Japanese Whispers(Album) / The Cure

随時改訂中


Let's Go To Bed

僕に君の手を取らせてくれないかな
僕はミルクみたいにシェイクするんだ
変わっていく、青く変わっていく
窓も床も、全部覆いつくして
外では炎が、空の中で
猫たちみたいに完璧に見える
僕らのうち2人は、またもや一緒になって
また相も変わらず、バカげたゲーム

でも、僕はどうでもいいんです
もし、君がどうでもいいんなら
そして、僕は感じないんだ
もし、君が感じないんなら
そして、僕はそんなもの欲しくないんだ
もし、君がそんなもの欲しくないなら
そして、僕は、それを言う訳ないだろうね
もし、君が最初にそれを言おうとしないなら

今では、君も思うだろうね
'疲れちゃった'って
でも、3時までは待って
クリスマスのイルミネーションに笑いながら
君は12月からの事を思い出す
こんな事の全てが、その時、また舞い戻ってくるんだ
別な名前の、別な女の子の中に
生き残ったって、でも、変わり映えしないんだ
そいつが、馬鹿げたゲーム、馬鹿げたゲーム

でも、僕はどうでもいいんです
もし、君がどうでもいいんなら
そして、僕は感じないんだ
もし、君が感じないんなら
そして、僕はそんなもの欲しくないんだ
もし、君がそんなもの欲しくないなら
そして、僕は、それを弾く訳ないだろうね
もし、君が最初にそれを弾こうとしないなら

今、君さえも、見ることはできないんだ
そして、君は僕に道を尋ねるんだろうけど
君は、それが現実なのか!?って思うのかもね
何故なら、雨であるはずがないんだ
右のドアを通り抜けて、そして白い部屋の中へ
あの頃、ここには埃が積もってたっけね
僕がここに一人で来た時には

でも、僕はどうでもいいんです
もし、君がどうでもいいんなら
そして、僕は感じないんだ
もし、君が感じないんなら
そして、僕はそんなもの欲しくないんだ
もし、君がそんなもの欲しくないなら
そして、僕は、それを弾く訳ないだろうね
もし、君が最初にそれを弾こうとしないなら

ベッドに行こうよ
ベッドに行こうよ
ベッドに行こうよ

stupid game は、結構、多くのバンドが使ってるが「自分たちのやってる商業的なバンド活動や音楽活動」を自嘲する物言い。

という事を考えると、実は、Pornographyで綺麗にThe Cureを解散させるはずだったのにできないまま、ロルと2人してThe Cureを名乗らざるを得ない事(Two of us together again)を、とんでもなく自虐的に歌ってる歌詞に見える。それも含め、レコード会社に対する相当な不満タラタラなんだけど、表立って言えないから、この曲を使って思いっきり不満ぶちまけてるような感じ。それも、お前、クスリやってるだろ!みたいなラリラリで。

だから、一般人には、何言ってるのか、全く意味不明な歌詞なのも、しょうがないのだろうけどさ・・・というより、83年当時では、訳者だろうと、そこまで読み取れないのも仕方あるまい・・・。

Ren 注記

The Dream

君は遠く離れすぎてる
触れるには遠すぎて
僕の中にある、この母親の愛が、あまりに辛過ぎて
かわいらしく手を振りながら
砂の上で遊んでいる
全てを夢見ている
踊ってる
踊ってる
僕らの手の中で
踊ってる
踊ってる

くらくら、くらくら、目眩がするんだ
僕が話してると
ごろごろ転がる猫みたいに
僕は魅入られたように見る
吸血コウモリみたいさ
そんなことしないで
そんなことしないで
そんなことしないで
秘密をばらさないでよ
明日には使い切っちゃおう
もし、今日、それを使わなくても
もし、今日、それを使わなくても
もし、今日、それを使わなくても

君の頭を休めなよ
ああ、そいつを外側に置いて
何本ものリボンで包まれてる


その時
愛が死んでしまった

僕らは、そいつを押し込むのさ、僕らの口の中に
内側の奥深くに押し込むのさ
何本ものリボンで包まれてる


その時
愛が死んでしまった

母親の流産の事を歌った歌らしい。

Ren 注記

Just One Kiss

思い出してください、あなたが一晩中、君臨していた時の事を
僕の腕の中のシャムの女王
思い出してください、幾つもの島が沈んでしまった時の事を
でも、誰も、目を開かなかった

