見出し画像

石川啄木ー姓名判断での見方

はい、ということで、今回は石川啄木について、今度は姓名判断から見る人物像、持っていた運気など見ていこうと思います。

まず一つ注意としては、この石川啄木の場合、wikiで見ても注意書がありますが、この『啄』の字について、フォントの関係で表示されていないだけで、本来は点が一つ入る字形です。

ということで、一見するとこの啄の10画に、点の1画を加え、11画が正しい、、と思いきや、なんとこの字、採用する流派によって、どう計算をするのか、10画が正しいとされていたり、やっぱり11画だったりする、面倒な字なのですね。

とりあえずここでは、見た目10画に点が足されるのだから、やっぱり11画でしょ、ということで、11画を採用して見ていきます。
なお、本名は石川一といい、こちらが本来の啄木になるので、ちょっとややこしくなるかもしれませんが、こちらも併せて紹介していきます。


ということで、まずは石川啄木、画数は5・3・11・4画です。
天運8画、地運15画、外運9画、人運14画、社会運が19画で、家庭運が18画、総運は23画になります。

運気全体で見ると、属性としては水2つ、火2つ、土が1つ、金が2つと、木だけありませんが、バランスの取れた名前と言えます。
しかし、こちらの場合、総運と人運に運の基点がありますが、土が地運のみとなるため、幼少期を過ぎてからは作用が弱まり、仕事や人付き合いが負担になる、特に家の事情などが絡むと尚更苦手意識が強まる、そこから全体的な運気も低下するなど、土の欠けたマイナスの影響を強く受けるようになります。

そして、本名、石川一で見ると、天運は8画、地運が2画、人運が4画、外運が6画、社会運が9画、家庭運が5画、総運が9画となります。

この本名というのは、啄木というペンネームを離れた、プライベートでの姿として見ることができます。
属性全体としては、水が2つ、木が1つ、火が1つ、土が2つ、金が1つと、全ての属性が満遍なく現れますが、社会運、外運は啄木に切り替わりやすく、人運は時々によって、家庭運は石川一で見ると、より実情に沿った形になります。

ここから、社会運、外運は省いて運の流れを見ますが、すると、全ての属性が1つずつとなり、使いやすいのは人運や総運ですが、他でもどこでも運の基点となるため、運を働かせやすく、これでもバランスは良くなります。
ただし、社会運と総運は最大凶数、地運と人運は凶数と、元々の運気が悪く、陰陽配列では陽画のみとなるため、名前のバランスも悪く、運全体は力が発揮しにくく、低下していると見られます。


ということで、全体を見たところで、今度は個別の運について見ていきます。

まず、どちらの名前でも同じ画数になるため、一番わかりやすいのが天運ですが、8画は明るく活発、努力家ですがやや攻撃的、人望に欠ける、といった、金属性、特に陰金の原点となる画数です。
ここから、啄木の家柄にはこうした独立独歩の機運と前向きな様、努力を良しとする風潮などがあったことがわかります。

そして地運ですが、15画では温厚、器の大きさ、順調な発展、広い交遊、管理能力の高さ、といった資質がありますが、啄木の名を使い始めたのは1903年頃で、この画数は、そこから先の運気として見る必要があります。

これ以前の啄木は、石川一の地運を持ち、画数は2画、別離、分裂、対立、寂しがり屋といった性質を持つことから、地運にあっては、誰か、何かとの対立、不安定な精神状態を示し、喧嘩なども起こります。
ここから、石川啄木の幼少期は、人との争い、家族との離別、学校という組織との対峙、別離などが予期され、事実、石川啄木は中学を退学していたりします。


人運では、14画はもどかしさ、理想と現実のギャップ、そこから不満が多い、といった性質を持ち、ここから、啄木は常に今以上を求める性格、不平不満の多さなどを感じさせます。

この人運は、歌人・石川啄木としての活動で現れるため、これは、いわば仕事中のキャラクターとして見ることができます。
このギャップに関しては、芸人としては面白いけど、普段は地味なおじさん、といった、よくいる芸人像など思い浮かべるとわかりやすいかもしれませんね。そういう人は、芸人の名前では明るいのです。

ここから、歌人・石川啄木の上昇思考、探究心や勉強熱心さなども伺うことができます。
ただし、社会運では19画となり、感受性の鋭さ、独自の世界観などから、時に天才を輩出する数ではありますが、人運の14画とは水剋火となり、この感受性、世界観、想像力の豊かさゆえに、現実と理想のギャップに苦しむ、芸術家特有の苦悩などに見舞われることになります。

普段の啄木はといえば、石川一の4画が人運として現れます。
4画は依存心が強く、人に迷惑をかけがち、不平不満が多い、困難から逃げる、信用がない、佳人薄命の傾向と、こちらも凶数が強く、啄木の言われる傲岸不遜、タカり魔といったような悪評は、こちらから来ていると思われます。


