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27.性被害その後を生きる

おはこんばんは。先日受講したNPO法人レジリエンスのSAFER講座で学んだことで、いちばん知りたかったことを今回、書き残しておきたいと思います。

重たい内容なので、苦しいなとか少しでも思ったら、途中で読むのやめてもらって大丈夫です。

性被害、その後を生きる。

実は私達は、誰かが理不尽な目に遭った時、被害者の側に落ち度を見たがる。無意識のうちに、誠実に生きていれば報われると、人生は善良に生きていれば、自分や家族はそんなむごい目に遭わずにすむと、切ないほどに信じたがっている。そういう無意識の願望があることを、支援者は知っておくべき。

だけど、どんなに公正に生きていようと、性暴力っていうのは理不尽だから、どんなに気をつけていても、被害に遭うときは遭う。

性暴力は他の身体的暴力や、精神的暴力に比べて打ち明けづらい。恥の意識があるから。本当は恥ずかしいのは加害者であり、被害者は何も悪くないのに。

危機に直面した時に《ジェンダー=性差の刷り込みがある》男性は戦うことが賞賛され、女性は受け入れることが良しとされがち。男性が不機嫌な時、逆らうような女性は殴られても仕方ないという刷り込みが、女性自身にもある。

性暴力を打ち明けられた時に、打ち明けられた側がさらに被害者を傷つけてしまうという『二次被害』を防ぐために、知っておいて。

被害を打ち明けられた時の4つのメッセージ

1.「正直に打ち明けてくれて良かった」「正直に話してくれて有難う」=あなたの話を信じます、ということ

2.「あなたは悪くない」✳最も重要(2番目に最も重要なキーワードを持ってくる業界の鉄則cf.昨日のnoteでも触れたよ)

3.「あなたは、ひとりぼっちではない」

4.「力になりたい」 です。

時に性被害に知識がないカウンセラーは、『つらかったね』と受容してしまうのですが、アホかと。それは性被害の時の対応としては大きな間違い。あなたが悪かったねというメッセージになってしまう。

正しい回答は『あなたは悪くない』『恥ずかしいのは加害者です』と伝えることです。by精神科医

今はデートDVという言葉も市民権を獲てきました。デートDVに遭った学生は、同性の友達に打ち明けられず、異性の友達に打ち明けてることも多いそう。

だから若い世代も、性別関係なく知っておいて。いつかあなたの友達が打ち明けてきたら、4つのメッセージが、その子を救うかもしれないから。

性被害にあった人は自殺の危険性が高まる時があります。

でも、でもね、あなたが4つのメッセージを伝えることが出来たなら、その人は、一人でたちあがるより、早めにたちあがれる。

被害者が責められないで、加害者が責めを負う社会になるようになるには、社会が変わらなきゃで、その為には、一人一人が変わらなきゃです。

一人でも多くの後輩が、生きやすくなってくれるように。このnoteを自分の決意表明の意味で書いています。

先輩がたが、ここまで社会を進めてくれたから、私は今、生かされている。

過去は大きな影響を及ぼすが、現在や未来を縛りはしない。

最後まで、読んでくれた人がいるなら、本当に有難うございます。

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