思い出してください、木々が倒れた時の事を
木が、壁を突き破って壊してる
思い出してください、死者を目覚めさせようとした音を
でも、誰も目を覚ますことは無かった

誰かが、こんな事のために死んだ
誰かが死んだ
たった一度のキスのために
たった一度のキスのために

思い出してください、空が黒く染まった時の事を
僕らは、それぞれが一人きりで、砂浜で待っていた
思い出してください、荒れ狂う海の味を
でも、誰も手を差し伸べてくれなかった

誰かが、こんな事のために死んだ
誰かが死んだ
たった一度のキスのために
たった一度のキスのために

たった一度のキス
たった一度の
キス

The Upstairs Room

僕は好きなんだよね、君とするゲームの全てが
僕が目を閉じると、君は逃げるんだ
僕は君に、ここにいてよ、って頼んだはずなのに
でも、今では、君はいなくなってしまった

今日の僕は、頭の中に灰色のパルスを感じる
明かりを消して、ベッドの中に潜り込む
太陽の光の事を考えようとしたんだけど
でも、僕の体は、最初の雷の一撃でびしょ濡れさ

君以外の人を愛せるとは思えない
それだけは確かだね

秋になったら、僕の番だね
ああ、キス、えらく酒臭くてのろのろしてる
土曜日に会う約束をしてたのに
僕は、君が知ってると思ってたのに
僕がいつも一人で寝ているって事を

君以外の人を愛せるとは思えない
それだけは確かだね

それだけは確かだね
それだけは確かだね
それだけは確かだね

二階の部屋は、涼しくて明るい
僕らはそこに上がっていって、一晩中踊る事もできたはずなんだけど
君の姉貴は10時過ぎ辺りから話し出し始めた
皆が飛び上がって、それからぶっ倒れたところまで
4月になったら、君は皆に混ざって
君の過去から来た幽霊になってしまった僕を見つめるんだろう
君の過去から来た幽霊
君の過去から来た幽霊
君の過去から来た幽霊

セヴェリン(Siouxsie And The Bansheesのベース、この時期、ロバートはバンシーズに参加しつつ、この辺の曲をセヴェリンといじってた)の家で寝っ転がってる時に思いついて書いた曲。その部屋が二階の部屋だったんだそうな。最後の一節は、Banshees からの脱退でも予告しとるんかいな。

Ren 注記

The Walk

僕は君に、真夜中過ぎに電話したんだ
それから、破裂するまで走った
僕は吠えてる女の横を通り抜けて
君のドアの外に立った

僕らは湖のほとりを歩いた
そして雨の中で目を覚ました
そして皆が寝返り打った
またそれぞれの夢の中でうなされながら

訪問時間は終わって
僕らは立ち去る
二人とも死んだふりして、大声で泣きわめく
僕らはどうしてこんな風にいつも泣くんだろう

僕は水の中で君にキスをした
そして、君の乾いた唇に歌わせた
僕には、君がまるで日本人の赤ん坊みたいに見えた
そして即座に、全ての事を思い出した
全ての事、全ての事、全ての事

僕は君に、真夜中過ぎに電話したんだ
それから、心臓が破裂するまで走った
僕は吠えてる女の横を通り抜けて
君のドアの外に立った

僕は水の中で君にキスをした
そして、君の乾いた唇に歌わせた
僕には、君がまるで日本人の赤ん坊みたいに見えた
そして即座に、全ての事を思い出した
全ての事、全ての事、全ての事

散歩に連れてってよ
散歩に連れてってよ
散歩に行こうよ
散歩に連れてってよ

犬の視点から見たロマンスのお話だそうな。頭の中に可愛い柴犬でも思い浮かべると意味わかるんじゃないか?

Ren 注記

Speak My Language

それは、ついぞ昨日の事
通りの向こうで手を振ってる君の白い顔が、僕を憂鬱にするんだよ
どうしたら、僕は、君に言わなきゃなんない事を
全部言うことができるんだろね
ああ、ここにいる人たちって、皆して同じに見えるよ
君と過ごす時間、僕らは互いに酒飲み干すだけ

ホニャララホニャララホニャララ
僕の言葉を話してくれないか

それは、ついぞ昨日の事
通りの向こうの君の目と僕の目が合った
幾つかの言葉を交わしてから会話を打ち切って
バイバイって手を振った
そして、世界の端っこ踏み外して落ちた

