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姓名判断ー相生相剋の使い方1

はい、前回までで、相生相剋の基本構造、10を紹介し終えました。

今回からは、ではこれが一体何の意味を持つのか、どう使うのか、何に気を付けるべきかなど、相生相剋の運用について、解説していこうと思います。

まず、実践編、昔の定番ですが、久しぶりに山田花子さんを呼んでみましょう。

山田花子さん、画数は人運が12画、外運が6画、総運が18画で、この3つだけで見ても、人運ー外運の木剋土、外運ー総運の土生金、人運ー総運の金剋木の、3つの相生相剋があります。

姓名判断で見るとき、相生相剋は、いわゆる運気へのプラス補正、マイナス補正、と思っていただければ良いと思います。
花子さんでいうなら、人運から外運へのマイナス、総運から人運へのマイナス、外運から総運へのプラスがあることになります。運気の意味まで見ると、花子さんの人柄が、花子さんの人付き合い、人からの評価にマイナスの印象を与える、花子さんの持つ運気が、花子さんの人柄にダメージを与える、花子さんへの人からの評価、付き合いが、花子さんの人柄にプラスの影響を与える、という意味があります。

そして、あとは画数の持つ運気がどのようなプラス、マイナスを与えるか、というのが、相生相剋を読むということです。そしてここまでを読むことで、姓名判断の占いの精度が大きく変わります。

花子さんを例に挙げましょう。

花子さんは人運が12画、これは挫折運と言い、地味、病弱、孤独、諦めが早い、被害者意識を持ちやすい、マイナス思考、といった意味を持つ凶数です。人運にあるので、これは花子さんの人柄だと判断できます。

外運は6画で、天徳運といい、財運、器の大きさ、面倒見が良い、健康運、責任感、幸運に恵まれた大吉数です。外運にあるので、これは外からの評価、花子さんの人付き合い、人間関係に当たる要素になります。

総運は18画、吉数の頑固運で、攻撃的、単純、意思が強い、健康、頑健といった要素を持ちます。総運にこれがあるので、花子さんの基本的な運勢は、この18画により、争いや、意思の強さを問われる事柄に縁が深くなります。
ちなみに、余談ですが、れんが陰金について話すときは、この頑固運や28画の、遭難運辺りを意識してお話ししています。

ここまでを見ると、花子さんは人付き合い、外からの評価は良さそうだけれど、人柄は苦労が多そう、運気は争いが増えるけど普通くらい、という風に読むことになります。おそらく、姓名判断をよく知らず、本をちょっと読んでみた、くらいの方が読む読み方になると思います。

相生相剋は、ここから一歩踏み出します。

まず、人運から外運への相剋があるので、外運は6画、天徳運にも関わらず、評価はあまり伸びません。12画の被害者意識が強い、マイナス思考、孤独といった性質が、本来、天徳運の持つ、器の大きさ、面倒見の良さ、責任感と言った要素を毀損し、面倒を見たがらない、あまり器が大きく見えない、責任感が発揮されない、といった事態を引き起こすからです。

総運から人運への相剋もありますから、花子さんの人柄には、大きな負担がかかることになります。引っ込み思案、マイナス思考といった人柄にも関わらず、意思の強さを求められる、争いの渦中に入り込む、といったように、人運の凶度合いは、更に増すことになります。

外運から総運へは、相生がありますから、花子さんの周りの人、外からの評価は、花子さんの運を後押ししてくれます。18画の意思の強さ、攻撃性といった要素は、周りの人によって支持され、かえって評価に繋がりやすい、ということです。吉数にも関わらず、周りからの後押しによって、運は良くなる、幸運と感じやすくなることがわかります。


こうして、各運気だけ読んだときと、相生相剋まで読んだときとでは、内容が大分変わったことがわかると思います。
今回は人運、外運、総運だけで読みましたが、本来であれば、7つの運全てが相互に関わってきますので、実際に鑑定をする時は、もっと多くの影響を及ぼすことになります。


長くなってきたので、今回はここまで。相生相剋の持つ意味合いについて、お話させていただきました。

次回は、ではこの相生相剋を、どう使うのか、何に気を付けるか、の部分をお話していこうと思います。もちろん主役は久しぶりにお会いしたこの方、また活躍していただこうと思います。

では🎵

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