気がつけば、運命の女性だと確信してた その2

 りさ 35歳 アクセサリー作家 駿 28歳  2代目社長見習い(流通業)


ライン交換して、何となく、他愛もないラインを繰り返す仲になっていた。

自分自身、ラインはマメじゃない。面倒・・というのもあるけれど、ラインという観えない電波で女性から束縛されるのが嫌だ。

常に自由でありたい。

常に新鮮でありたい。

常に成長し合う関係でありたい。


・・・・恋愛に興味がないとか、恋愛どころじゃないと言いながら、好きになった女性との関係にロマンチストを求めるのは、自分でも意外だ。

なんだかんだで、好きになった女性に多くのものを求めてしまうのかもしれない。

見た目の美しさも

ラインのテンポも

俺に対する理解の深さ、気遣いも


りさは、その全てを俺の理想以上、上回っていた。だからこそ、手放せないと思ったけれど、だからこそ、この女性と決めるのが怖かった。

今までの彼女だったら、まあ、何となく付き合って、まあ、何となく、いつか別れるんだろうな・・と思ったけれど、りさとは深い仲になりそうな予感しかしない・・


2度目のデート。ドライブに誘った。

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