姓名判断ー55画、56画

はい、今回は6回目の土属性、55画と56画について解説していこうと思います。

土は大きな変化が起きにくい数でしたが、前回の46画のように、時々急変して地滑りなどを起こし、凶数に化けることがあります。

今回はどう変化するのか、見ていきましょう。

55画 凶数
呼び名:破財運、進退運など

55画は生態系の増えすぎた土地です。
豊かになった土地は競争が激しくなり、多くの生態系が現れては、すぐに消えていくことになります。ここから、55画は意思の強さ、学才がある、博学で魅力的といった要素がある反面、隆盛と衰退の差が激しい、予想外の災難に見舞われる、友人、恋人など人付き合いが長続きしない、嫉妬深さ、といった要素も持ちます。


社会運では、才能や知識があるため、発展性はあるものの、思いもしない落とし穴に嵌まって失敗する、周りに足を引っ張られて失脚するなど、注意を要します。

名前に火生土がある場合、特に陽火であれば持ち前の知識、意思力に行動力や発想力が合わさり、快活さが嫉妬深さも抑えるため、明るく前向きに世の中を渡っていくことができます。また火の相手からは、持ち前の勘の良さ、陰火であれば不平不満という形でも、欠陥部分を教えられ、危機を回避することができるので、火との関係は、陰陽問わず大切にしましょう。

木剋土が名前にあると、元々の意思の強さと独立独歩の気質が合わさり、周りからの助言を妨げ、落とし穴に嵌まりやすくなります。ケアレスが増える、自分の知識の世界に引きこもるなどがあり得ますが、金属性がいれば、金剋木によってこの気質を抑えつつ、土生金で金を支え、自分でも落とし穴に気付くようになるなど、成長に繋がります。

土剋水の相手には、落とし穴に相手も巻き込むことになり、相手の凶を加速させるので、あまり関わらない方が無難です。こちらも金がいると、金が水を助ける過程で危機を遠ざける、危機が起きても支えるなどがありますが、55画への恩恵はあまりありません。水から間接的に感謝されることはあります。

家庭運では、平穏で仲良しの家庭に、病気、身内の突然の失踪、借金の発覚など、思いもよらない事態が突如訪れ、危機に陥ることがあります。また、嫉妬深さが兄弟姉妹の確執を生むこともあります。

金がいれば土生金が発生し、金の強さがこうした事態を納めてくれ、家ではともすればワンマンと評される金の強さを、魅力へと変えていきます。社会運に金がある、もしくは人運に37画など、社会性の強い数がある場合、こうした事態が仕事での成功に活かされることもあります。金が男性である方が、55画には望ましい形です。

木剋土、特に32画を除く陰木が名前にある場合、身体の弱さや不運などが重なり、55画に病気や事故など、危険が増えることになります。身内に木がいる場合は、特に陽木は独立独歩の気質が強く、頼りきっていたら突然の結婚でいなくなるなど、55画には危機となることもあるので、火を間に挟んでおくと、情報源になってくれたり、事前の危機回避ができるでしょう。

総運では、意思の強さ、博識などが全体的に助けてくれる反面、嫉妬深さが人付き合いを窮屈にしがちで、特に外運に凶作用をもたらします。

外運に水属性を持つ場合、元々凶数が多いことに加え、人運が土となり、総運ともに土剋水が生まれるため、人付き合いでは特に注意が必要です。画数によっては卑屈な対応、相手を苛立たせる言動、悪い友人との付き合いが増えるなど、道を外れる危険も出てきます。
39画、16画の組み合わせだけは例外で、共に大吉数以上と運気が強く、さほど大きな問題には発展しません。

人運外運の一方に金がある場合、もう一方も必然的に金となり、共に55画との土生金が出てくるので、人付き合い、性格面と、55画が共に大きく成長させてくれます。金の強さが非常に活きる構成になるので、55画は凶数という分類ながら、こちらの場合は徐々に運気も向上し、幸福円満の後半生を過ごすことができます。

