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姓名判断ー39画

はい、今回は4回目の陽水、39画の解説に入ります。

初期こそ、水の蒸散により凶の続いた陽水ですが、29画に入り、水量が安定し、大吉数へと変貌しました。
では39画ではどう変化したのか、見ていきましょう。

39画 大吉数
呼び名:晩成運、挽回運、大物運など

水中からの浮上ー世界との境界面へ

更に増えた水量は、水中からの浮上を困難なものにします。
29画では泡となっていた空気も水中で拡散し、溶け込み、一体となって漂います。けれど、やがて浮上し、大気に触れたとき、大きな世界が開けます。

ここから、39画は強い精神力、前半生は苦労するが後年に挽回、大逆転から財産、権力を得る、才能が花開く、浮上しながら力を蓄えるところから、知識欲旺盛、健康運、家庭運が良好、大海の広さを感じ取る感性から、知識欲旺盛、アカデミックな分野に適性、といった要素を持ちます。

大吉数という分類ではありますが、女性には後家運といい、結婚運が悪く、夫との死別、離別などが暗示され、大凶数とされているので注意が必要です。
もっとも、昨今、独り身でも社会で活躍されている女性も増えていますので、そうした不運を別にすれば、吉性がそこまで悪いわけではありません。

男性の場合、39画は後年で挽回するため、総運で最も強い吉運を示します。ただし、前半生では大きなトラブルに巻き込まれるなど、とても吉運とは思えない状態から挽回していくことになるため、恩恵はなかなか感じられません。

人運や外運、社会運では、やはり吉性が強く、長い下積み期間を要しますが、持ち前の知識欲や感性、財運を活かし、研究仲間を得て、商才を発揮し、やがて大成していきます。総運よりはマイルドな生になりますが、他の相生相剋次第で生き方が変わってきます。
家庭運では地運に影響されますが、幼少から引っ越しが続く、離婚や別居、再婚など、様々な変化を経た後、後年で理想の家庭を手に入れます。

地運に39画がある場合、晩成型の運気であるため、ほぼ吉運が発揮されることはなく、他の運気への下積みとして作用します。他に相生があればその運気がより強くなるため、47画や67画があれば、凄まじい強運を得て何をしてもうまくいく、というような生き方に繋がっていきます。


相生相剋としては、まず金生水では、39画の持つ強い精神力を更に後ろから支え、共に歩む好相性です。
39画も強い精神力を持ちますが、初期には多くの不運が訪れ、それを乗り越えることになります。そうしたトラブルや不運が金の庇護欲を刺激し、支えられることになります。

どちらも我が道を進み、困難を乗り越える数字で、陽金は同志として一定の距離を保ちつつ、お互いに認め合う相手になります。
陰金は深く狭くを信条とするため、友人としても恋人としても39画を助け、親友、伴侶として一生を共に歩んでいきます。

水生木では、39画が木の目標到達を助け、そのための努力によって自分の能力、才能も育んでいく、好相性です。

木は独立心が強く、一人で地道に目標到達を目指しますが、39画にも水の感性があり、その意図や願いを感じとることができます。木の邪魔にならないよう立ち回る、時に励ますなど、木を助けながら、自分もその目標意識に感化され、努力をして成長していきます。
この過程で、39画が自分でも気付いていなかった才能に目覚める、隠れた資質を育てるなど、良い下積みになるため、お互いに得るものがある相手になります。

相剋としては、土剋水では、土が自分の枠内で39画を評価し、39画の積み上げてきたものを切る、悪相性です。

土は感性が鈍く、39画が努力してきたことも、自分の感覚に合わなければ両断してしまいます。良くも悪くも一般的な感覚を重視、判断するため、39画が築き上げてきたものも理解ができず、土から離れることで評価される、などが起こります。
精神力の面では強化されるので、悪影響ばかりではありませんが、土の感覚では、39画の才能を潰すことになるので、基本的に、関わりは避けた方が無難な相手になります。

水剋火では、感覚的で楽しみを重視する火に、39画の不運が気分を落とす、積み上げてきたものがプレッシャーを与えるなど、火の良さを消す、悪相性になります。

特に陽火は、その明るさや、人好きのする応対、ノリの良さなどで人々の心を明るくしていきますが、39画は初期は不運やトラブルが多く、それにつられた火の気持ちを落としてしまいます。
後年では多くを乗り越えた成熟さ、大物感など、自分が薄い人間ではないかと感じさせるため、いずれにせよ火を落ち込ませ、明るさを消して、魅力を半減させてしまいます。


ということで、今回は39画の解説とさせていただきました。

39画は前半生は不運が続くため、感覚的には凶数と思われますが、他の水属性にない精神力の強さ、研究者の資質や商才などがあるため、後の挽回に繋げることができます。

逆に言うと、こうした才能を潰されたり、精神面を乱しにこられると凶のような姿しか残らないため、いかに才能を開花させるか、何かに依存するような、精神面を狂わせないかが鍵になってきます。
それさえ満たせれば晩年は幸福を享受できますし、早めに相生との縁を繋げられると、中年期くらいで安定するので、環境があれば、39画も良好な数字と言えます。

ということで、次回は40画、4回目のラスト、陰水の解説に入ります。

ではまた✨


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