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またもやペンペン草(雑想箱)

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音楽作る人間のセキララな想いのつもりだけど、もともと斜めにモノを見る人なので、そういうのを気にしない人が読んでください。
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記事一覧

哀しき努力の合いがけ特盛

人は時に、極楽浄土を目指しているつもりで、皆して地獄の一里塚の第四コーナーを回るものらし…

Ren
1か月前
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Artificial Flowers

亡くなった立川談志師匠の ”人間は不快感の解消、不安からの逃避で生きているもの” その…

Ren
1か月前
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不毛な論議の百貨店

本来は、音楽理論の是非ではない。 ”使いこなし方の問題”なのである。 音楽理論否定派が、…

Ren
2か月前
3

デジタル・コミュニズム

デジタルの本質を分かってない人たちが増えるにつれ、元々それが何のために行われ出したのか、…

Ren
2か月前
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初めて見たライブの記憶

そう言えば、色んな人から「Renさんが初めて見たライブって何ですか?」と聞かれる。 「THE S…

Ren
2か月前
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ボイトレは、万能ではない。

というのは、別にボイストレーニングそのものを否定してる訳ではない。 ボイトレは、声の出し…

Ren
2か月前
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「声・音・楽」の三段階

先日から、宮城谷昌光氏の「史記の風景」という本を読んでいるのだが、そこの中に、音楽について書かれた部分が二箇所ほどあった。 「歌うということ」と「童謡の正体」という内容なのだが。 これに非常に面白いことが書いてあって、以前から自分が研究していた「老子」や「詩経」の「毛序」の中の記述と合わせると、音楽というものに対する考え方、というものが、こちらの方が個人的にはしっくりくるなぁ、という感じがした。 で、宮城谷氏も、あれこれ古今の書籍を引用しながら、「史記」の中の世界につい

推敲前「拝啓ジュリエット様」

音楽理論って最終的に美しくて心地よいフラクタル構造を音の上に作るためのものであって、カオ…

Ren
2か月前
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「拝啓ジュリエット様」

音楽理論は、最終的に美しくて心地よいフラクタル構造を、音の上に作るためのものだと思う。当…

Ren
2か月前
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人の人生なんて、上辺だけじゃ分かったもんじゃないっすよ。

いつ寝てるんだろう。 何であんなにモノを作りたがるんだろう、と良く聞かれる。 少しは休めば…

Ren
7年前
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無器用な完璧主義者たちの悩ましき日常

とかく、何かしていないと気が収まらない、という人は、日本人の中に多いのは否定できないだろ…

Ren
8か月前
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金持ちが貧乏人のコスプレをしてる

今、思い出せば、まさぼーちゃんのこの発言こそが、今の日本のロックへの痛烈な批評であり、最…

Ren
6か月前
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Let's Go To Bed / The Cureに関する一考察

多分、これ、ネイティブ・スピーカーたちに聞いたところで、意味不明な話ってのはある訳で。 …

Ren
6か月前
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呪詛とすそ

「すそ」というのは、いざなぎ流の言葉なのだそうだが、呪詛と書いて「すそ」というのだそうだ。 非常に聞き慣れない言葉なのだろうが、漢字にすると何となく見えたかと思う。しかし、この漢字から来るイメージよりも、”すそ”という言葉はもっと漠然としているのだと思う。 漢字で書くと「呪詛」というのは、”憎きあいつ”という明確な方向性と対象を帯びているようなイメージがする。それは多分に「丑の刻参り」といったあの象徴的な儀式を思い出すからだと思うのだが。 ところが「すそ」というものは、