今年は少しは何か作るか(2)

 そもそも、彼らが何を目指しているか? 違うかもしれないけれど、話を聞いた感じでは、自分が欲しいものは他にも欲しい人がいるはずだ、だから、欲しいものを作れば良い ということの様だ。昔は雑誌などでしか自分の作ったのものを公表する手段がなかったけれど、今では作ったものをネットで公表することで瞬時にその反響が戻ってくる。昔はPCBを作るのも大変だったものが、今は中国製なら、PT基板は数日で、しかも安価で作れる。半導体不足で今は部品入手が難しいけれど、あるレベルの品質の物づくりするには敷居がかなり下がったと思う。
 メーカーでの製品開発はある程度の需要がないといけないから、あれもこれもと機能がてんこ盛りで、(自分も開発していて思うけど)本当にその機能いるのってことも良くある。その点、彼らが作るものはニッチかもしれないけれど、本当の意味で欲しいものなんだと思う。
 では、自分は何が欲しいんだろう?実は、何か欲しいものがあるんじゃなくて、何が欲しいのかを手さぐりするのが好きなだけかもしれない。だから、どうやったらそれが実現できるのかを調べる時が一番面白くて、実際に作り始めると面倒になってしまうというのが最近の状況の様だ。とは言うものの、部品買って何も作らないのもなんなので、今年は少しは形にしたい。でも、ハンダ付けするのはこれまた面倒なので、CADを覚えて、中国製のPT基板でもオーダーするか。
 買った部品で、(ほとんどcopy&pasteだけど)試しにブレッドボード上でArudinoを使ったOLEDオシロっぽいのを作ったのと、Trinket M0でのUSBホスト→レガシーMIDIを動かしたのはそのままじゃあ使えない。PT2399を使ったchorus&reverbに至っては試しもしていない。いくらなんでもひどい。まあ、年内にはどうにかしよう、、、来年になりそうだな。

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