見出し画像

核融合という究極の再エネ

 核融合を研究するITER向けのトロイダルコイルの初号機が完成したとの記事を見て、一歩一歩実現化している事にワクワクしています。

 核融合は夢の技術と言われています。地球に小さな太陽を作るのでほぼ無限のエネルギー源です。究極の再エネとも言えると思います。

 この実証炉の研究は世界中の研究者が集まってフランスで行われています。元々は建設地として日本の六カ所村も候補にあがっていましたが、残念ながら2005年にフランスに敗れた経緯があります。

 核融合ではプラズマを1億度以上に加熱する必要があり、トロイダルコイルが必要になります。これに対して常温核融合という言葉もあります。字の通り常温で核融合反応を起こすものです。これに関しては夢のまた夢の技術ですが、私が電気の世界に踏み込んだきっかけということを思い出しました。

 20年以上前の話ですが何かの漫画でこの常温核融合を知って、高専の入試面談で熱く語ったことを思い出しました。私の中ではこれが合格に繋がったと思っていますが、当時はこの言葉を知って夢のエネルギーに興奮した覚えがあります。高専で電気を学び、電力会社で原子力に携わり、今の再エネの道に進んでいるのもこれがきっかけなのかなと思っています。

 当時と比べれば世界的に再エネも大きく進歩しました。もしかすると後20年後には核融合により発電が行われているかも知れません。

 人間はフィクションを具現化する。

 今当たり前の技術も昔は夢の技術でした。想像しなければ現実にはなりません。核融合もいずれ当たり前の技術になる未来は割と近いかも知れません。

私のノウハウ記事に値段以上の価値があると思って頂けた方はサポートにて評価頂ければ嬉しいです。