英語多読アプリ「epic!」がいい
洋書絵本や児童書が読み放題の定額アプリepic!。
娘がまだ英語を読めもしない頃に無料お試ししてみて、まだ早いな〜と思ったのを、ある程度読めるようになってきた今、改めて(課金して)使ってみるととてもいいアプリでした。
このアプリを、DWE(ディズニーの英語システム)で英語に親しんできた小3の娘(英語まあまあ聞き取れる・ある程度話せる・少し読める・ほとんど書けない・読書好きじゃない・なんでもあっさり飽きっぽい)に与えてみた感触を、私(英語あまり聞き取れない・全く話せない・少し読める・少し書ける・読書大好き・なんでも深掘りオタク気味)の視点からレビューしていきたいと思います。
1.作品数が多くラインナップが豊富
自分で数えたわけではないですが、絵本、児童書だけでなく図鑑やノンフィクション、伝記、HOW TO本、漫画まで、epic!で読める作品はおよそ40000冊を超えるといわれています。
Curious George、Pete the Cat、Fancy Nancy、Elmer、Peter Rabbit、Peanuts 、Diary of a Vimpy Kid など、有名どころもたくさん。
私の大好きな赤毛のアンもあります。(小説版だけでなくすごくすてきな漫画も!)
小さい子向けの絵本から、ティーン向けのチャプターブックやGRまで、幅広いレベルで選択肢が豊富です。
National Geographicの本や図鑑もかなりの量(たぶん100冊以上)あります。
そして、今回課金の一番の動機になった漫画の存在。
相変わらずそんなに読書好きではない娘ですが、DOG MANをきっかけに洋書漫画に目覚めました。
この際漫画でもいい!
読んでほしい!
が、手に入りそうな洋書漫画って結構お高くてなかなか数はそろえられない。
そもそも他にどんな漫画があるのかあまりよく知らない…
その点epic!は漫画だけでも相当な数読み放題なんです。
残念ながらDOG MANシリーズはありませんが(同じ作者のCaptain Underpantsはなぜかオーディオブックにありました)、女子向け男子向けみんな向け、漫画もラインナップ豊富なので、娘もどんどんお気に入りを見つけていっています。
このように、すぐには全体像をつかみかねるぐらい冊数も多くジャンルも多岐にわたっているので、誰にでも何か必ず琴線に引っかかるものがありそうです。
ちなみにLEGOやMinecraftの本も山ほどあり、娘は大興奮でした。
LEGOは自分でも暇さえあればやっているからともかく、Minecraftに関してはゲーム自体にはそこまでハマっているように見えないのにMinecraft系の動画や本が大好きなのが、ホント不思議ですが…
2.epic!オリジナル作品が良作ぞろい
中でも特筆しておきたいのがepic!のオリジナル作品の良さです。
オリジナル作品なので当然一般には知られていない作品ばかりなんですが、絵本、チャプターブック、漫画、どれも読み応えたっぷり。
簡単な絵本でも、ストーリー性があってじんわりあたたかい気持ちになるものが多く、文字数の多いチャプターブックになると続きが気になって思わず(私が)読みふける面白さです。
良質なオリジナル作品がどんどん追加されていく感じは、なるほどNetflixを思い出させます。
絵もカラフルで可愛いくて、タイトルも興味を引くので、並んでいる表紙を見ただけでも読んでみたいなという気持ちにさせてくれます。
こちらも冊数が多く、さらに日々増えていっているので、まだまだ面白い本が見つかりそうです。
3.読み聞かせ機能が楽しい
全ての本にではないですが、読み聞かせ音声がついている本がかなりあります。
しかも、淡々とした読み上げではなくナチュラルで生き生きとした楽しい読み聞かせ。
会話のところは声色を使ったり、場面によって読むスピード感が違ったり、絵がメインのページはたっぷり絵をながめる間を取っていたり。
キャラクターによって読み手そのものを変えたり、BGMや効果音が入るものもあります。
英語力低めの私でも楽しく読書できるのは、この読み聞かせ機能のおかげです。
ものによっては漫画にも音声つきのものがあって、娘は完全にアニメ感覚で読んでいます。
まだあまり自力読みできないお子さんや、娘のような読書そんなに好きじゃないマンにも気楽に楽しめると思います。
一方で、娘は一応読めるけど読むのがめんどくさいというタイプなので音声つきだと音声に頼りきりになりがち。
が、自力で読むしかない本もあることで「え〜この本読んでくれへんやん」と文句を言いながらも気になってそのまま自分で読んだりしているので、音声の有無が逆にいい方に働いている気がします。
読み聞かせ音声がいいステップになって自力での読書へのハードルを下げてくれている感じです。
ちなみに音声のない本でも単語を長押しすると発音して、意味を英語で表示してくれる機能があります。
4.使いやすく楽しいUI
音声つきの電子書籍だと、読んでいる単語がマークされたり色が変わったりというのはよく見かけますよね。
娘はこれまで、だからといってあまりそれを目で追ったりはしていないようでした。
epicでは単語が読み聞かせに合わせて次々に軽くポップアップしてきます。
私は慣れるまではそれがちょっと忙しなく感じたんですが、観察してみると娘にはその視覚的なインパクトがよかったようです。
基本、音声があれば聞きながら絵ばかり見ていた娘が、自然と文章を目で追わせられているみたい。
