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滴下水の正体は雨か水漏れか?

火力発電所では、火炉の壁に水管が張り巡らされており、この中で燃料を燃焼させることによって発生した熱が水に伝達されます。その結果、蒸気ドラムで蒸気が発生し、発電のためのエネルギーが供給されます。ただし、このシステムには高度な注意が必要です。なぜなら、ドラムの圧力が10MPaを超えるような高圧力環境下では、水管からのリークがあると、高温高圧の水が大気圧に解放され、急激な蒸発と体積膨張が起こり水蒸気爆発を引き起こす可能性があるからです。これは大事故につながる恐れがあります。

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