Salvation Song / The Lilac Time

まったく、とんでもない歌詞だよなぁ、と思った。

「音楽が好き」と言いつつ、結局、恋人(或いは友達)が欲しかっただけ、救いの音楽が欲しかった、って最初で言っておきながら、でも、本当は、救いの音楽なんか欲しかったわけじゃない、って、最後に言う。

まー、こんな「告白」みたいな歌詞、今の若者書けないわな。

お前、こんなこと普段から思ってるんだろ、ってのを、脳天唐竹割りで突き付けてくるんですからね。

音楽は俺の人生だ!
俺の生きざまだ!


そんな強がりばかり言っては、カッコつけて、愛されなかった自分を呪ってる。そんな人に、この「救済の歌」は、届くんだろうか。


僕は新しい行先を探していた
新しいものを探していた
僕は"救いの歌"を求めていた
そして、僕はその全てを
君と一緒に見つけだせたよね

君は鏡、僕の鏡写しの
僕が憂いの中にいる時にも、君は明晰で
君はインスピレーションのビーカーだよね
何か閃く時にも

君は"囁き"だ
僕が眠っている時にも
君は"答え"だ
ヒントがなくても答えられる
君は"キス"だ
唇が突き出ている時には

ああ、僕が欲しいのは君だけ
眠れない夜に眠る
ビーチの日差し
セイレーンの歌、希望の手
決して手が届かないことはないんだ

・・・僕は新しい行先を探していたわけじゃないよ
・・・新しいものを探していたわけじゃないよ
・・・僕は "救いの歌" を探しているんじゃない
欲しいものは
欲しいものは
欲しいのは君だけ

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