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【ギア】ソロキャンで溺愛中のキャンプギア10点-前編-

キャンプの醍醐味の一つ、ギア選び。
というかむしろこれがキャンプの主役なのではないかとすら思えるほど楽しい。

ギアを選ぶ、探す、見つける、買う、届く。
ダンボールを開ける時のワクワク感。
小さい頃のクリスマス、枕元に置いてあったプレゼントを開けるときのような、無邪気な気持ちがあります。

キャンプとは、ようは届いたギアを活躍させるためのステージ・土俵であり、センターで踊るダンサーは、歓声を浴びる力士は他でもないギア達なのである。(それゆえキャンパーは概ねキャンプ貧乏で普段は質素極まりない生活の人が多い印象)


今回、半年で累計20泊の詰め込みひよっこソロキャンパーのお気に入りアイテムを紹介していきたいと思います。まるで参考にならないかもしれません。それぞれの「好き」は違うしね。

①テント
【モンベルムーンライトテント旧3型】
これを無くして僕のキャンプは成り立たない。もはや第二の家である。

コールマン→ツェルト→これ、と3代目。


■良い点
設営が簡単(直感でいける)
居住性が良い(広いし圧迫感がない)
見た目(全てはこれに尽きる)
付属のバッグが優秀(コンプレッション機能付き)

もう本当にフォルムが素晴らしいのですよ。インナーの綺麗な三角。まさに「スナフキンが出てきそう」でしょ?実際はヘルメットでペタンコになった髭面の和田アキ子みたいな男が出てくるんですけど...


設営が終わった時に毎度惚れ惚れしています。ダブルウォールなので結露もあまりしないですね。必要ペグは10本。前後の前室を作らないなら8本で住みます。


ちょっと変わり種の使い方として、フレームとフライだけでシェルター?フロアレス?な使い方もできます。冬の連泊でインナーを濡らしたくない時や、夏のサンガード目的のみならあり。


■悪い点
デカい
重い(4キロ)
高い(足元見やがって...)
入手困難(ゆるキャン効果か)
バイクなのであまり気にしていませんが、乗り入れ禁止で歩かないといけないサイトの時はちょっと重たいです。

大きさ自体は元々コンプレッション機能が付いているのである程度緩和されますが、一個前のテントが350ml缶サイズになるツェルトでしたからね...コールマンに比べたら小さいし軽い方です。



元値もそこそこですが、ゆるキャン効果で品薄なところにリニューアルに伴い旧型は廃盤となり、かなりプレミア価格...。出品者によっては12万とかど突き回したくなる強気価格です。5.6万で買えたらラッキですね。

リニューアル版の新2型、この前お隣キャンパーさんが使っていましたが、普通にかっこよかった!インナー段階ではやはり「きれいな三角」ではないのですが、フライをかけるとほぼ同じ。生地も少し薄く感じたのと、一回りコンパクトになった感じ。どうしようもなく修理不能な状態まで使い倒したら買い替えもありだなと思えました。



②寝袋(シェラフ)
【ナンガオーロラDX600】

これがないと生存できない。真夏以外はどこのキャンプ場も基本夜は寒いので、実質3シーズンと呼んで差し支えないかと。


■良い点
温かい(心地よく眠れる)
コンパクト(ダウンの強み)
防水(シェラフカバーいらず)
永久保証(脅威のコスパ)
耐久性(10年経っても現役)

■悪い点
無し!(ガチ)

本当にこの寝袋は素晴らしい。もはや生命線。シェラフ選びは生死に関わるとわかっていつつも、家賃みたいなお値段にかなり怯みます。しかも「濡れたら効果がなくなるからカバーを買いましょう」てカバーが10000円くらいする...。

その点こちらはカバー入らず。お財布にも積載にも優しいです。それでいて35000円ほどです。最初は登山が趣味の友人に借りつつ、買うかどうか迷っていたのですが「10年前に買ったやつなんだけどね」と言われたことが決め手となりました。10年経ってもバリバリ現役でした。質感や肌触りが多少劣化する程度で、肝となる機能は一切の劣化なし。


山渓コラボの黒が人気ですが、僕は他のギアとの相性考えて、別注?のカーキに。レギュラー品は5万くらいだけどコラボや別注だと何故か3万円台になる謎。

余談ですが、コンプレッションバッグでボール状に圧縮するよりも、パッキングの隙間にねじ込むほうが無駄なくゆとりある積載が可能です。バックパッカーとかなら小さいに越したことはないけど、僕はバイクに取り付けたコンテナボックスに詰めていくので上記の方が楽です。


③マット
【SEA TO SUMMIT キャンプマットS.I】

寝袋と対をなして大事なのがマット。クッション性も大事だが一番大事なのは「断熱性」
特に川、湖、海と水辺キャンプが好きなので、底冷え対策は必須。このマットのおかげで底冷えとの戦いが終わりました。


エアマット→底冷え鬼、撤収でイラ
蛇腹式→底冷え耐えきれず
コット→デカい、めんどい、普通に冷える
断熱蛇腹式→断熱性ほんとにある...?

