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サムのこと〜流れ続ける日常

宇田川ホワイトベアーズという売れなかった5人組アイドルはサム(遠藤さくら)の死によって解散した。
この5人は同じグループでありながらもお互いの事を何も知らない、というよりはお互いが打ち明けずに抱え込む闇をもっていたが、サムの能天気に四人の心の内部に入り込む言動や行動
によって日常を変えたというバックグラウンドを回想という形で振り返るショートドラマ。

断崖絶壁、自分が何故アイドルをやっているのか、何故ここにいるのかもわからない状態になると、そこに留まるために、現実離れしたものにだってすがる。その残酷さを躊躇なく映す。感性の深い人は怖さだって感じる。

ただ、その日常だって、誰かが変えてくれる。

サムは死んだが、明日は何もなく普通に来て、
日常は人の情にも関係なく流れ続ける。
これもまた残酷なもの。

この残酷な日常は自分が死ぬまで終わらない。
それでも生きなければならない。
辛くて、どうしようもなくても、明日はくるし、昨日は来ない。

だからこそ未来を見るしかできない。
10年後の自分どこにいるのだろう。

最終話のEDは

羽根の記憶🪶


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