ホニャララホニャララホニャララ
僕の言葉を話してくれないか

ホニャララホニャララホニャララ
僕の言葉を話してくれないか

Lament

今日、橋のたもとで悲劇があったよ
男が歩いて行った
冷たく、憂鬱な、哀悼の中へ
空は完璧な色をしてたよ
その男がそそくさと立ち去る時に
最後の何の特徴も無い微笑を浮かべて
手を振りながら
最後の何の特徴も無い微笑を浮かべて
手を振りながら

どこかのテーブルに着いた
二人の溺れた愚か者が
煙草をふかし、水を飲みながら
彼らは語っていた
彼らがどれだけ彼らの女性を愛してたか
そして、ああ、何本もの蝋燭が消える時の匂い

また、アイスクリームの川
一体、漂ってた
橋の下に
橋の下に
また、アイスクリームの川
一体、漂ってた
橋の下に
橋の下に

ロバートが子供の頃に、近くの川で引き揚げられた水死体を見た記憶のことらしい。

Ren 注記

The Lovecats

抜け目のない虎の様に、僕らは動く
僕らはこれ以上、近づく事さえできなかった
僕らの歩き方、僕らの話し方
僕らの忍び寄り方、僕らのキスの仕方

皆が眠ってる間に通りをするりと抜けていく
もっとデカくなって
もっとつややかで
もっと広がって
もっと明るくて
僕らは噛みついて、ひっかいて、叫んださ
一晩中
さあ、行こうか
僕らの知ってる歌なんか、全部放り投げて

海の中へ、君と僕
何年も経過するのに、誰も聞いてなかった
春になったら君に見せるよ
当てにならないものだけど
僕らは君がいなくて寂しいんだ
君に"シャー!"ってしちゃうんだ
恋しの猫たち

僕らは素晴らしいほどに、素晴らしいほどに
素晴らしいほどに、素晴らしいほどに可愛らしい
ああ、君も分かるでしょ、僕、君のためなら何でもしちゃう
夕食を一緒にすべきなのかな?
クリームも添えるべきなのかな?
それから丸くなって、火の中に
しばらくの間は、いい気分だろうな
それって最高じゃん
完璧な夢だよ

手に手を取ってこそ、降り立てるのさ
そして、いつも正しい道なのさ
バラバラになんかならないよ
嫌われ者のネズ公どもみたいにね
どうしてこんなマヌケな誰かを見失うなんてできようか

僕らは君がいなくて寂しいんだ
君に"シャー!"ってしちゃうんだ
恋しの猫たち
愛してるよ、行こうか
ああ、ソリッド・ゴールド
どうしてこんなマヌケな誰かを見失うなんてできようか

まったく、難解極まりない曲です。

これ、ディズニーのおしゃれキャット(The Aristocats)から取ったと言われてるけど、それだけじゃなくて'Pixie and Dixie and Mr. Jinks'からの引用もあるからね!日本で放映された時には『チュースケとチュータ』で1959年から放映されていた ハンナ・バーベラ・プロダクションのアニメ。

Not broken in pieces, like hated little meeces のくだり、どう考えても

"I hate you meeces to pieces!"

じゃないか!!

solidgold はアメリカの有名なペットフードメーカーだし!

ちなみに、それほどフザケタ曲でありながら、実は自殺を計画する2人の歌とか言ってるし(2003年のインタビュー)

Ren 注記

Mr. Pink Eyes

君、カッコ良く見えるよ
あ、僕は考えてなんかないよ!
ちょうど蹴躓いたとこ
僕の真似してご覧
ミスター・ピンク・アイズ

君の心は空っぽで
僕のは心ここにあらず
君には見えない
君には見えない
君には匂いも感じない
ミスター・ピンク・アイズ

ジャズっぽくしなきゃダメだって!
それが彼女のお望みなの
君はお下品だよ
ミスター・ピンク・アイズ

目で合図してよ
目くばせしてよ
じゃなきゃ、僕の頭に座るか
僕の足元に跳んでくるか
なんかやってよ!

ああああああ
1,2・・・

君、カッコ良く見えるよ
あ、僕は考えてなんかないよ!
ちょうど蹴躓いたとこ
僕の真似してご覧
ミスター・ピンク・アイズ

君、素敵だね、本当さ

ある日の朝の僕、だそうだけど。

この曲の演奏の事を単に歌っただけだと思う。どうせ何も考えないで、行き当たりばったりにジャズっぽい事弾いてみた、って感じ?

こんなんできちゃった、みたいな。

Ren 注記

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