのような関係にあるか、が大きな要因になります。

この、人運と外運が相生である場合、そうした関係の相手から、良い影響を受ける、運気を上げてもらえる、支えてもらえる、もしくは、こちらから相手を支え、自分の成長になる、といったように、他人や友人と、良好な関係を築くことができる、ということを意味しています。

逆に、自分の人運と外運が相剋の場合、こうした対等な相手、赤の他人などから、目の敵にされやすい、悪友ができやすい、逆に、自分が悪友になってしまう、雑な対応をして迷惑になりやすい、など、付き合いに障害があることを意味します。

また、比和である場合は、対等な相手に対し、対等に接する、つまりは、現状の関係性を、ありのままに認める性質を持ち、友人とは友人らしく、他人とは他人として接するため、距離感が適切で、第一印象は良い場合が多く、マウントなどを取りに来ることもないため、友人としては、最も接しやすい人物、といえるかもしれません。

そして、この相生相剋には、それぞれ自分から他人、他人から自分、という二つの方向性があるため、パターンとしては、自分から見た他人への相生、他人から自分への相生、相手から他人への相生、他人から相手への相生、という4つの組み合わせに、相剋同士でも同様の4つ、相生相剋で4つ、その逆で4つ、あとは比和が絡む6通りが自分と相手の2パターン加わるため、合計28通りを考えると、全てを網羅することができます。

とはいえ、ここで全てを書き上げても、文章量がとんでもないことになるので、ここではやはり、何パターンかを取り上げて、お話ししていきます。


まず、自分の人運ー外運が相生、相手の人運ー外運が相生の場合です。

自分の人運から外運への相生、相手の人運から外運への相生がある場合、お互いに、他人や友人に対して友好的に接し、人のために行動する、といった気質があるため、二人が揃うことで、お互いに利があります。
とはいえ、お互いに、相手に親切にしたい、という二人のため、遠慮しあう、譲り合う、気を使いあう、などが頻繁に発生し、水や木のように、気遣いを嬉しく思う属性なら、そのまま無二の親友や、深い仲へと進展することもありますが、火や金など、属性によっては反発し、喧嘩になってしまったり、居心地が悪く感じられる、といったこともあります。

相生は、運気を向上させる、という性質があるとはいえ、お互いに人運から外運への相生の場合、特に火や金では、相手へは運気を与えにくく、素直に受け取ってくれる、他の人と仲良くなる、といったケースも少なくありません。
これらのことから、この相生同士の相性は、天運ー地運では、ほぼ全員で最高の相性だったのに対し、人運ー外運の場合、木や水ならば、やはり良好な相性と言えますが、火や金では、場合によっては反発を招くため、そこまで良い相性ではないこともあります。

では、自分は外運から人運への相生、相手も外運から人運への相生の場合はどうでしょう。

この場合、自分も相手も、人から助けられる、良い印象を受けやすいなど、お互いに相手への好感度が上がりやすく、こちらでは、全体を通して、良好な相性と言えます。

他の運や画数によっては、外面が良いだけ、という可能性はありますが、お互いに無理なく接することができ、人気者同士、顔の広いもの同士の友人として、良い関係を築くことができる反面、相手に対して、ピンポイントに好感を持つわけではない点、むしろグループ交際のようになったり、その中で人気を二分してしまうこともある点に、この関係の特色があります。
とはいえ、相生であることもあり、基本的には、お互い害になることはないので、相性として見れば、目立って問題になることはありません。

では、こちらは人運から外運の相生、相手は外運から人運への相生だった場合は、どうなるでしょう。

これは、自分は人のために何かしたい、気を回したり、手助けをしたい、といった性質を持つのに対し、相手は人から助けられる、良い印象を受けやすく、周囲から運気をもらえる、といった性質になるため、この場合は問題なく好相性と言えます。

この、人運ー外運の相生の方向が、逆の場合でも同じことが言えますが、相生同士の相性において、最良と言えるのがこの組み合わせで、助ける気質と、助けられる運気の方向が合致するため、他の相生のように、遠慮しあう、運気を二分する、といったことが起きず、的確に運気を上げ、実力を身に付けていくことができます。

ただし、これも五行の影響があり、例えば自分の人運が木属性、外運が火属性、相手の人運が金属性、外運が土属性のように、外運が更に相手への相生、人運は相手からの相剋のようになると、相剋を受ける側の立場が弱くなりすぎ、相手への運気を上げることにはなるものの、友人や、対等な間柄にも関わらず、師匠と弟子、あるいは、政治家と秘書のような、上下のある関係になりやすくなります。

これは、実際の立場がその通りならば、尊敬される師匠と、よく学ぶ弟子、辣腕を振るう政治家に、忠実な秘書、といった良好な関係に落ち着くものの、運が天運や地運ではなく、人運ー外運という、対等な仲に発生する運であるため、むしろこのような状況は少なく、君臨する不良と忠犬パシり君、といった間柄になりやすい点に、注意が必要です。

これが男女であれば、尊敬される側とする側、リードする側とされる側、といった関係になり、やはり立場の強弱は大きくなりますが、同性である場合よりは、弊害は少なくなります。


