姓名判断ー陰陽配列について4

はい、今回は陰陽配列の解説、5文字の名前についてです。
予定では、陰陽配列については3回くらいで終えて、みんなの鬼門、因縁の解説に入ろうと思ったのですが、予定より大分長くなってしまいました。

前回4文字名を解説して、おおよそ重要なことはお話ししましたし、今回はなるべく短くまとめて、最後に少し補足説明をしていこうと思います。


5文字の名前について


ということで、5文字名についてです。

日本人の名前において、4文字の名前までと同様、5文字にもいくつかパターンがあって、それによって、同じ配列でも影響が変わってくる、のは、確かに前回と同じです。
しかし、今回は全ては網羅しません。

というのも、5文字の名前には、確かに、1文字姓・4文字名の組み合わせから、4文字姓・1文字名の名前まで、確かに名前自体は4種類あります。しかし、実際のところ、4文字姓や4文字名というのは、非常に限られていたりします。

名字で言えば、勅使河原さんや大豆生田さんなど、名前なら、五右衛門さんや門左衛門さんなど、いらっしゃるにはいらっしゃいますが、今回は、そういう方々には、陰陽配列の基本のキ、人運に陰陽の組み合わせがあるか、だけで判断していただき、あとは省略とさせていただきます。

ということで、今回の5文字の名前では、日本人の主な名前の組み合わせである、2文字姓・3文字名の名前と、3文字姓・2文字名の組み合わせで、それぞれ見ていこうと思います。


この二つの組み合わせですが、人運の位置が中央寄りになるため、バランスの見方としては、前回ほど複雑ではありません。

まず、第一に人運の陰陽が大事、とされることに違いはありません。その上で、次の点を見ます。

①、人運以外に陰陽が両方あるかどうか。

②、あれば、陰陰・陽陽陽のように、偏っている場合を除いて良い配列。偏っていれば、良くない配列。(悪いとまでは言わない配列)

この②について、要は、人運以外の3文字は、陰陽が両方あれば、あとは、偏っていない限りは良い配列と言えます。また、陰陽が片方しかなく、陰陰・陽陰陰のようになってしまうと、これは悪いとまでは言わないものの、やや悪い寄りの配列になってしまいます。

ちなみに、そもそも人運に陰陽がない場合は、基本的に悪いと思っていただいて問題ありません。陽陰・陰陽陽のように、一見すると陰陽がバランスよく配置されているように見えても、やはり悪い寄りの配列と判断します。

なお、5文字の名前に関しては、もう一つ注意点があります。

陰陽陽陽陰 陽陰陰陰陽

この二つの配列は、陰陽の片方が一方を挟んだ配列として、2文字姓、3文字姓のいずれの名前でも、特に人運の働きを抑制するとされ、5文字の名前の中では、全て陰、全て陽、に次ぐ配列の悪さとなるので、注意が必要です。


ということで、5文字の名前の解説はここまで、とさせていただき、ここからは、全体を通して、色々と補足説明をさせていただこうと思います。


まず1つ目は、人運の配列が、バランスの良し悪しに繋がってしまうのは何故か、です。

まず、陰陽のバランスとは、同じ吉凶でも、運の良し悪しに関わる、とお話ししました。
では、人運が陰陽の組み合わせと、陰陰、陽陽の組み合わせで、何が違うでしょうか?

答えは、人運が奇数になるか偶数になるか。つまり、人運自体の陰陽が変わります。陰陽、陽陰なら人運は陽の数、陰陰、陽陽なら、人運は陰の数になります。

この人運とは、その人本人の性格に直結します。
陽木、陰火など、各運を見ていったとき、実は、陽の数には、前向きさ、アクティブさなどが現れるのに対して、陰の数は感情的、心の有り様に左右されやすい、といった性質を持っています。

つまり、人運が奇数、陽の数であるということは、その人の心が安定しているかどうか、に大きく関わってきます。バランスには柱が大事、とは最初の方でお話ししましたが、この柱の安定とは、根本的に人柄、人間性、心が安定しているかである、ということです。

心が安定していないと、いざというときに、感情に流され失敗してしまう、気分の上下によって、できること、できないことが変わってしまう、しかも自分でコントロールすることも容易ではない、そういった事態から引き起こされる、不運や悲運を避ける、そのために、陰陽配列で、人運が奇数になるよう、陰陽、陽陰の組み合わせが推奨される、これが、陰陽配列で、人運の組み合わせが重要視される理由になります。

勿論、各文字の陰陽が、全体のバランスに関わるのも変わりはなく、あくまでも、人運が重要視される理由について、という話ですので、誤解されないようお願いしますね。


では2つ目、陰と陽で、根本的に何が違うのか、です。わかりやすいように、全て陽、全て陰のような、極端な配列では、同じような吉凶で、どのような性格になるのか、見ていこうと思います。
偶数と奇数なので、全くイコールにはできませんが、傾向だけ見ていきます。

まず、分かりやすい例としては、山田花子さん。3・5・7・3画で、全て陽の数の組み合わせです。

人運は12画で陰の数、外運も6画、総運も18画と陰の数で、特に、4文字での陽のみの名前は、人柄も外からの評価も、持っている運気も全て感情に流されやすく、非常に不安定である様がわかります。
ちなみに、3文字での陽統一は、人運、外運は陰の数で、総運は陽の数となり、4文字よりはマシに見えますが、人運が陰の数で感情的な分、どのみち陽の運気も安定的には受け取れません。5文字の場合、外運も陽の数になりますから、少しだけマシになります。

では、仁木有太さんという、ええ、まあ若干ムリヤリ名前にしましたが、この方の場合はどうなるでしょう。画数は4・4・6・4画です。

これは、出てくる数が全て偶数、陰の数ですから、こちらは社会運や家庭運を含め、全ての運気が陰の数になります。すると、何をしても、どこにいても、常に感情に左右されることになり、非常に不安定な運気になることがわかります。これは文字数に左右されないので、3文字でも5文字でも、常に全てが不安定で、陰陽配列としては、最も悪い、ということになります。

陽統一と陰統一、一見全く逆の運気が現れるように見えて、実はどちらも、陰の運に悩まされる組み合わせ、ということですね。陽が多いとアクティブに感情に悩まされ、陰が多いとネガティブな感情に悩まされる、とも言えます。


ということで、陰陽配列についての説明は、ここで終わりとさせていただきます。

本当であれば、佐々木蔵之介さんや、近松門左衛門のように、6文字の名前の方や、それ以上の名前を持つ方はいますが、非常にレアケースになってくるので、そういう方は、とりあえずは、人運に陰陽という、基本のキだけ押さえておいていただければと思います。

では、次回は、いよいよ因縁の解説とさせていただきます。
色々と計算が出てきますので、もしちゃんと勉強したい方は、紙とペンを用意しておいていただいた方が良いと思います。

でわまた🎶

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