姓名判断ー相性診断９、総運１

はい、今回は相性診断についての９回目、総運の相性について、解説をしていこうと思います。

総運とは、世間的には運と言えばこれ、と誰もが考える、いわゆる運勢全般を指すもので、良いことが起こる、悪いことが起きる、といった、運気全体を表しています。

総運以外で、その他の運にも常に関わってくることから、総運の相性とは、相性が良ければ、良いことが起こりやすくなる、運勢全体が上がる、相乗効果で、プラスの作用が起こる、といったように、他の運に相剋があったとしても、最終的には、プラスの結果に繋げることができます。

逆に相性が悪い場合、悪いことが起こりやすくなる、運気が下がる、悪影響を受けるなど、運勢全体に悪い作用を及ぼすことから、他の運に相生があったとしても、最終的には、悪い結果に結び付きやすくなります。

これらの性質から、この総運の相性は、全運勢の中で最も重要度が高く、基本的には、この相性の良い人との関わりが大切になる他、相性が悪い場合でも、運気の低下を緩和することが推奨されています。

では、総運における相生、相剋、比和は、どのような関係性をもたらすでしょうか。

まず、相生の関係についてですが、これは単純に、総運同士の関わりから、運気が上昇する、良い影響を受ける、といった関わりになる他、他の相剋を緩和する、各運に付加的な影響を与える、といった、他の運にも関わる、総運ならではの影響を及ぼすことになります。

この二点に関して、前者の総運同士の影響は、生じられる側の運気が上がる、引き立てを受ける、支えられる、生じる側も能力、実力が上がる、良い修行になる、将来に繋がるなど、これまでの運と同様、プラスの効果を生み出すことになります。

総運の影響は大きく、例えば、人運や外運が相剋で、気が合わない、意見も合わない、人との距離感が違い、付き合いがうまくいかない、といった負の作用があり、時にいがみ合っていたとしても、生じる側は、気が付けば実力を伸ばしている、評価が上がっている、生じられる側も、気が付けば注目を集めている、引き立てを受けている、幸運に結び付いている、といったように、よくある漫画のライバル同士のように、正の影響を与えることになります。

このように、総運においては、この関係は、主にプラスの作用が生じるだけで、特にこれといった負の側面がないため、これだけを見れば、良好な相性と言えます。

問題となるのは、後者の他の運との関わりで、この影響によっては、総運同士が相生でも、思ったより恩恵を受けられない、といったこともあり得ます。
この点は、相剋や比和でも生じ、全てを検討していくと、かなりのパターンがあるため、次回、もう一度総運の影響として、解説していきます。

比和の関係においては、似た者同士、お互い運気の上下がないという点から、総運の場合、一緒にいても、恩恵も負荷もない相手、失うものはない代わりに、得られるものもない相手、となるため、特別良好な相性ではありません。

比和では、他の運では関係性を向上させることもあった、似た者同士、という点は、総運では、似たような運気を持っている、というに過ぎず、単に影響がない相手となってしまいます。

比和は、比和自体の相性より、他の運との兼ね合いになる部分も大きく、自分の総運に、大吉数などがある場合は、自分の運気を邪魔しない点が良い方向に働くこともありますが、逆に、自分の総運が凶数の場合、助けが望めない、という点が厳しい状況を生むこともあり、自分の総運の吉凶も見る必要も出てきます。

相剋の関係では、剋される側は、運気が下がる、悪影響を受ける、運の阻害をされる、といった影響があり、剋する側は、基本的に悪い作用は受けないものの、剋される側から反発を招く、恨みを買うなど、相手の人との間にトラブルが生じ、思わぬ被害を受けることがあります。

総運で相剋の場合、特に注意が必要となるのが、人運や外運で相生、総運で相剋という場合で、特に、人運、外運のいずれもが、この相剋を緩和する運気でない場合は、仲は良いし気も合う、相手の評価や外見なども、好意的に思えて、付き合っていて楽しい、利益があるように見えていながら、実は、運気が低下している、道は悪い方向に進んでいる、悪い影響を受けている、といったことが起こりえます。

総運の他、人運と外運という、二つの運が関わる点から、このような、人運外運が相生、総運が相剋の時に、総運の影響が完全に相剋のみ、といったケースは、原理的にありえませんが、総運の相剋、という時点で運気の低減は起こるため、いずれにせよ、気を付けた方が良い相性となります。

ということで、今回は、総運の相性について、解説をさせていただきました。

ここまで解説しておいてなんですが、基本的に、総運と言えど、総運同士のみで相性を見る場合は、これまで見てきた相生相剋と、そこまで大差はない、と思っていただいて問題ありません。

ただし、ですけどね、というやつで、次回はこの、途中で省略した、総運の他の運への影響から見る相性、というものについて、解説をしていこうと思います。

では🎶