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保育経験記録 2章 第2節

ここではしんどかった2歳児クラスの実習と、まさかの知り合いがいたことについてお話したいと思います。

しんどかった2歳児クラス

2歳児クラスはいわゆる魔の2歳児と呼ばれる時期のクラス。第1反抗期を迎え、イヤイヤ期真っ盛りな子どもたちのクラスです。経験者ならまだしも、実習生や新任を最初に2歳児に配属する園の園長は保育の大変さが分かってない人、と言われるほど(ちなみにうちの大学の教授がそういってました)。

私が2歳児クラスに配属されたのは3-4日目辺りだったかと思います。
2歳児担当の先生はテキパキしていて、わりとはっきり物をいうタイプの先生だったと記憶しています。ただ、私の中では厳しい先生の印象が強かったです。子どもたちと同じ空間を過ごす中で、全体を見られる位置に座るように言われたり意図せずに子どもの遊びを妨げてしまっていた場面をはっきり言われたり。当時、人から厳しくされることに慣れていなかったので正直しんどかったです。見た目からして厳しめなイメージを抱いたため、苦手意識が生まれます。
そして苦手意識が加速した場面がありました。
午睡時、その先生が4-5人まとめて寝かしつけをしていた時のことです。私が寝かしつけていた子がすんなりと寝たため、代わりますか? と声をかけると大丈夫です。と返ってきます。4-5人寝かしつけるなんて絶対大変と思っていた私は、大変そうだし手伝わせてくださいと食い下がりましたが、大変じゃないしいつもやってるからと逆に怒られたのです。今考えると、特定の先生でないと寝ないなどなにか理由があったのかとしれません。でもそれならそうと言ってくれればいいのにと思いますが……。
とにかく強めの口調で言われた私は、そのように言われたことに対しての驚きより恐怖が勝ってしまい、それ以上その件で話しかけることができなくなってしまいました。
ただ、どうやらその先生はあとからこの件について理由を聞いて欲しかったようでなぜ聞かないのか? と逆に質問された記憶があります。なんと答えて先生からどう返ってきたかまでは覚えていませんが、じゃあなぜその場で教えてくれなかった!!? と思わず思ってしまいました。その時は寝かしつけをしていただけで、連絡帳をかいていたわけでも何か作業をしていたわけでもなかったのに。なんだか理不尽に怒られたような気持ちでした。
結局のところ、実習最終日までその先生に対しては恐怖心が抜けないままでした。

まさかの知り合いがいました

これは私自身も驚いた事なのですが、実習先のパート職員として小学校の同級生、Aくんのお母さんがいたのです。
Aくんの家に遊びに行ったことのなかった私は(家の場所だけは知ってます)Aくんのお母さんがどんな人かは知りませんでした。
休憩室でたまたま休憩時間が被ったときに、話しかけてきてくれて発覚。どうやら園長先生から実習生の名前を聞いた時に、もしやと思ったそうです。私が来て確信に変わったとか。
私はそこからの実習は、少し気持ちが楽になったのを覚えています。現場はしんどいことの方が多かったですが、話を聞いてくれる知り合いがいるだけで安心感を得られました。

余談

私なりに実習を頑張っている中、園長先生は何故かよく私の名前を間違って呼んでいました。
(橘なのに花岡と呼ばれる……)
悪気なく本気で間違えていたようでした。なんなら、確か実習日誌の園長先生からのコメント欄にまで間違えられたまま書かれてた記憶があります。
初回の実習ということもあり、名前………、と思いましたが言っていいものか分からず言えませんでした。
多分今の私なら、同じ現場で何回も間違える先生にはいい加減覚えて〜!って雰囲気壊さずに言えますね。



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