ホワイトカラーの大リストラ時代到来

○はじめに

今回は未来把握ということで、ホワイトカラーの大リストラ時代について解説していきたいと思います。ホワイトカラーとは一言で言えば、サラリーマンやキャリアウーマンのことをここでは指します。この言葉の対義語としてブルーカラーというものもありますね。よく分からない方は各自で調べてみてください。

さて、本題ですが、皆さんは今の日本が置かれている状態についてどのくらい危機感を持っているでしょうか。私は日本に対しての危機感をひしひしと感じております…

ここで、何が?と思う方は私の記事を最後まで読んでみてください。たしかにやばいかも…と思いますよ。

○大企業安定論崩壊

・老後3,000万円の真相
・定年雇用努力の義務化
・民間企業の本音
・経営方針の変化

皆さんは大手企業に就職していれば将来安定だ!などと思っていませんか?
本当に安心できるでしょうか。

というのも、昨今のニュースで麻生太郎さんが老後3,000万円を自分たちで貯めてくれと国民に対して発した言葉は皆さんの記憶に新しいかと思います。この発言から年金は、貰えない、貰えたとしても生きていける金額ではないことが分かります。

さらに、国が民間企業に対して「定年雇用努力」義務化(70歳までの就業機会確保を企業の努力義務とする)を押しつけている事からも国は私たち国民を守ることができない、雇用している企業が社員を守れ!と言っているのです。

しかし、トヨタ社長と経団連会長は民間企業の意見を代表して「終身雇用は無理」という本音を漏らしています。このことから、大手企業に就職して終身安定というのはもうすでに古い考えということになるのです。

また、終身安定だと思われた日系企業の経営方針も時代と共にスキル重視、結果重視の外資系企業のそれと同じ方針に変わりつつあります。スキルがない人材は簡単に切り捨てられる時代へとなっているのです。

このような状況下で、今後、生きていく上で必要とされる結婚・育児・住宅・車・介護等のお金を捻出しつつ、私たちは3,000万円という老後の資金を貯めることができるのでしょうか。
自分や家族を守るには、国にも企業にも頼らず、自分だけを頼らなければならない時代という認識を各々が持っておく必要があります。

○外国人人材受け入れによる雇用の変化

・少子高齢化の現状
・外国人雇用に対する需要の高さ
・今後の企業の雇用の変化と日本人の価値

今や日本は誰もが知る少子高齢化社会と化しています。そこで、外国人の人材雇用が増え日本の救世主として日々貢献しています。
以前までは、高齢者一人を三人で支える時代でしたが、現在は高齢者一人を一人で肩車する時代へと変化しているのです。つまり、30万円を稼いだとしても15万円は国、高齢者にとられ、残りの15万円で生活する時代になってしまったのです。返ってくるか分からないお金を納め、なおかつ3,000万円を老後の為に貯めてくださいというのは馬鹿らしいですよね。

このような現状でありながら、日本人の人材より外国人の人材の方が、経営者の立場からしたら需要が高いというのが本質です。

何故なら、日本人は何かとワークライフバランスやブラック企業等の体系を気にすることが多いのに対して、外国人はお金を稼ぐために日本に働きに来ていることが多く、経営者たちにとっても扱いやすく、仕事のクオリティを取って見ても日本人より雇用がしやすいのです。
気づけば、コンビニや工場・飲食店、さらには企業の脳と言われる戦略室までも外国人が活躍しているのが現実です。

上記が少子高齢化社会の本質となります。ここまでを見て、それと外国人労働者の増加に何の関係があるの?と感じる人も多いかと思います。
つまり、少子高齢化が加速することにより、日本の市場が狭くなり、消費が落ち込み海外進出を展開する企業が急速に増加するということです。それに伴い、経営陣の思考も外国人になり、グローバル人材が少ない日本人は経営者の構想から外れてしまうのです。

最終的には、外国人の雇用により賃金も上がらない上に日本人の価値は低くなる一方になります。

○AIの参入による脅威と株式会社の立場

AIとは、人間にしかできなかったような高度で知的な作業や判断をコンピュータを中心とする人工的なシステムにより行えるようにしたものですが、このAIによって、皆さんの仕事のほとんどが失われる時代になってしまいます。
業務を効率化するAIは皆さんのライバルとなってしまうのです。

日本のほとんどの企業は株式会社だと思います。皆さんは株式会社の形態をご存じでしょうか。当たり前ですが、株式会社はその会社の社長のものではなく株主のものなのです。いくら社長が社員の家族のことを思って従業員の解雇を踏みとどまっても、利益だけを見る株主には関係のないことなのです。

したがって、AIによって機械化が行われればあなたは必然的に不要な存在になるのです。

○まとめ

以上が現在の日本の実体になります。いかがでしたでしょうか。少しは危機感持てましたか?

国が、
年金はもう払えない!
老後の3,000万円は自分で貯めてくれ!
てか、企業が面倒を見ろよ!

と言っているのに対して、

企業は、
日本人より外国人の方が優秀だ!
終身雇用なんて無理だ、スキルのないやつはクビ!
AIの方が優秀だ、よし経営改革という名の大量解雇だ!

というような責任のなすりつけ合いをしているのです。

このことから、私たちが今後、生き抜く為には、スキルが必要不可欠とされる時代に変わってきているのです。大手にいれば安心だ!なんとかなるさ!今日も呑み行こう~!という楽観的な考えのあなた、本当に大丈夫でしょうか。
責任のなすりつけ合いの行方はホームレスか逆に私たちが海外へ出稼ぎに行く時代かもしれませんよ。

以上、今回は未来把握のホワイトカラーの大リストラ時代について解説致しました。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
次回は、自己変革準備について書いていきたいと思います。お楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?