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再エネ技術者マガジン

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2022年3月の記事一覧

3D10Dの基本

 風車を配置する上で、風が強く吹く場所に配置することは勿論重要ですが、風車同士の距離というのも重要な検討事項の一つです。  3本のブレードを回した後の風の流れは乱れますので、風車周辺、特に後方においては、近すぎてしまうと渦巻いた風によって発電量が減少したり、風車に大きな負荷がかかります。これをウェイク(後流)による影響と呼んでいます。

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忍び返しは隠れたお財布

 発電所には関係者以外の人が容易に立ち入る事ができないように柵、へい等を設ける必要があります。これは電技に規定されている事項です。  柵、へいと記載されていますが、実際はフェンスを設置することが殆どです。

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HMIグラフィックの楽しみ

 発電所の普段のオペレーションは、ヒューマンマシンインターフェイス、HMIと呼ばれる、発電所全体の系統構成と機器状態が表示されたグラフィック画面にて、状態監視や機器操作を行います。  このグラフィックの色合などの視認性や操作性は、ヒューマンエラーを防ぐために重要であり、建設時において事業者の希望を踏まえてカスタマイズされます。

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深部地熱発電という夢の技術

 深部地熱という生物にとってはほぼ無限の地球内部のエネルギーを活用する深部地熱発電が構想されています。  先日の新揚水発電の記事と同様に、2つの分野を組み合わせた新たな技術です。

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発電所の直撃雷対策について解説します

 発電所に限らず、建築物や設備を落雷から保護するシステムのことをLPS(Lightning Protection System)と呼びます。その中でも直撃雷からの保護を外部LPSと呼んでいます。このLPSという言葉は落雷による故障が多い風車の落雷対策としても頻繁に用いられる言葉です。

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新揚水発電!?

 揚水発電は電気を貯蔵できる最も効率的なシステムです。その揚水発電の新しい水の貯蔵方法が検証されています。  以前、下部調整池を海にした海水揚水発電を紹介しましたが、今回紹介するのは、上部調整池の驚きの代替え方法です。

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韓国製ケーブル

 本記事はあくまで私の経験の中での話しで、根拠やエビデンスはない不明確な情報であることを理解の上、お読み下さい。

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陸上風力の保険には注意が必要

 発電所を建設する際は、地震による設備損壊や盗難による被害等のリスクヘッジのため組立保険に必ず入ります。その中でも山間部での陸上風力発電の保険は注意が必要です。

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変動緩和用蓄電池要件の撤廃

 北海道エリアで太陽光や風力発電に設置が義務づけられている変動緩和用蓄電池の要件が、ようやく撤廃される方向で系統WGで議論されています。

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需給逼迫における再エネの価値

 本日は東京電力管内で需給が逼迫しており、14時時点で供給力を107%も超えています。そのため、揚水発電の上部調整池の水を前倒しで使用しており、この水がなくなると16日の地震時と同様に負荷遮断に至る可能性があります。

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発電所の保護リレーの基本について解説します

 発電所の受電設備に設置される保護リレーは、二桁の数字とアルファベットで表現されていますが、どれが何の役割をしているのか、良く分からない人は多いと思います。しかし、シンプルに考えれば実は単純です。本記事では保護リレーの原理を抜きにした、保護リレーの基本を解説します。  電気主任技術者の実務においては、当然ながら保護リレーについて理解してないといけないですが、私の感覚では電験の勉強の中では保護リレーについては殆ど学ぶ機会はないと感じます。保護リレーについては多くの人は実務で学

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負荷遮断について解説します

 16日深夜の東北地方の地震で起きた停電がUFR動作による負荷遮断であると、東京電力がTwitterでツイートしています。新聞記事でもUFR動作や負荷遮断について触れられており、今回の停電でブラックアウトを避けるための負荷遮断による意図的な停電というのが広まりました。

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十分すぎる豊かな生活が損なわれて何か問題があるのか?

 16日深夜に発生した東北地方を震源とした震度6強の地震による関東エリアでは広範囲のエリアにて停電が起こりました。大きな災害においては停電が発生することは致し方ない事象です。しかしながら、日本は元々世界でもトップクラスで停電が少ない国であるが故に、停電に対する耐性が少ない国でもあると思います。

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フランジのレーティングの基本

 バイオマス発電や地熱発電は蒸気や水の流体を扱うため配管の知識も必要です。配管口径については下記の記事で解説しています。本日はフランジです。

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