56画 凶数、大凶数
呼び名:消極運、無力運

56画は荒地です。
前回崩落した土地は、次なる再生を夢見て、誰か手を加えてくれる相手を待ちます。しかしそう簡単に都合の良い相手は現れず、土地自体も変わらず、更なる崩壊の危険も残ります。ここから、56画は消極的、チャンスを逃す、邪魔が入る、精神力が弱い、行動力、決断力に欠ける、理想は描くが力不足、晩年にはかえって衰退する、といった要素を持ちます。


社会運では、理想は語るものの行動力が伴わない、消極的、プレッシャーに弱い、何かしようとすれば邪魔が入ると、前線で活躍することができません。理想を描くことはできるので、年次計画やビジョンを描き、事務仕事に徹するなど、後衛に徹することで役立つことができます。

火生土があると、行動力のある火が56画の理想を実現してくれ、共に成功することができます。周りに水属性がいる場合も、このビジョンが土剋水で水の非現実感や、甘い誘惑を打ち消し、火の支えになります。

土生金では、金の継続力に対し、56画が理想像を描くことで、金が実現すべき、明確な目標を与えます。ただし、金は丸投げは許さないので、56画にも行動が求められ、色々とやらされるため、結果として56画の成長にも繋がります。

家庭運では、男性は、口は出すが何もしない人の典型で、理想ばかり高くなり、独り身を貫きがちですが、女性の場合は控えめ、奥ゆかしさと評され、男性が積極的であれば、早くに結婚し、良き妻となる可能性があります。

女性の場合は金、火のどちらとも相性が良く、金男性の場合、女性も努力は求められますが、信用できる人柄で、女性が理想、希望を語ることで男性が発奮し、昔ながらの専業主婦、外で大いに働く男性の形で、裕福、平穏な家庭を得ることができます。
火男性の場合、男性が積極的で、56画は常に受け身で、理想は口にするため、火男性がそれを叶えようと努力し、大いに成長する相手です。陽火であれば、トントン拍子に話が進むこともあります。

56画が男性の場合、陽火女性の場合は、相手の活発さにつられ、男性にも積極性が生まれますが、邪魔が入ることも多く、火女性に負担がかかるため、そうそう話は進みません。陰火女性の場合は、女性からのダメ出しに56画が耐えられれば、お互いにやり取りをしながら成長し、うまくいくこともあります。
金女性には気後れしがちで、努力を求められても、その通り行動できれば成長するのですが、諦めてしまうことの方が多く、こちらも成立は難しいでしょう。

総運では、精神的な弱さが利いて、物理的にでも精神的にでも、内に引きこもってしまったり、色々とこじらせてしまったりします。
木属性が名前にある場合、この引きこもり、こじらせを加速させてしまいます。独立独歩の気質が災いし、話を聞き入れません。金属性がいれば無理に突破し、引っ張り出すことができます。

外運、人運の片方が陰金であれば、もう一方も陰金となり、陰金の攻撃性を土生金によって抑え、円満な性格、付き合いができます。56画の持続性のなさ、精神的な弱さをカバーすることもできます。
陽金の場合も、もう一方は陽水となりますが、土生金ー金生水のサイクルが土剋水を緩和するため、自分らしさを発揮し、人との関わりを避けなければ、良運となります。

人運外運の一方が陰水の場合、もう一方は陰土となり、土剋水が強烈に作用するため、注意が必要です。水属性の相手との関わりは、基本的に56画が水を振り回し、相手の衰運を招きます。画数によっては病気や事故など、深刻な事態を招くこともあるため、金を交えずに接するのは避けた方がいいでしょう。


ということで、今回は55画、56画の解説とさせていただきました。

ここまで見てきたように、土は基本的には大きな変化をしない数字ですが、影響に関しても同じで、陽は陽の当たる大地として隆盛し、陰は水分で崩壊する方向に徐々に進んでいます。このため、陽土は適度か否かで吉凶が入れ替わりますが、陰土は後半に進むにつれ凶度合いが強くなります。
陰土で強運なのは16画までで、命名には陽土か16画までの画数にすること、使うなら相生でカバーすることを心がけると良いと思います。

それでは、次回は57画、58画を一緒に解説していきます。

ではまた🎶

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