近況 24.04.25

同じ場所に口内炎が3つ出来た。
舌にも出来た。今週は静岡でイベント出演だというのに、食事をするたびにすべてが痛みからスタートするのはなかなかこたえる。

何度も予定を詰め込んでは明らかなキャパオーバーな状態になる一方で目が肥えてやりたいことはどんどん増えてくる。一方で自分以外が得意なことはどんなに羨ましくても触れるべきではないかもとようやく思えるようになってきた。成長かも。

倒れるくらいが人生クソ楽しいと思ってるので3か月おきに病気で動けなくなることを「休憩」と呼んでいたら知人各位に呆れられた。いやずっと精神不安があるからひたすら動いてるんですよ。

執筆の予定が些か停滞している。絵の仕事はかれこれ全国流通デビューから10年、駒澤に改名してからはキャリア7年目。たとえ友達同士の企画であったとしても、〆切を落とすことや半端なものを出すことには抵抗がある。もちろんコンプラ面でも守りすぎるくらいシビアに生きている。だからこそ文章や音楽など、「お金を頂いて制作する歴の短いもの」の〆切で息が詰まることが自分の未熟さに向き合うようでかなり苦しい。

しかし決めたのは決めたことなので5月に原稿が何本か出る。

10月にはレーベルのデカい本が出る。私が一番苦手とするのは他人を完全に信用することだが、規模が大きくなったり求められることが増えれば増えるほど人を上手く使えるようにならなければならない。昨年はサーカス以外にもWWWを借りたりでドキドキだったし、理不尽な中堅クリエイターにdisられたり、熱海アカオのプライベートビーチを借りたイベントの事務作業をひたすら手配したり本当に嫌になるくらいの裏方作業で疲弊したり色々だったが、スタッフで入ってくれた友達や後輩に「もっと自分たちを信用して頼ってくれ」と言われて身につまされた。

計画したり説明して用意したものが、自分の意図と変わっていくことが怖いんだと思う。それは人生最初のインタビューをワセレコから出してもらった時もそうだった。私こんなこと言ってないよ、って思って顔見知りのライターに修正を送ったら、学生団体らしく修正してもらえず、いたく落ち込んだことを覚えている。でも規模が大きくなればそんなことの繰り返しだろうし、守るところが守れればそれでいい。それに今までを振り返ってみれば、与えられた機会に対してやれることは全部やれたような気はする。

大きい舞台にシンガーとして立つのは本当に泣きそうなほど緊張する。あたしは歌が上手くない。でも歌が上手くないひとの歌が大好きだし、ライブが好きだし、本当はずっと音楽でステージに立つ側になりたかった。(それは甘い意見かもしれないけれどね)

DJの場数を踏んで酷い機材やトラブルにも沢山当たってるから冷静でいられるし、本当に無力で何もできなくて卑屈な自分のほうが周りの皆より得意なことが、実は絵以外にもいくつかあるということが段々とわかってきた。

やりたいかやりたくないかという指標と、単純な人間の特性としての向き不向きという二つの指標をどうやっていくか。あとは社会性や生物としての「生きていきやすくなるための道筋」ってやつをどこまで真に受けるか。

ほんとにぬるっと生きてきたし、これからも創作がんばるぞ~紅白でたい~以外に何も生きててやりたいこととかないんだけど、今年は苦手な「自分のできることをまとめる」とか「勇気を出して"ひとりで"いろんな人とちゃんと関わる」とかをやっていきたい。

今も依頼来てるけど、本当にアートワーク死ぬほど描きたい。
でも一方で自分と正しく向き合えるのは個人制作だけだから、ちゃんとソロアルバム完成させたり、他人の力を借りないで醜い私に相対しないとなー。

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