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保育経験記録 第2章 第3節

ここでは土曜保育と最終日の反省会について話したいと思います。

土曜保育

土曜に利用している子はほとんどおらず、私が土曜保育に入らせてもらった日は1人でした。
確か3歳児クラスの女の子。園庭はその子が使いたい放題。お部屋で遊びつつ、園庭でも遊びつつゆったりとした時間を過ごしていました。
私は確か、この日の反省と考察に1人だと保育士を独り占めできるからそれもありなのかなというような内容を書いたように思います。それに対しての担任の先生からの返しが、本当にそう? といった内容だったことを覚えています。
今考えれば分かることですが、1人だとおもちゃを使いたいだけ使えるし、絶対に自分だけを見てくれる先生に嬉しさを感じるのは確かだと思います。ただ、その一方でいつも遊んでいる友達や他の先生はいない。給食も先生はいるけど、友達はいない。なんで自分の親だけ今日は働いてるの? お休みの日なのになんで私だけいるの? という気持ちになり寂しい気持ちも同時にあったはずです。
世の中、平日だけ働いて土日がお休みのお仕事ばかりではありません。土日が忙しいお仕事ももちろんあります。
ただ、それを察するにはその時の私はできなかったのでした。

最終日の反省会

2週間の実習を終え、反省会です。
職員会議の時間をお借りして、全担任と園長先生もいる中での反省会。緊張感半端なかったです。
学んだことはありますか? と聞かれ、答えた内容は習ったことが本当にそうであることが分かった、とかそんな薄っぺらい内容しか言えなかった気がします。ここで、

こういう時の対処が難しかったけど、○○先生がこういう風に対処しているのを見てとても参考になりました。ただ、自分でやると同じようにはいかず、保育って難しいなと感じました。

などと言えていれば、少しは良かったのかもしれません。
ですがこの時は2歳児クラスの先生の圧が強すぎて実習中に心が折れかけていたので、子どもが好きなだけじゃ勤まらない仕事って本当でした。思い通りにいかないし、というようなことを口にしたと思います。こっぴどく怒られ、保育には向いていないと言われました。
そりゃ思い通りにいかないのは当たり前です。だって子どもってそういうものですから。計画も立てても、必ずしも計画通りに進むとは限らないのです。そこをどう臨機応変に対応していくかはその先生の腕にかかっています。
ただ、初回の実習です。そこまで理解は出来なくても、もう少し学びがあったら良かったのにというのがその園の先生達の総意だったんのだろうと思います。当の私は、もう保育園には勤めたくない! ぜったい!! とその時に固く決意したのでした。

後日談

実習を終えると、実習指導室の先生との面談があります。園からの評価を元に生徒と面談を行い、次への改善を一緒に行います。
私の評価は悪いものだったようですが、そこに対して怒られることはなくむしろ大丈夫だった? と話を聞いてくれるような形でした。
初回だからねー、まぁ次に活かそうよ。というような話だったかなと思います。

保育園での実習のあとは少し期間をおいて、幼稚園実習へ行きます。(私は確かその年の冬でした)
次の章では初めての幼稚園実習の体験をお話していこうと思います。



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