グリホサート農薬の全て
今回は色々と話題のグリホサート農薬について!
「グリホサート農薬は身体に悪い」と考えている人は多いと思います。
けれど、
なぜ悪いと言われているのか?
どのように身体に悪影響を及ぼすのか?
についてはわからない人が多いと思います。
今回はグリホサート農薬がヒトに対してどのような影響を与えるのかを詳しく解説していきます!
グリホサート農薬とは
グリホサート農薬は「ラウンドアップマックスロード」という商品名で売り出されている除草剤です。
日本でも園芸用品を置いているお店には大体置いています。
主にグリホサート農薬は遺伝子組み換え作物とセットです。
遺伝子組み換え技術によりグリホサート農薬の耐性を持つ、遺伝子組み換え作物に使用されます。
遺伝子組み換え作物=グリホサート農薬
と考えても問題ありません。
ただ、遺伝子組み換え作物ではないものにもグリホサート農薬が使われている場合もあります。
サトウキビ、ひまわり、大麦、小麦、豆類など。
これらは収穫する際に枯らしておく必要があり、その際にグリホサート農薬が使われることがあるので注意が必要です。
グリホサート農薬のヒトへの影響について
グリホサート農薬の毒性については動物実験により調べられていますが、長期での影響は詳しく調べられていません。
もちろんヒトへの影響もわかっていません。
グリホサートの毒性試験の概要→http://pssj2.jp/2006/gakkaisi/tec_info/glyphosa.pdf
しかし、最近の報告でヒトへの悪影響が多く報告されるようになってきました。
それをいくつか紹介します。
インディアナ州に住む妊婦71人の女性を調査。
妊婦の93%に検出限界をはるかに上回るグリホサート量を保持しており、グリホサートの量が高い妊婦ほど有意に妊娠期間が短いことが判明。(Environ Health.online 2018 Mar 9)
ヒトの身体に入っても速やかに処理され問題とならないとされていましたが、処理されずに残っているという報告があります。
シキミ酸回路に影響を与え、腸内細菌が死滅させる可能性。 その結果、病原性を持つバクテリアが増殖するようになり、胃腸障害、肥満、糖尿病、心臓病、うつ病、自閉症、不妊症、がん、アルツハイマー病など様々なリスクがある。(Entropy 2013; 15: 1416-1463)(Agric Food Chem. 2008 Dec 10;56(23):11533-9.)
シキミ酸回路というのは虫などが持っている特有の回路のこと。
この回路に影響を与えることで殺虫効果を果たしますが、腸内細菌も同じ回路を持っていることがわかっています。
そのため腸内細菌バランスに影響を与え、様々な疾患に関係していると考えられています。
硫酸塩代謝に影響を与え、自閉症のリスクをあげる。
(Wang, L.; Christophersen, C.T.; Sorich, M.J.; Gerber, J.P.; Angley, M.T.; Conlon, M.A. Elevated fecal short chain fatty acid and ammonia concentrations in children with autism spectrum disorder. Dig. Dis. Sci. 2012, 57, 2096–2102.)
(Launay, J.M.; Ferrari, P.; Haimart, M.; Bursztejn, C.; Tabuteau, F.; Braconnier, A.; Pasques- Bondoux, D.; Luong, C. Serotonin Metabolism and other biochemical parameters in infantile autism: A controlled study of 22 autistic children. Neuropsychobiology. 1988, 20, 1–11.)
グリホサートを解毒するために肝臓に負担をかけます。
特に硫酸塩を消費させることで様々な悪影響を与えます。
グリホサートの影響まとめ
グリホサートは身体に蓄積します。
腸内環境と肝臓に影響を与え、全身のバランスを崩します。
他にもグリホサートによる身体への悪影響は多数報告されていますので、また次回お伝えします。
お読み頂き有難うございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?