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2024年1月の記事一覧

発電所のカウントダウンにも安全上の重要な意味がある

発電所での設備操作におけるカウントダウンの重要性についてご紹介します。発電所では、設備を起動する際やスイッチを入れる際にカウントダウンを行うことが基本です。

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Tsrについて解説します

バイオマス発電所などの火力発電所では、配管の「減肉」(材料の摩耗や腐食による厚みの減少)に対する対策と管理が重要です。 配管の適切な厚さを決定する際には、「Tsr」(Thickness shell requirement、必要シェル厚)という指標が用いられます。Tsrは、配管が運用中に遭遇する可能性のある様々なストレスに耐えうるために必要な最小限の厚さを示すもので、配管の長期的な安全性と機能性を保証するために不可欠です。

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誘導発電機の用途について解説します

誘導発電機(インダクションジェネレータ)は、その独特の動作原理により、特定の用途に特に適しています。 この発電機は、基本的に誘導電動機の原理を逆に応用したもので、主要な構成要素は回転するローターと静止したステーターです。ローターは外部の力(例えば風や水流)によって駆動され、この回転がステーター内のコイルに電磁誘導を起こします。

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太陽光パネルの増設、更新が解禁!

太陽光パネルの増設や更新をするとFIT調達価格が変わるという制度が変更されるという記事です。

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不安を煽る記事にご用心。能登半島地震での最大加速度2828galと志賀原子力発電所の基準地震動の関係

能登半島地震で志賀町富来地区で観測された最大加速度は2828galであることが防災科学研究所のHP公開されています。一方、志賀原子力発電所の耐震設計の基準地震動は1000galです。 ネット上ではこの数値の単純比較のみで志賀原子力発電所の耐震設計の不安を煽る記事が散見されます。 単純比較するのは間違っています。理由は加速度を比較する地盤面が異なるからです。簡単に説明すると2828galは地表面、基準地震動は地表面より深い解放基盤面を基準とした原子炉建屋設置面での加速度だか

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地震の震度、マグニチュード、加速度について解説します。

マグニチュード、震度、加速度はいずれも地震の規模を表す際に使われる数値です。これを小学生にも分かるような説明にすると下記のように言えると思います。 ・マグニチュード:地震の「大きさ」 ・震度:地震が「どれだけ強く感じるか」 ・加速度:地震で「地面がどれだけ速く動くか」

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緊急時に大活躍!停電地域の救世主、電源車について解説します。

能登半島地震の停電地域での復旧対応で電力会社の高圧電源車が活躍しています。この電源車は東日本大震災後に各原子力発電所にも外部電源喪失対策として配備されています。 福島第一の事故対応では全国の電力会社から電源車が送り込まれ、地震と津波で全ての電源が失われたプラントの機器に電気を供給すべく活躍しました。 電源車のラインナップとしてはディーゼルエンジンであれば500kVA、ガスタービンエンジンであれば4500kVA程度までの容量があり、燃料はいずれも軽油です。

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原子力発電所の所内電源系統について元原子力技術者が解説します

元旦に発生した震度7の地震で志賀原子力発電所の外部電源の一部が喪失した事についての北陸電力のプレスリリースに下記の所内電源系統の単線結線図が添付されています。 今日はこの単結をベースに原子力発電所の所内電源系統について解説します。

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地震による火力発電所停止の本当の理由

元旦早々、石川県能登半島沖を震源とする震度7の地震が発生しました。この地震により北陸電力の七尾大田火力発電が停止し120万kWの供給力が失われ関西電力管内からの電力融通が行われる状況となっています。 地震時には地震よる自動停止と報道されますが、火力発電所には地震検知により動作するインターロックは多くの発電所の場合設置されていません。

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