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武蔵野台地の縁の舌状台地に築かれた深大寺城址 [東京都調布市]


(2020年10月攻城、別ブログより転載)


コロナ禍で海外渡航もままならない、エントリーした海外レースはいつ参加できるのか先が見えない中、ふとしたことから城攻めを始めて、もう4年が経とうとしているのだが、その最初の頃の攻城記録である。懐かしい。


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調布駅から深大寺行きのバスで10-15分程のところにある「深大寺城址」。深大寺城址は神代植物公園の水生植物園の敷地内にあります。
(水生植物園への入場は無料)

水生植物園のちょっと盛り上がった台地に深大寺城址がありました。

深大寺城は扇谷上杉氏の対後北条氏防衛ラインの最前線で、多摩川を挟んで向かい側には後北条氏の小沢城があり、お互い睨みを利かせていたんですね。

とか言いつつも、後北条氏は河越夜戦の時にこの城をスルーして江戸城から一気に河越城に向かってしまうんですけどね。で、後北条氏に河越城を攻め落とされた途端にこの城の軍事的価値はなくなってしまうと、、。


さてさて、深大寺城の縄張りはというと、
第一郭、第二郭、第三郭が連なるように並ぶ連郭式平山城ですね。


まずは櫓台跡から空堀を撮影してみたのですが、、うーん、伝わらない。


こちらが本丸に当たる第一郭。


第一郭の虎口跡


第二郭へ土橋を渡って移動します。


第一郭と第二郭の間の空堀です。


第二郭は広々と開放感ありますね。


第二郭には建物跡の発見された建物の柱穴を示しています。おそらくここに、城主たちが生活する御殿があったんでしょうかね。


土塁の後も綺麗に残ってますね。ここは第二郭と第三郭の間のものになりますが、第三郭は今は住宅地になっています。


おっと、第二郭の広々とした空間を利用して、そば畑が作られていますね。

17時に閉まるということで、駆け足で見て回りましたが、次は第三郭があった場所や腰郭も合わせてじっくり見てみたいと思います。


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