見出し画像

トランジットについて5ー追記です。

はい、というわけで、今回はトランジットについて、前回の補足というか、ちょっとこれもお話ししておきたいな、と思う内容があったので、急遽もう一回を追加して、解説をしていきたいと思います。

では、いったい何をお話ししておきたいかというと、時間の経過を見ていく上で欠かせない、週間予報、月間予報についてですね。時間経過の代表のような占断なのに、すっかり忘れてました。

せっかくなので、今回はリアルに則して、ということで、3月27日から4月2日までの、来週の週間予報についてお話ししていこうと思います。

まず、3月27日の0時、東京のホロスコープです。

画像1

これを基本として、1週間を通してどう変化していくかを見ていきます。
なお、週間で見ると期間が多少あるため、1日の変化と違い、日蝕や月蝕、新月や満月が現れる可能性がありますが、れん個人は影響を感じたことがないため、とりあえずここでは省略します。

これを見ると、太陽は牡羊座5度、月は山羊の24度ですね。日付を跨いでいくと、前回の時間と違い、火星くらいまではそれなりに変化をしていきます。
火星というのは、丁度個人天体の最後の星であり、個人に与える影響が比較的大きいため、ここまでをメインで見て、木星以降は最初から数度程度、動くことを前提に読み解きます。

さて、ここから、日付による星の変化を見ていくのですが、28日を見る前に、この木星以降の傾向を見ておきます。これを見ておくことで、後で個人天体が変化した際の運気の変化や、環境的な影響が分かりやすくなります。

木星以降を見ていくと、男性星座は土星に水瓶21度があるだけなので、獅子以外の男性星座が出てきた際には、この水瓶だけがソフトアスペクトになる、という意識で見ることができます。

土星は試練を表しますから、水瓶座が土星ということは、基本的には、男性星座以外はハードアスペクトしか生じない、ということになり、特に蠍座、牡牛座のスクエア、蟹座、乙女座のセスキコードレイトが生じるため、この辺りの女性星座は、何か試練が訪れる際には、多少馴染みにくい、難しい判断、考え方が必要になる可能性が出てきます。

反対に、土星を除く4天体は女性星座で、特にトランスサタニアンに女性星座が集中していることから、世の中の情勢や、環境的には、感情面のケアや、現実に即した行動など、女性的な理解、判断が重んじられる傾向が続いている、という見方ができます。

アスペクトとしても、木星、海王星の魚座に合、やや距離ができつつあるとはいえ、海王星の魚座、山羊座の冥王星にセクスタイルもあるため、女性星座の運気が悪い、ということはなく、世の潮流に乗りやすい、そうした判断に馴染みやすい、という強みがあります。

傾向としては、まず、拡大、繁栄の木星、イマジネーションの海王星に合があることから、想像力が広がりやすく、人に適度に甘えることができたり、どうすれば人のために尽くすことができるか、などを想像することで、幸運が訪れることが考えられます。

なお、木星は幸運の星と言われますが、木星以降の天体は、個人の枠組みを越えた、社会にまつわる天体であり、この範囲でのアスペクトは、世間的にそうした傾向が拡大しやすい、ということになりますから、こうした、人のために何ができるかを想像しなければいけないような何かが起きやすい、そうした、助け合いが必要な事態が拡大しやすい、という意味にもなってきますので、必ずしも幸運という意味にはならないことには、注意が必要です。

もう一つのソフトアスペクト、海王星の魚座と冥王星の山羊とのセクスタイルでは、山羊座の目的意識の高さに想像力が組み合わさることで、現実的な、必要に即した援助、支援ができるため、助け合いには適した時期になります。その反面、こちらも木星以降の組み合わせのため、特に、絶対性を持つ冥王星にあることから、そうした支援が必要な事態が起きやすい、そうした相互援助が避けがたく必要になりやすい、という意味にもなります。

これらへのアスペクトは、ネイタルが女性星座であれば馴染みやすく、適した行動に出やすい反面、男性星座には馴染みにくく、浮いた判断をしやすい、といった意味にもなってきますので、今週は、特にこれらの点に、気を付けた方が良いでしょう。


では、ここからは、太陽から火星までで、各日について見ていきますが、まず最初に、28日0時の配置を書いてみます。

太陽ー牡羊座 6,55
月ー水瓶座 8,13
水星ー牡羊座 0,34
金星ー水瓶座 20,31
火星ー水瓶座 16,01

27日と比べると、太陽は丁度1度、月は14,03度、水星もほぼ2度、金星はほぼ1度、火星でも0,85度動きましたね。

木星までいくと0,1度程度になっていくので、週間で見てもそこまで動きませんが、火星まではこの程度動きますから、1週間ではそこそこの変化と見ることができます。

一つ注意するのは、水星以降は逆行することがあり、逆行が絡むと度数の進行が逆転する(プラスの変化ではなく、マイナスの変化になる)上、巡行と逆行では意味合いも変わってくるため、逆行の有無には気を付ける必要があります。

さて、28日を見ると、火星という個人天体までの範囲において、星が牡羊と水瓶だけですから、基本的に、男性星座的な傾向の強まる1日ということができます。木星以降では、男性星座は土星の水瓶座21度があるだけですから、それぞれのオポジションに当たる天秤、獅子は、多少の衝突、葛藤があるかもしれません。