では、少し長くなりましたが、次に、自分の人運ー外運が相生、相手の人運ー外運が比和、という場合について、お話ししていきます。


この相生、比和の組み合わせでは、比和に方向性が発生しないため、自分が人運から外運への相生か、もしくは、外運から人運への相生か、という、2パターンのみで成り立つことになります。

まず、人運から外運への相生である場合ですが、これは、自分は人に何かしたい、手助けをしたい、と思うのに対し、相手は対等な相手とは対等でありたい、といった気質になります。

そのため、この関係では、自分が手助けをしたくても、相手は遠慮して受けてくれない、もしくは、手助けをされた代わりに何かで返す、といったような関係性になり、前者であれば、自分サイドが多少欲求不満に、後者であれば、一定以上は相手が負担に感じるなど、ややアンバランスが目立ちます。

逆に、外運から人運への相生である場合、自分は周りから助けられ、相手は対等に接する、という気質になるため、対等な扱いを受けつつ、相手から援助が見込める仲となり、多少世話の焼ける相棒、人柄や気質を評価され、自然と助けたくなる相手、といった間柄が形成されることとなります。

この場合、特段問題なく、マスコットキャラであったり、愛されキャラ的な扱いを受けるに止まるため、どちらにも害はなく、かなり付き合いやすい相手となります。
また、これが異性である場合、相生と比和、男女どちらであっても、異性から助けられつつ、気さくに接することができるため、かなりモテる気質を持つことになります。


では、最後に、相生と相剋の組み合わせでは、どのような関係になるでしょうか。

まず、自分が人運から外運の相生、相手は人運から外運への相剋の場合、自分は、友人や、対等な関係の相手を助け、運気を上げる気質を持つのに対し、相手はそうした相手には攻撃的になる、警戒心が強くなる、いわゆるディスるといったことを冗談のように使うなど、貶めるような行動に出やすいのが、特徴になります。

この場合、自分は助ける、相手からは攻撃されるという、アンバランスの関係になり、助けても報われない、場合によっては、相手に従わされるような関係になるため、この相性はかなり悪いものとなります。

そして、自分は外運から人運への相生、相手は外運から人運への相剋の場合、自分は人から助けられ、相手は人から攻撃されやすい、軽く扱われやすく、苦労を負う、といった関係になります。

この場合、二人に間柄では、人運、外運が逆の場合と関係性が逆になるだけで、内容は大差なく、自分は相手を軽く扱いやすく、相手からは助けられ、支持されるといった形になるため、罪悪感を持つか、実際に軽く扱っても良いと思ってしまうなど、自分の方に自粛が必要な相性になります。

これが人運から外運への形と違うのは、相剋を受ける側が、人運から外運の相剋の相手、ただ一人から害を受けるか、自分の運気になるため、誰からでも害を受けやすいか、といった違いになります。
この仲では、相生を受ける側にとっては、相手からの運気の影響はほとんどありません。

では、自分が人運から外運の相生、相手は外運から人運への相剋の場合は、どうでしょうか。

この場合、自分は相手を助けたい、相手は他人から害を受けやすい関係となり、これは、お互いの五行の影響で、大きく変わってきます。

例えば、自分が人運が木、外運が火、相手は(Aさんとします)人運が水、外運が土の場合、人運同士が水生木、外運同士が火生土となり、人運同士に作用によって、Aさんがこちらを支え、自分の人運ー外運の相生から、Aさんからの相生によって、力を与えられた自分が、周りへと還元し、周りを助ける、と同時に、外運同士の相生から、そうして力を与えてくれたAさんを、自分は高く評価し、支えようとするけれど、Aさんの持つ人運ー外運の相剋によって、Aさんに対して、周りは軽く扱ってしまう、といった形になります。

この関係では、五行の属性が変われば、関係性の形も大きく変わってしまうため、これは、個別に別個に考えた方がいいかもしれません。
基本的には、自分は相生の力が働くため、相手の相剋に惑わされず、手助けはできるし、場合によっては、無二の親友のように思われることもある、けれど、その最終結果は属性による、と考えていただければ良いと思います。

では、逆に自分は外運から人運への相生、相手は人運から外運への相剋の場合です。

これは、自分は周りから助けられ、相手が周りの人を害する、という関係性を表し、やはり、その結果は自分と相手の五行によります。

いい加減大分長くなってきたので、詳しくは省略しますが、人運同士が相剋でなければ、多くの場合で、相手は自分には害をなさず、自分は相手の、数少ない味方になる、もしくは、周りが味方に付いてくれる、といったような関係性になりやすくなります。


ということで、いい加減長くなってきたので、最後駆け足でまとめてしまいましたが、ここまでで、人運ー外運の三才五行の解説とさせていただきます。

書いていて思いましたが、この相性については属性差も結構ありますので、場合によっては、この一通りの解説を終えた後、個別に解説する回を設けても良いのかもしれないな、と思いました。

とりあえず、次回は人運同士の相性について、また解説をしていきます。

では🎵

皆様のためになる記事、読んでてクスッとできる面白い記事を目指して書いています。 日々更新に努めていますので、よろしければサポートよろしくお願いします♪