外運は9画で、特異な才能を持つことはあるものの、健康運が悪く短命、持続力に欠け、外運にこれがあるところから、人付き合いが長続きしない、病弱そうな外見、才能ある人間という評価、などを受けることになります。
これは、啄木として接した人間は、あくまでも一時的な仲で、長続きしない状態だった、ということがわかります。

石川一としては、外運は6画で、財運の強さ、責任感、健康運の良さ、心の広さ、幸運などを表し、歌人・石川啄木を離れた姿としては、健康的で心が広く、財運の強い、幸運な人間、といった評価を受けていたことを伺わせます。

これを見ると、特に健康面に関して、歌人・石川啄木との解離があるようですが、石川一の人運には病気の兆候となる4画、総運に短命の画数である9画があり、歌人・石川啄木の外運にも、病弱さの9画があることがポイントになります。

つまり、石川啄木としては病弱さが外観上も現れ、プライベートである石川一としては、実際の体調などは悪かったにもかかわらず、外にはあくまで元気そうに、それを感じさせないように振る舞っていた、ということがわかるのですね。

石川啄木はよく豪遊をしていたそうですが、プライベートで外から見た際には、そうして頻繁に豪遊している様などが、財運の強さ、幸運、元気な人柄、などを感じさせていたのかもしれません。私生活で充実を目指し、張り切る人だった、ということも考えられます。


石川啄木の家庭運は18画で、性質としては、我の強さ、攻撃性、短絡的、こだわりの強さなどが挙げられます。
とはいえ、家庭では普通、石川啄木の人格は持ち込まれにくく、石川一としての性格が出ていると考えられますので、傾向としては強くは現れません。

石川一の家庭運は5画で、福碌長寿、行動力があり、円満な人柄、懐が広い、財運が強い、人当たりのよさといったように、啄木を離れた状態ではその人柄の良さ、人受けの良さを感じさせます。
これは外運と近い姿であり、ここからも石川一の、プライベートでの充足した姿、人との接し方の違いがわかります。

実際を見ると、1906年までは金銭的に窮乏していたこと、それまでも金銭的な苦労が続いていたことがわかりますが、1907年以降、21歳からは盛岡では落ち着いた生活をしている辺り、地運の2画の凶数の悪影響に加え、土の家庭運を害する、木剋土の悪作用などがあったことが考えられます。

とはいえ、人運の4画により、木剋土は中和され、借金で豪遊をする生活は成人後も続けられていますから、この家庭運と実際の姿については、借金苦でありながら、家庭生活自体に大きな影響はなかった、ということかもしれません。
石川啄木のホロスコープは、反常識の水瓶優位ですから、そういった普通でない感性、というのも持っているのかもしれません。


石川啄木の総運は23画で、発想力、企画力、行動力、決断力などに並外れた資質を持つ、最大吉数になります。
啄木としての活動は主に社会運、外運とリンクしますが、外運9画、社会運19画と、水剋火の作用が両側から働くため、社会活動や人付き合いにおいては、こうした才能は感情に揺られ、不安定になり、従来のような強さを発揮できません。

石川一の総運は短命、病弱の9画で、総運にこの画数があることで、病気や事故など、生命の危険が各方面に生じるため、注意が必要になります。

石川一の場合、人運の4画に佳人薄命の予兆があり、短命を加速させる水剋火があるため、普通以上に危険があります。
実際の石川啄木はというと、やはりわずか26歳で病没しており、この人運の4画、総運の9画に水剋火という、強力な短命作用が働いた所以が大きいように思えます。


ということで、今回は姓名判断から、石川啄木について見ていきました。
本名とペンネームという、二つの名前があるため、名前の影響が複雑になっていますが、両方を総合して見ると、元々、方々に凶数がある上、相剋の作用も多いため、全体的な運気の弱さが目立ちます。

石川啄木としては、地運が作用を終えた20歳以降に問題を生じ、本名の石川一も、凶数と相剋の強さから、病気と病弱さという穴を回避する手段が少なく、名前による悪作用は、各方面に、大きな悪影響を及ぼしたことを感じさせます。
なお、石川一では、やはり地運が人運の火、総運の水の間を取り持つ木属性なのですが、この時期を過ぎてしまうとこの輪が途切れるため、その作用もあったのかもしれない、と思いました。

ということで、実質二人分を書いてるため、かなり内容が多くなってしまいましたが、ここまでとさせていただきます。

では、次回は姓名判断とホロスコープ、双方を組み合わせて見ていこうと思います。

では♪

皆様のためになる記事、読んでてクスッとできる面白い記事を目指して書いています。 日々更新に努めていますので、よろしければサポートよろしくお願いします♪