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日本の地形を生かした水力発電という選択肢も今最大限活用する時

 国交省が全国の多目的ダムへの水力発電増強を検討しているそうです。急峻な土地が多い日本が保有している再エネの有効活用だと思います。

 以前、私も砂防ダムで小水力の可能性を検討しましたが、日本全国にはダムがあらゆるところにあり、また発電に使用されていなダムも相当数あります。この莫大なエネルギーを使えるようにすれば再エネ比率も大きく上がるのではないかと思います。
 また、県の企業局が管理する発電用のダムもありますが、設備が古くリプレースすれば増出力ができるものもあります。数年前ですが民間資金を活用したコンセッション方式で県が保有する水力発電をリプレースして民間に解法する取組も出てきています。

 ただ、発電用用途に改造するにあたり、管理保有する国交省で実施するのではなく入札等で民間を活用して欲しいと思います。その方がコスト低減にも寄与しますし、適切な技術力も保有しているので健全な発電所運営ができます。(ただ、ノウハウ的に大手電力会社が独占してしまいそうですが。。。)

 以前紹介した書籍「水力発電が日本を救う」でも既存のダム活用について述べられていますが、既存のダムを活用して再エネ比率を増やすことは、水利権や慣行水利権者、減水区間といった問題もなく(解決済み)、環境面、災害面、コストの面でも最も効率的な方法なのではと思っています。


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