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バイオマス発電の理想郷へのロードマップ

 カーボンニュートラルで再エネに位置付けられているバイオマス発電。最近の大型バイオマス発電所は海外からバイオマス燃料を輸出しているため賛否両論あります。再エネは純国産のエネルギーを用いるのが本来の姿なので、太陽光、風力、水力、地熱と比べると、バイオマス発電は完全なる再エネとは確かに言えません。
 しかし、国産燃料かつ現状も燃やされて処理されているものであれば、捨ててていたエネルギーを活用できるためバイオマス発電の再エネの価値はあがります。

 埼玉県では街路樹から発生する剪定木などのただ燃やされていたバイオマス燃料を用いた発電所が建設されるとのことです。これはバイオマスの理想の姿だと思ってます。

 そういう意味ではゴミも同様です。処理費をかけて燃やさなければならない廃棄物を燃料に転換できるのであれば、化石燃料も使う必要がなくなるので環境に大きく貢献するエネルギーに変えることができます。バイオマス発電の最終的な役割はこれだと私は思います。

 今は外国から燃料を輸入していますが、理想の形に向かう途中だと思ってます。まずはバイオマス発電自体を普及させて、国産のバイオマス燃料の市場形成、価格低減や様々な燃料を効率よく燃やす技術向上、建設コスト低減を図って行くのがバイオマス発電のロードマップであると私は考えます。

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