本の感想49『妖精配給会社』星新一
※本の中の、「福の神」というショートショートを読んで想像したこと。
日本人は、祈るために神社にいく。祈る内容もさまざまで、学問や恋愛や仕事、金銭などなど。星さんは、登場人物を通して、これについてユニークな着眼点を与えてくれる。
それは、「神もあんなにも大勢の人に祈られていては、一人に対する分け前を大したものにできないだろう」というもの。そしてさらに、本当に福にあやかりたいのなら、福を独り占めできそうな盲点的場所はどうか?例えば生前に裕福だった大人物の墓とかは?という思いつ