双子の姉

今日は双子の日なんだそうな。

この間、親戚のお葬式で、久しぶりに母方のいとこ全員に会いました。

特に一つ下の従姉妹に会うのは15年ぶりくらい。
実は東京にいるんですけどね。
それでもなかなかねー。

従姉妹は親戚関係の節目節目の集まり(結婚式とか葬式とか法事とか帰省とか)にずっと顔を出せなかった。
理由は双子を産んだから。
妊娠中は切迫流産の危険があるから絶対安静、それからは怒涛の双子育児で行事参加なんてムリムリムリ。

今回、従姉妹はその双子ちゃん(女の子)を連れてきた。
小学四年生。
お揃いの黒ワンピ、ママの真似して並んでお焼香する姿が、隠し撮りしたいほどめっちゃかわええええぇ~!

双子ちゃんから自己紹介を受けたが、さーっぱり見分けがつかない。
従姉妹が「小さい方が姉だよ。超未熟児で生まれてきたから、今も差があるね。」
…て言われても、2人の差なんぞ全く分からない。
まぁ妹の方が大きかったといっても、200グラムしから差はなかったみたい。

こちらが何か聞く前に、双子ちゃんから先制質問。
私と私の妹を見て、
「どっちがお姉ちゃん?」

うちら姉妹は一歳違い。
そしてうちの妹はデカイ。身長は170センチある。
ちなみに私は160センチと平均はあるんだがね…。

「こっちがお姉さんだよ。」
と、小さい私を指差して従姉妹が言う。
しかし、私がそこですかさず、
「小さいけど、足が速くて頭のいい方がお姉ちゃんだよ!」
と付け加えさせていただきました!(笑)
(わたしゃ実際にリレーの選手だったし、成績も妹より優秀でありましたからな!)
姉の威厳てのは身体の大きさで表されるもんではないのだよ(ニヤリ)。

そしたら双子ちゃん姉がニコッとして、
「私の方がなわとびできるー!」
と。

周りから双子に対する一般的な話のつかみとして、「どっちがお姉ちゃん?」て聞かれることが多いんだろう。
ママの口からは「小さい方が~」って、悪気なくある意味ネタのように繰り返されてるんだろう。
しかし、双子ちゃん姉は言われる度にモヤモヤした劣等感を感じているんだと思う。

昔のうちらデコボコ姉妹もおんなじだったんだよなー。
案外子どもは大人の何気ない言葉に傷ついているもんです。

ちなみに何時間か一緒にいたら、双子といえども性格は違うし、見せる表情も違うしで、2人の見分けがつくようになりました。
双子でもそれぞれ自立した個人。当たり前のことなんだけどね。

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