漫画でも同じように読み聞かせに合わせて単語がポップアップしてくるので、アニメ感覚で見ていても読む力につながりそうです。
しかもスマホで読むときはタブレットで読むときよりポップアップが控えめ。
スマホでも読みやすいように考えられています。
ただ読み聞かせを「聞く」だけで終わらせない、工夫のあるアプリだなと思いました。
これに限らず読了後のクイズで正解するたびにょきにょきっと旗が立ったり、バッヂをもらえたお知らせをタップするとキラキラきらめきながら収納されたり、卵をタップして割るとリーディングバディが生まれたりと、動きのある気持ちのいい使い心地もこのアプリの特徴です。
全体にカラフルでポップなデザインで、キャラクターも可愛い。
娘の様子を見ていると、こういう楽しさやワクワク感って大事だなと思います。
5.動画、オーディオブックの充実
本以外には動画やオーディオブックもあります。
動画はざっと見た感じ、National Geographic系動画、絵本っぽいアニメ風動画、娘の大好きなDIY系、クラフト系、サイエンス系動画、これも娘の大好きなLEGOのHow to build系動画などなど、かなりの充実ぶり。
動画は設定で見られないようにもできますが、見せたくないような動画はなく、epic!オリジナル作品との連動動画があったりもするので、読書への誘導としても機能すると思います。
わが家もどちらかというと読む力をつけたくてこのアプリを導入したので、最初、動画があると動画ばかり見るかなと思ってオフにするか迷いました。
でも、動画目当てでアプリを立ち上げたらホームに気になる本がピックアップされていて結局そっちを読んじゃっている…という姿をよく見かけるので、結果としていいエサになってくれている感があります。
もちろん、動画そのものも子供が興味を持ちそうなものが多いので、耳を鍛える素材としてオススメです。
また、オーディオブックも充実してます。
口コミをみていると、あると思っていた名作絵本がオーディオブックだった、と残念そうな声もありますが、常にかけ流し素材を探してさまよっているDWEの民にとっては宝の山だと思います。
まだ色々探索中ですが、ポピュラーなものではThe little house とか、Rainbow Magicやマジックスクールバスも少しですがありました。
バックグラウンド再生できる点もポイントが高いです。
多読素材、かけ流し(多聴)素材、動画素材が大量に手に入る、おうち英語族にはまさにオールインワンの神アプリではないでしょうか。
6.読書したくなる巧みな仕掛け
うまい!と叫びたくなる仕掛けがいっぱいです。
最初の本を読むと、卵がパリパリっと割れて中からたぶん猫?の可愛いキャラクターが生まれてきます。
この子がリーディングバディとして、おすすめの本を探してくれたり、いろんな声かけをしてくれます。
読んだ本の冊数や読書時間によってバッヂがもらえたり、リーディングバディの猫ちゃんの装飾品?がもらえたり、新しい卵が生まれたり、割と細かくイベントが起こります。
バッヂを集めるの、子供は好きですよね。
デザインもポップで可愛くて、一つずつ違うので大人でも集めたくなります。
また、自分のアイコンの片隅には読んだ冊数に応じたレベルが表示されます。
このアイコン自体もカスタマイズできて、読めば読むほど使えるデザインが増えていくしかけになっています。
わが家では最初は娘のアカウントだけ作っていたんですが私も読んでみたい本が多かったので、自分のアカウントを子供枠で作ってみました。
そうするとアプリを立ち上げたときに娘のアイコンと私のアイコンが並ぶ形になって、それぞれのレベルが一目瞭然で比べられます。
これが娘を刺激するみたいで、epic!を開く回数が圧倒的に増えました。
開けばホーム画面には思わず中身をチェックしたくなるカラフルな表紙や面白そうなタイトルがパッと目につくように並んでいて、ちょっと読んでみようかな…となるわけです。
宝探しみたいに好みの本を探し出しては、親子でお互いに教えあったりしています。
本当に楽しいです。
飽きっぽい娘のことなので、まだどうなるかわかりませんが、このままepic!を楽しく続けられそうならRazkidsはやめてもいいかも…と考えはじめています。
去年の休校中にそれまであまり活かせていなかったRazkidsをうまく習慣化できたはいいものの、それが裏目に出てもはや完全な義務、教材になってしまい、楽しい読書ではなくなってしまいました。
親から見れば、音読させてくれるところとか、徐々にレベルを上げていけるところとか、やめるには惜しい良さがいっぱいあるんですが、epic!で自分から次々に本を開く娘を見ると、ワクワク感に勝るものはないなあと思わせられます。
何より、epic!があるから紙の洋書買わなくてもいいやと思えるのは大きい。(思えるだけで、たぶん、買っちゃうんでしょうが…)
これだけ充実していて月々1000円ちょっと、年間購読にすれば月々600円ちょっと。
月本一冊分弱ぐらい。
毎月洋書絵本に家計を圧迫されがちなおうち英語族にとってはコスパ最強です。
スクリーンタイムが増えそうなところがやや不安ですが、とにかくしばらくは続けてみようと思います。
#小学3年生 #英語多読 #おうち英語 #dwe
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