男性星座的な傾向が強まる、とは書きましたが、太陽から水星はまだ初期度数であり、後期、終期度数の多い木星以降の女性星座とは、まだ合やセクスタイルの範囲で、反目する位置にはありません。月と火星の水瓶座が天王星の牡牛座という、固定宮でのスクエアを形成するため、頑固になりすぎないよう、気を付けた方が良い日にはなってきます。

では、次に29日です。

太陽ー牡羊座 7,54
月ー水瓶座 22,10
水星ー牡羊座 2,30
金星ー水瓶座 21,33
火星ー水瓶座 16,46

はい、太陽はやはりほぼ1度、月でほぼ14度、水星でほぼ2度、金星でほぼ1度と同じような動きですが、火星は0,45度と、動きが大分小さくなりました。

基本的には漸進ですが、月だけは大きく動くため、金星と合になり、水瓶座的な、自分らしい楽しみや、コンピューター関連で楽しみを見つけやすい日、ということになってきます。
土星とも合で、水瓶座でステリウムになるため、午前中のみとはいえ、ハマりすぎや、空気を読まない楽しみ方はしないようにしましょう。

では、30日です。

太陽ー牡羊座 8,53
月ー魚座 5,59
水星ー牡羊座 4,28
金星ー水瓶座 22,35
火星ー水瓶座 17,32

はい、月は13,49度と大きく動きましたが、やはり太陽はほぼ1度、水星はほぼ2度、金星もほぼ1度で、火星が0,86度と、月と火星以外は一定で動いています。

ここまでを見てわかる通り、太陽、水星、金星の動きはほぼ一定で、逆行しない限りは、ほとんど常にこの間隔で動きますので、これがわかってくると、月と火星以外の惑星は、おおよそ計算で次の度数が見えてくることになります。

そして、逆行期間というのは、1週間以下ということはまずあり得ないので、週間予報を見る際には、最初の日付を見て、最後の日付を見て逆行していなければ、全ての日でそのまま巡行しているため、全ての日付の配置を見なくても、あとは1日毎にこの辺り、という目算を立てるだけで、大体の配置がわかります。

さておき、30日は月が魚座に移動し、天王星の牡牛座とセクスタイルを形成するため、可愛い系のファッションなど、異性受けの良い格好やグッズなどを意識しやすくなります。金星ー火星の合もあって、自分流の楽しみ方を追求するのに良い日ですね。
太陽ー水星も近づいていて、火星とのセクスタイルも形成するため、会話でも行動でも、アクティブな魅力を発揮することができます。

ここからは省略してお話していきますが、31日になると、月が魚座19,37度、火星は水瓶座18,17に、4月1日は、月は牡羊座3,02度、火星は水瓶座19,02度、2日には月は牡羊座16,10、火星は水瓶座19,47度と、特に牡羊座は太陽にもあり、脚光を浴びやすい日になってきます。

総じて見ると、火星までの個人星座は牡羊座と水瓶座が強く、女性星座が優位だった木星以降の天体と比べると、個人への影響としては、天秤や獅子はオポジションができるため、多少反目する面がありますが、全体的には男性星座の方に無理がなく、過ごしやすい週になります。

全ての天体でトランジットを見ていくと、このように、男性星座の強い個人天体と、女性星座の強い木星以降の天体、ということで、個人には男性星座の影響を受けやすく、男性星座的な言動に出やすくなる反面、社会的には女性星座の影響が強く、必要とされる言動は女性星座的な配慮、ということになりますね。

ここから、ネイタルとしては、女性星座が個人天体に多い人は、自分にとって自然な言動が社会に必要とされる需要とマッチするため、周りの環境とはうまく接しやすく、その点で見れば過ごしやすい週にはなるものの、トランジット男性星座群の影響を受けると、知らぬ間に攻撃的になっていたり、思わぬストレスに晒されやすい週になってきます。

逆に、ネイタルで個人天体に男性星座が多い人は、自分の言動がトランジットに強化されやすく、自分一人で過ごすには気楽に過ごせる週となるものの、周りの需要とは反発しやすく、環境には溶け込みにくい週になってきます。

そして、ネイタルで、木星以降の天体に女性星座が多い場合、元々環境的に女性星座的な需要、影響を受けやすく、この週は、自然に必要とされている感や、適切なアイデアなどが得られやすくなります。

ネイタルで木星以降に男性星座が多い場合、元々の環境は男性星座的な要素が強く、周囲への配慮を気にするより、自然な言動をしていた方が周りと接しやすく、素直にトランジットの影響を受けた方が、かえってうまく過ごしやすい週になります。


ということで、今回はトランジットの補足、週間予報についてお話していきました。

これが月間予想になると、天体が逆行する可能性や割合も増えますが、基本的には、この週間予報を4周続けるだけなので、週間の変化を掴むことができれば、月間でも年間でも、対応はできると思います。

今回は、時間の変化に関わるハウスはスルーしましたが、ホロスコープは、詳細を見ようとすれば本当に細かく見ることができるので、重点的に見たい日があれば、その日を時間単位で見たり、微差とはいえ、木星以降の天体でもサビアンなどを絡めて見れば、更に詳細を見ていくことはできるので、気になる日があれば、そうした見方をしても良いと思います。

では、次回はようやく、パラリンピックで活躍された選手について、久しぶりに姓名判断をしていこうと思います。

では♪

皆様のためになる記事、読んでてクスッとできる面白い記事を目指して書いています。 日々更新に努めていますので、よろしければサポートよろしくお願いします♪