活動を、一番、やる気のない奴に合わせざるを得ないジレンマの事

会社に限らず、どんな組織の運営なんかでもそうなんだろうけど。

バンマスが全てを仕切ってる状態のバンドは、バンマスが飽和した段階で完全崩壊することを、メンバーが理解せず、めんどくさいことを全てバンマス任せにしようとする傾向が見受けられますね。

全員で総攻撃かけてないバンドは、結局のところ、一番、めんどくさがって動かない人間のペースに合わせて行動することになるので、大概の場合、うまくいく訳がなくなります。

消えていくバンドの殆どは、全員で総攻撃かけてない。
だから力の方向が一つに向かわず、全員がばらばらに勝手な理想を描く。


その状態が音にも表れる。

ちぐはぐな要素の組み合わせになって、音全体が一つの塊にならないのだから、バンドとして魅力的なグルーヴも生み出せない。

既にその状態が音に表現されているのだから、外から見ても一つのバンドとして評価されない。

それを音の分離がいいとか、勘違いしてる人もいる。

どんなに個々人の技量が高かろうが、音が一つの方向性を向かず、一体になって無い、ちぐはぐな状態のものを、バンドとして評価されないのは、当然の話なのだ。

個人技能に溺れて自分が評価されないのを嘆く人は、バンドが集団戦であることの重要性を理解できてないだけである。

どんなに個々のモジュールや機能が凄かろうが、全体が一つのプログラムとして用をなさず、まともに機能しないものは、最終的に使われなくなるのである。

当のメンバーたちが、どんな姿勢でバンドに向かっているか、その内情や状態が、演奏を通してステージの外からもはっきり透けて見えてることに気付いてないで、お互いが「バンドがうまくいかないのは、あいつがわがままだからだ」とか罵り合う事が、一番残酷な光景なのかも。

音が全てを語ってるのにね。


ここまでが、2013年5月23日のツイートまとめ。

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