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姓名判断ー77画

はい、今回は、8回目にして最後の陽金、77画について解説していこうと思います。

陽金は、自分色が強く、それを打ち出すことで、吉凶以上に、相性が大切となるような運気を持っていましたが、やがて価値が認められ、強い吉性を伴うようになっていきます。

前回は、その価値が周知されたことで、非常に強い吉運を持っていましたが、では今回はどう変わったのか、見ていきましょう。

77画 半吉数、凶数
呼び名:遅春運、明暗運など

77画は、人為で価値が決まる金属です。
前回、貴重な金属の価値が広まり、多くの人の手に渡りました。そして、今度はそれに追従しようとする金属が現れてきます。ここから、77画は、人を利用する、若い時期に苦労、他人に引き立てられる、成功を納めたと思ったら急転して失敗、アクシデントに注意、欲望に忠実、といった要素を持ちます。

基本的に、中年以降に花開く運気で、本来は目に留まらない価値を喧伝し、高価値の金属に追従しようとしている点から、あくまでも、自分の意思で動き、働きかけていかなければ、運気の開拓はされません。成功の瞬間に気を抜くことができない点から、油断こそがこの数字の天敵と言えます。


水が名前にある場合、77画が、他人との関わりを積極的に持つ性質から、水の孤独、孤立といった性質を緩和、自分一人で成り立っていた、独自の感性、世界観に人が交わることで、多くの人を感動させる作品を作るなど、芸術方面への発展も得られます。

77画が、欲望に忠実であることから、単なる想像ではなく、人間ドラマや人の持つ闇といった、ストーリー性、世界観に重みや深みを持たせ、芸術作品へと昇華させられるのが、この組み合わせの強みです。また、29画は、孤独や孤立とは縁遠い性格ですが、29画の時流を読む性質、戦略性に、77画の人を動かし、利用する資質が手を貸すことで、より広く、大きく物事を俯瞰し、動かす、軍師、参謀のような才能が得られたりもします。

周りに水がいる場合、77画が持つ、人を動かす能力が、孤立したり、貧乏くじを引きがちな水に、仲間を増やし、手助けをする相性で、77画も苦労の多い、若い時期には、同病相憐れむような状態から、活発な77画の方が水の世話を焼く形で、水を助け、そこから色々と学んでいくことになります。

水相手の場合、77画が水からの評価を得ようとした時には、水の特異の感性から、容易に評価を得られず、そのために77画が試行錯誤することで、色々な人からの評価を得て成功を手にするための、良い訓練になったりもします。


木が名前にある場合、木は独立独歩で、自ら試行錯誤し、着実に前進していくのに対し、77画は人を利用し、他人からの引き立てによって、前進しようとするため、本来の成功に向かう道を進めず、進んだと思ったら実力不足で失敗するなど、本来の木の良さを活かすことができません。

本来、木は、実力に見あった成功を積み重ね、最終的に大きな成果を手にするのですが、77画は人からの引き立て、つまり、自分の実力とは解離した立場まで、押し上げられてしまう可能性があるため、木にとっては危険な賭けに手を出すことになります。

木が周りにいる場合、77画の、人を利用しようとする性質から、木が強引に押しきられ、金に使われてしまい、本来の、自分の目的、目標から遠ざけられてしまいます。

また、同じ目標を目指す場合においても、木が地道に歩を進めるのに対し、77画は人からの引き立てにより、一足飛びで目標に到達してしまうため、その後に若干のギャンブル性があるにせよ、金の性質上、胆力もあり、容易には失墜しない点から、木の目標到達の障害となってしまいます。また木には時間が必要な分、77画が横から成功を拐っていく機会も増えるため、木にとっては不利な相手となります。

火が名前にある場合、火はコミュニケーション能力が高く、77画の人からの引き立てを早める反面、早すぎる引き立てにより、失敗する可能性が上がり、最終的には失墜を早める、悪要素として作用してしまいます。

また、火は継続性、持続性が弱く、気分にムラがある点などから、不安定さが増し、成功後にも油断が生じやすく、77画の、成功直後に急転、一転して失敗する作用なども発動しやすいため、注意が必要になります。

火が周りにいる場合、特に陽火は、ノリが良く、豊かな発想力、企画力、行動力などから、それが遊びの方向に使われた場合、77画は、欲望に忠実である点から、危険な道に引き込む、魔の手として作用することになります。

陽火は、基本的に人と楽しむことがうまく、77画が成功を目指す場合でも、その魅惑に77画が抗えず、目が横道に逸れてしまいます。陰火の場合でも、陰火が不満を77画に直接ぶつけることで、周りの人からの評価を下げ、引き立てを遠ざけてしまったり、アクシデントを引き起こす引き金になったりと、運気を下げる作用を及ぼします。


土が名前にある場合、土の仲間思い、落ち着きやリーダー性が、77画への信頼に繋がり、引き立てを早めたり、人を利用する、という77画の性質が、人を使うことの上手さとして、むしろ77画への、評価を高めることに繋がっていったりします。

土が人からの引き立てを早めた場合、火との違いとしては、火はムラがあり、調子良く引き立てられたところで、気分によって左右する不安定さ、抜けの多さがあるため、77画も失敗に繋がりやすくなりますが、土はその仲間意識から、人との連携を取りやすく、落ち着きを得ている点、周りからの補佐も期待できるため、自分の実力が足りなくとも、失敗しにくく、こちらはプラスの方向に作用します。

土が周りにいる場合、土の仲間意識の強さから、77画の引き立てに協力したり、一役買ってもらえる、失敗やアクシデントにも協力してもらえるなど、色々と手助けをしてもらうことができます。

77画は、比較的トラブルが多く、若いうちからも苦労を重ねますが、土はリーダー性が強く、77画の起こすようなアクシデントに対し、協力、解決していくことで、共に成長、能力を上げていくと共に、リーダーとしての資質も育てていくことができるため、基本は土が77画に協力する関係ですが、お互いにメリットがあります。


ということで、今回は8回目にして最後の陽金、77画の解説とさせていただきました。

77画は半吉数ではありますが、凶数としている流派もある通り、トラブル、失敗が多く、欲望に忠実で、火の誘惑には特に流されやすいなど、注意を要する部分が多くあります。
引き立て運の良さが大きな武器になるため、実力を伸ばしつつ、飛躍を目指すのが充実した生き方になると思われます。

では、次回は78画、最後の陰金の解説に入ります。

ではまた♪

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