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魂の結婚(7) 覚悟の扉

2人目は、女の子でした。私は「未央(みお)」と名付けました。未央は生まれて2日後、もう歩いていました。よちよち、よちよちと。昨日まで赤ちゃんだったのに、髪が長くて、とってもかわいい。彼が、未央を抱っこしました。

次の日、私が目を閉じて5次元に入ると、私は台所に立っていました。私はちょっといぶかしげに自分を見ていました。私は、料理に自信がなかったのです。

私は、アスパラガスの肉巻きをテーブルの上に出していました。他にも、様々な料理がテーブルの上に乗っていました。

私は安堵しました。料理、作れるんだ・・何でもできるんだ・・そう、感じたのです。

私が台所に立っている間、一哉と未央は一緒に遊んでいました。未央は小さな木の車のおもちゃを動かしています。

「これからも、仲良くしたい。今の状態、キツい、しんどい。あなたとつながっていると、何でもできそうな気がするのに、今はこう・・何て言うんだろう、ちっぽけな自分。形だけの自分。下らない、つまらない自分になったみたいな。

あなたといると、全てが美しく見えて。明るくて、太陽が出てて、気持ちの良い風が吹いていて」

5次元世界に入り、物事が進行していた時期は、彼との連絡が途切れていた期間でした。その間、私は「許し」の感情と向き合っていました。怒りの感情を越えて、許す。それは自分にとって、並大抵のことではありませんでした。でも、今思うと、それは必ず乗り越えなければいけない、乗り越えた先(解放)にもっと自由で身軽な世界が待っている、そんな時期だったように思います。

『5次元の恋人』では、男性側の気持ち、スピリチュアルな観点、手帳や文房具の楽しみ方など、様々な分野で記事を書いております。何か有益な気付きがありましたら、サポートして頂けると嬉しいです。