とマットの買い替えが一番多かったのですよね。

■良い点
クッション性(インフレーター式)
断熱性(R値4!)
コンパクト
撤収が楽(特殊な構造)
良心的な価格(8000円以下)

■悪い点
色がクソ(ごめんなさい)
収納袋ガバガバ(これはなんとかしてくれ)

まず、インフレーター式のほとんどが横幅のまま丸める方式ですが、こちらは縦に二つ折りできます。この収納性の良さは革命的。スポンジ+エアなのでクッション性も抜群です。マイナス6℃の湖畔キャンプでも底冷えを感じない断熱力も伊達じゃありません。


そしてインフレーター式、エア式の難点である撤収難易度。このストレスが限りなくゼロに近い!空気を抜けども抜けども丸めた側から膨らんでしまうことがないんです。注入口のバルブを捻ってはめると「逆流遮断」となり、効率的にエア抜き、丸め込みができます。全マットに取り付けて欲しい機能。

ここまで揃って7000円台って結構すごいと思います。

文句つけるなら色がね。
蛍光グリーンでね。腹立つ...
(けどこの上にブランケットかけて見た目は隠しちゃうので現地で気になることはないのだけど...)

あと本体はめちゃくちゃコンパクトになるのに袋ガバガバ。二回りくらいデカい。入れやすいけどせっかくのコンパクトさを活かしきれていない(ゴムバンドやベルトで解決)


なんでそんなに人気無いのか謎です。
個人的にはこれ以上の商品はない。間違いなく「買い」です。


④ランタン
【スノーピークたねほおずき】

コロンとした可愛らしいフォルム。
想像以上に明るい。そして明るすぎない(重要)優しい暖色で、スノーピークのキャンプコンセプトが感じられる一品です。


■良い点
コンパクト(手のひらサイズで軽い)
明るすぎない(必要十分)
暖色系の光(落ち着く)
使い勝手抜群(マグネットループが優秀)
経済的(単4電池で60時間)

■悪い点
なし


⑤グランドシート
【オールウェザーブランケット】


テントの下に敷くシートです。グランドシートの役割はテントの底面を守ってくれるそうですが本当かな?と思います。そのあたりは対して効果ないんじゃないかなと。

ただ地面からの湿気をカット、テント底面を汚れからガード、この二つの効果は滞在時も撤収時も効率的になるのでおすすめです。


最初はギアトップの黒いシートを使っていました。防水性やコンパクトさは良いので、たまにサブシートとして使う時もありますが、フチの蛍光オレンジがどうしても目立つ。これいらない。あとペラペラすぎてそよ風が吹くだけでモーレツ状態になりました。

その点こちらは優秀。
ある程度硬さのある生地なので、広げた後の形を保つので、芝生じゃなければ摩擦なのかなんなのか、多少風が吹いてもハレンチなめくれ方はしないです。

■良い点
適度なハリ(広げやすく、畳みやすい)
サイズが絶妙(テントとピタリ)
カラーが良い(アースカラー)
断熱(効果はおまけ程度だと思う)

■悪い点
厚みの割に脆い(10回ほどで各所に穴)
嵩張る(ギアトップの3倍くらいある)

これはカーキなので、私のギアとの色相性が抜群です。表面に蛍光色を微塵も使用していないので、サイトの雰囲気を壊しません。

あと、ムーンライト旧3型とサイズがジャスト!これは買ってから切るなり折るなり調整しようと思っていましたが、まさかのジャスト。これは嬉しい。新2型にも合うんじゃないかな。

ただ耐久性はそこまで高くはないかな?
穴と書きましたが厳密には貫通していません。裏側のアルミコートが所々禿げているのが太陽光に当てるとわかるくらい。10回ほどの使用ですが、僕が基本河原や湖畔に泊まるので、尖った砂利や岩のサイトばかりというのもあると思います。

あとは嵩張りますね。コンパクトにはならない。何度か折った後、くるくると丸めてテーブルやランタンポール(拾った木)と一緒に持っていきます。
※監督が若手ADをスパーンとはたくときに使う丸めた台本的に丸めていく


というわけで、前編はここまで。
いやぁ、お気に入りのアイテムの話をするのは何と楽しいことか。

上記装備でマイナス6度の湖畔キャンプまではかなり快適に生存できました。マットと寝袋に関しては「むしろ家の寝具これで良いんじゃね?」と思うほど快適に眠れます。

後半ではいわゆる小物のご紹介になるかと思います。ただの自己満足、親バカに近い感じですが、お付き合いくださいませ。



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